水のコラム
2023.06.27
キッチン
キッチン水栓の交換する費用はどのくらい?内訳や蛇口の種類も紹介
キッチンの蛇口が古くなって、新しいタイプに交換しようと考えている人はいませんか。しかし、どのくらいの費用がかかってくるのかが、心配です。
そこでこの記事では、交換にかかる費用をお伝えします。
キッチン水栓を交換するタイミング
キッチンを交換するタイミングを、ここから紹介していきます。
耐用年数は10年が目安
蛇口の耐用年数は10年が交換の目安だと言われています。10年を過ぎると色々な場所から水漏れや、故障が起きてくるのです。設置してから10年以上経っていたら、交換のタイミングだと考えておきましょう。
不具合が生じる
不具合が生じてきたときも交換のタイミングです。使用頻度によって不具合が早めに起こる可能性もあるのです。接続部パッキンの接続部が劣化により、亀裂が入っている場合は交換で済みますが、それ以外は交換を検討しましょう。
水漏れが酷い
パッキンやナットの締め直しをおこなっても、水漏れが酷い場合は蛇口を交換しましょう。内部の部品が破損していたり、本体が故障していたりすることが考えられます。自分で出来ないときは、業者に相談してください。
故障したい場所の部品がない
古くなってくると、部品が生産中止になっていることがあります。消耗品であれば、代用できる製品も購入できる可能性があるのです。しかし、メーカー製品は10年を目安に中止することが多いため、部品が購入できないときは交換のタイミングです。
キッチン水栓を交換する費用の内訳は?
キッチンの水栓を交換することを検討した際、いちばん気になるのは費用ではないでしょうか。何にいくらほどかかるのかを知っておくことで、安心して交換を検討できるのです。そこでここからは費用の内訳を紹介していきます。
水栓交換の基本料金
水栓を交換するのに業者に依頼した場合は、基本料金が発生します。基本料金は業者によってさまざまなので、直接確認することが大切です。これは交換作業などにかかる費用であるため、時間や人数によっても異なります。
見積書などを取り寄せたときに、基本料金がどのくらいかかるのかを確認しておきましょう。また目安としては8,000〜16,000円ほどが相場です。
オプションが必要となる工事
キッチンの電源の増設や、点検口の造作などをやる場合は、オプション工事扱いになります。基本料金にプラスされて請求されることが多いのです。現地調査の際、事前に業者の方と相談しておくことが良いでしょう。
ここからは各オプション扱いになる状況を細かく解説していきますので、確認してください。
電源の移設や増設
水栓をタッチレスに交換する場合などは、電源の移設や増設が必要になります。シンクの下側に電源があるときはそのまま付けられますが、無いときは新たに電源を設置しなければなりません。自分で確認しておくこともおすすめです。
コンセントの差し込み口を増やす工事では5,000〜10,000円程度、既存のコンセントを分岐する増設工事では10,000〜20,000円ほど、分電盤から新規で引く増設工事では15,000〜30,000円が目安になります。
点検口の造作
キッチンのシンク下収納の背板にあいている四角い穴を点検口と言います。これを造作する場合も工事が必要です。電源の移設や増設の際にこの場所を開ける必要があるのですが、点検口が無い住宅もあります。
この場合は、新しく点検口を作る工事が必要になります。点検口本体の費用は2,000円〜5,000円ほどですが、工事費を含めると20,000円〜30,000円の相場です。基本料金にオプション代がプラスされると考えておきましょう。
穴開け工事
水栓とは別に浄水器などを取り付ける場合は、穴開け工事が必要になります。キッチンキャビネットに新しく穴を開けて、浄水器を取り付けるのです。またホールタイプの異なる水栓を取り付ける場合も、工事が必要になります。
この場合の工事費用は12,000円〜16,000円の相場です。業者によって工事費込みで金額を出す場所もあるため、見積書を確認してみてください。内訳がしっかり記載されていない場合は、問い合わせてみることも大切です。
交換するキッチン水栓タイプによって費用が異なる
交換するタイプによって費用が異なります。同じタイプの蛇口交換であれば、安く済みますが違うタイプをつけたい人は、多少金額がアップすると考えておきましょう。ここからいくつかの事例を紹介していきます。
単水栓と混合栓
単水栓は、水やお湯のどちらか一方しかでない水栓です。また混合栓は、取り付ける給水管の穴が2つ空いているものになります。単水栓を混合栓に変更したい場合は、穴あけ料金が発生するのです。
ワンホール混合栓とツーホール混合栓
ワンホール混合栓には、さまざまなタイプの蛇口が存在します。シャワー付に交換する場合は20,000〜25,000円、タッチレスに変更するには50,000〜60,000円が相場です。浄水器付きは50,000〜100,000円ほどかかることもあります。
台付き混合栓と壁付き混合栓
給水管の取り付け穴がシンクにある場合は、台付き混合栓です。給水管の取り付け穴が壁にあるときは壁付きだと覚えておきましょう。違うタイプにするときは、12,000〜16,000円がオプション代としてかかります。
キッチン水栓の交換工事費用は?
ここからは、水栓別の工事費用を紹介していきます。
ワンホール混合栓
ワンホールタイプは、シャワー機能や浄水機、タッチレス機能が存在します。これらを新しく付けたい場合は、20,000〜100,000円程の相場です。水栓の機能やメーカーによって、金額は異なります。
ツーホール混合栓
ツーホール混合栓では、シャワー付きの機能はありません。単水栓からツーホールに変更したいときは、10,000〜15,000円ほどでできることが特徴です。コストパフォーマンスを安くしたいときは、こちらの水栓がおすすめです。
壁付き混合栓
壁付もツーホール同様、多彩な機能がついていません。台付から壁付に変更したいときは、10,000〜15,000円ほどで済むと考えておきましょう。便利な機能が付けば付くほど金額が上がります。
交換工事費のみ
自分で製品を購入して工事だけして貰いたい場合は、購入前に業者に相談してください。受けてくれる業者とNGな業者が存在します。この場合の施工費用は10,000〜100,000円と幅広く設定されています。いちど相談してみましょう。
まとめ
キッチンの蛇口を交換するタイミングは、故障以外でも10年経ったら交換することや、新しい便利な機能を取り付けたいと感じたときがタイミングです。シャワー付きや浄水器付きのものは、多少高額になりますが人気があります。
タッチレス水栓などは、衛生的にも優れています。蛇口を汚さずに手が洗えるので、現在では需要が増えてきている機能です。交換を検討したら、まずは自宅にある水栓を確認しましょう。
確認ができたら、業者に相談をして見積もり書をだして貰います。このときに大切なのは、工事一式や施工代とまとめられていないかを確認することです。しっかり詳細を記載してくれる業者を選びましょう。