水のコラム
2022.01.27
台所のメンテナンス
キッチンの蛇口の先端を交換する手順とは?部品選びのポイントも解説!
蛇口はあらゆるパーツでできています。蛇口で水漏れなどのトラブルが起きた場合、蛇口の一部部品を取り換えればトラブルは解決するかもしれません。
そして水漏れの多くは蛇口先端のパーツの劣化やゆるみで発生しています。トラブルがあった際はすぐに対処しましょう。
パーツはホームセンターやインターネットで手に入ります。しかしバラバラで販売されているので、間違いやすいです。間違いを失くすため、既存蛇口の製造元に問い合わせ、買い求めるようにした方が確実かもしれません。
自分で交換すると部品代だけで済むのでコストを抑えられます。本記事では蛇口の種類と特徴、蛇口先端のパーツ選ぶ際のポイントと蛇口先端を取り換えるときに必要な工具、蛇口先端を取り換える手順について解説していきます。
蛇口の種類ごとの特徴
蛇口のトラブルや、水の出に違和感があれば、蛇口のパーツの取り換えを視野に入れた方が良いかもしれません。蛇口のパーツを取り換えるには、蛇口タイプによって手順が異なります。蛇口は使う場所や目的によって種類が違い、大きく次の2タイプに分類されています。
・単水栓
・混合水栓
まず「単水栓」はハンドルが1つの蛇口です。水とお湯の切り替えはなく、常にどちらか一方のみしか出ません。主に洗濯機や屋外の蛇口に使われます。
そして「混合水栓」は水とお湯の切り替えができる蛇口です。昔はハンドルが2つ付いたものが一般的でしたが、現在はシングルレバーが主流です。キッチンや洗面所、浴室に使われることが多いです。
混合水栓の蛇口は吐水口がそのまま出るものと、シャワータイプのものもあります。
基本的に蛇口先端部の取り換えは、どのタイプも簡単に行えます。しかしDIYをしたことがないと、工具を持ち合わせていなかったり、ナットやドライバーの使い勝手に慣れていなかったりするでしょう。
自力で取り換えることができれば、コストもパーツ代だけで済みますが、不安があれば専門業者に依頼するのもひとつの手です。自力で作業したためにパーツを紛失したり、元に戻せなくなってしまったりしては大変です。抵抗がある方はプロにお任せしましょう。
蛇口の先端の部品を選ぶ際に意識するべきポイント
蛇口のパーツは、ホームセンターなどで手軽に購入することができます。蛇口先端のパーツを選ぶ際に意識するポイントは次の通りです。
・蛇口のタイプ・形状がどれか
・先端パイプなのか吐水口なのか
・シャワータイプかどうかで
・蛇口に直接取り付けられるパーツかどうか
まず「蛇口のタイプ・形状がどれか」です。蛇口を交換する場合、蛇口のタイプや形状を確認し、既存の蛇口に取りつけられるパーツを選ばなければいけません。
次に「先端パイプなのか吐水口なのか」です。蛇口のタイプは単水栓と混合栓があり、先端が違う場合があります。単水栓はパイプ式の先端が多いのですが、取り換えられるのは補修用の蛇口パイプです。
混合栓は吐水口がヘッドかキャップの形をしているものが多いです。種類が多いので、メーカーからパーツを取り寄せた方が確実かもしれません。
そして「シャワータイプかどうか」です。シャワータイプの蛇口は、キッチンや洗面所に多くあります。もともとシャワータイプだったのであれば、新しいものもシャワーヘッドを選びましょう。
最後に「蛇口に直接取り付けられるパーツかどうか」です。シャワーヘッドは直接蛇口に取り付けることができるものが多いですが、その他の蛇口でも直接付けることのできるものがあります。直接つけることができれば、工具も不要で手で付けることができ、簡単です。
ストレートに出る蛇口からシャワータイプの蛇口に変更する場合は、直接取り付けるできるものを選べばとても便利です。
しかし、シャワーヘッドは便利な反面、定期的に交換が必要なものもあるので注意しましょう。取り付けは簡単でも、手間とコストがかかってしまうかもしれません。
パーツを購入する際は間違えないように、メモにしっかり記したり既存の物を持参したりしましょう。間違って購入してしまうと手間もコストも余分にかかってしまいます。
蛇口の先端を交換する際に用意するべき道具
蛇口の先端を取り換える際、道具はそんなに必要ありません。各家庭にあるようなドライバーセットの内容でも十分です。
まず単水栓のパイプ式のパーツの場合は、使う工具は「モンキーレンチ」1つです。
混合栓の場合は、蛇口の種類によって必要な工具が違ってきます。キャップ式であれば、手での取り換えもできますが、細かい部分の作業には道具を必要とするケースもあります。
取り換えるパーツや製造元の説明書に、必要な工具が書かれています。多くの場合は、ンチやドライバーを用意しておけば、カバーできるでしょう。
キッチンの蛇口の先端を交換する手順
キッチンの蛇口先端を交換する方法は単水栓と混合水栓で異なります。まずは単水栓から見ていきましょう。単水栓の取り換え手順は以下の通りです。
・モンキーレンチで既存の先端のパイプを取り外す
・新しいものを取り付ける
単水栓の場合、モンキーレンチを使って元々ついている蛇口の先端を挟んで引っこ抜き、外します。そして新しい部品を蛇口に差し込み、モンキーレンチで留め具を締めます。
最後に水漏れがしないか確認します。
次に混合水栓の取り換え手順です。混合水栓は単水栓より簡単で手軽に、蛇口先端を取り外すことができます。色々な形状がありますが、キャップ式であれば手でねじって外せます。
素手で外すことができなければ、ペンチでつまんで引き抜きます。新しいものを取り付ける際は、外した逆の手順で付けます。ヘッド自体を交換する場合も同じ手順で交換します。
メーカーによっては詰めをひっかけなければいけないものがあります。その際は、ドライバーを使うと作業がしやすいです。
蛇口先端の取り換えは難しくありません。自力で取り換え作業を行うと、パーツ代だけの出費で済みます。自力で取り換え作業を行うときはパーツを無理矢理取り付けない、ナットは強く締めすぎないことに注意しましょう。
取り換える蛇口が古かったりすると、無理な力が加わることで破損してしまう恐れがあります。古い蛇口であれば、蛇口本体を丸ごと交換した方が良いでしょう。
まとめ
ここまで蛇口の種類と特徴、蛇口先端のパーツ選ぶ際のポイントと蛇口先端を取り換えるときに必要な工具、蛇口先端を取り換える手順について解説してきました。
蛇口には単水栓と混合水栓があり、取り換え手順も蛇口タイプにより異なります。取り換え作業を行う際には、蛇口タイプを必ず確認しましょう。
またパーツを買い揃えるときは、蛇口タイプ含めパーツを間違えて購入しないように事前に確認しましょう。蛇口先端部の取り換えは簡単に行えます。
しかし、古い蛇口は力を入れすぎると壊れてしまいますので力加減に注意して作業してください。
また、古い蛇口は蛇口丸ごとの交換も検討しましょう。蛇口先端の取り換え作業は簡単なので自力でもできます。しかしDIYをしたことがないなど、ドライバーやパーツの取り扱いに慣れていなければ、専門業者に依頼して取り換えを行ってもらうこともできます。不安な場合は問い合わせてみましょう。
実際に作業をしない場合でも、手順や構造の基礎知識があるとトラブル時に慌てずに済みます。