水のコラム
2022.07.28
キッチン
キッチンの壁紙にはどんな効果が?効能を紹介
キッチンの雰囲気を変化させたいと感じている方はいないでしょうか。安く簡単にキッチンの雰囲気をガラリと変化させられるのが、壁紙のリフォームです。
壁紙リフォームでは雰囲気を変化させること以外にも、さまざまなメリットが受けられます。
そこで今回はキッチンの壁紙が持つ役割、キッチンの壁紙リフォームの参考例、壁紙リフォームにかかる費用相場と期間、壁紙リフォームで気を付けたいポイントについて詳しく解説します。
キッチンの壁紙の役割とは?
まず、キッチンの壁紙にはどのような役割があるのでしょうか。ここではキッチンの壁紙が持つ役割について3つご紹介します。
キッチンの印象をよくする
キッチンは壁紙を利用することで印象をよくすることができます。
もともとキッチンは暗い印象を持つことが多く、そのような印象の空間ではせっかく作った料理もおいしそうに見えないというデメリットがあります。
白っぽい壁紙やアイボリーの壁紙を利用することで、明るい印象に変化し料理もおいしそうに映ることでしょう。
壁紙によって印象を良くできるということは、壁紙によっては逆に暗い印象を与えてしまうこともあります。貼る前にしっかりとイメージをして選ぶようにしましょう。
デザイン性で空間を素敵に演出できる
壁紙を一色で統一せずに、あえて複数種類の壁紙を組み合わせたり、個性的な模様を作ったりすることで、素敵な空間を演出できます。
家族の好みをそれぞれ反映させた壁紙を組み合わせるなどすると、会話も弾み雰囲気も明るくなるでしょう。複数種類を組み合わせるといっても、3~4色程度に収めることをおすすめします。
ダイニングキッチンの場合には、周囲の色や雰囲気と合わせることを意識すると、よりよくまとまるのではないでしょうか。
キッチン環境を快適に保つ
キッチンの壁紙は環境を快適に保つ重要な役割も果たしています。キッチンの壁には調理中の油や調味料が飛び散り、どうしても汚れが目立ってしまう場所です。
さらに、常に火を使う環境のため、火が燃え移る危険性もあります。
キッチン用の壁紙は汚れが付きにくいもの、カビが発生しにくいもの、汚れがついても掃除で落としやすいもの、素材が不燃や準不燃で火事に発展しにくいものなどさまざまな機能が搭載されています。
さらに、アレルギー物質を吸収してくれる壁紙も誕生してきており、壁紙の性質をしっかりと理解して選択すると、キッチンの環境がとても快適になります。
キッチンの壁紙リフォームの参考例
では具体的にどのような壁紙リフォームができるのでしょうか。いくつかおすすめの例をご紹介します。
壁紙の色やデザインを考える壁紙リフォーム
壁紙のカラーやデザインをしっかりと考えておくことが、キッチンをオシャレな雰囲気に変化させるには重要なポイントです。
シンクのカラーや照明器具とのバランスが取れているかを考えながら、壁紙のカラー、デザインを選ぶようにしましょう。
キッチンにある食器や家電製品は、キッチンの雰囲気を崩してしまう原因となりがちです。無地の壁紙をベースにすることで、まとまりが出てバランスが良いキッチンを作ることができます。
キッチンの空間とのバランスを考える壁紙リフォーム
ダイニングキッチンの場合には、空間全体のバランスを整えることを重点的に考えたほうがいいでしょう。調理をするスペースのみが目立ってしまうことは避けたい事態です。
ダイニングで落ち着いて食事をするためには、ダイニングとキッチンのバランスが最も重要になります。
これらを考慮するとダイニングキッチンのときには暖色系の壁紙がおすすめです。オレンジや黄色系の壁紙は、食欲をアップさせる効果もありながら落ち着いて食事ができるためおすすめです。
機能性重視の壁紙リフォーム
先述した通りキッチンは油汚れや調味料汚れなどが付きやすく、汚れが目立ってしまう危険性があります。汚れが気になる人や頻繁に掃除をすることが難しい人におすすめの壁紙が柄物の壁紙です。
比較的汚れが目立ちにくく、汚れによって清潔感が欠如する心配も少なくなります。
さらに、キッチン用壁紙には汚れ防止機能付きという製品があります。この壁紙を利用することで、油汚れや調味料の汚れが付着していても軽く拭くだけで綺麗に落とすことができます。
抗菌機能付き壁紙やカビの発生を防止する壁紙などもありますので、一度探してみてください。
キッチンの壁紙リフォームにかかる費用相場と日数
キッチンの壁紙をリフォームすると、どのくらいの費用と日数が必要となるのでしょうか。リフォームにかかる費用相場と日数を解説します。
キッチンの壁紙リフォームの費用相場
キッチンの壁紙をリフォームする場合の費用相場は、壁紙自体の価格によって変化します。
壁紙(クロス)は大きく2種類あり、量産品クロスと一般品クロスに分けられます。量産品クロスの場合には1平方メートル当たりの料金は800~1,000円程度、一般品クロスの場合には1平方メートル当たりの料金は950~1,500円程度が一般的のようです。
壁紙のリフォームの場合には壁紙自体の価格に加えて、クロスの廃材処分費用や家具の移動に伴う追加料金が発生する可能性があります。
業者に依頼する際にはあらかじめ追加料金に関しても確認しておきましょう。
キッチンの壁紙リフォームにかかる日数
キッチンの壁紙リフォームのみであれば、日数がかかる心配はありません。
実際にはキッチンの広さや交換する壁紙の種類にもよりますが、多くの場合には1~3日程度で作業は完了します。壁紙の張り替え中にはキッチンが思うように使用できない場合もありますので、あらかじめどのくらいの期間を要するか確認数量にしましょう。
キッチンの壁紙リフォームで気を付けたいポイント
キッチンの壁紙リフォームにおいて事前に気を付けたいポイントがあります。
ここではそれらのポイントについて解説します。
汚れに強い壁紙を選ぶ
キッチンの壁紙は油や調味料などの汚れが付着しやすい場所でした。
これらの汚れは一度壁紙に付着すると掃除が大変なものがあります。掃除をしても取れにくいと、そのまま放置することとなり、清潔感がなくなるだけでなくカビが発生する原因にもなります。
キッチン用の壁紙で汚れに強い製品も登場してきています。
それらの壁紙を選択することでしつこい油汚れでも色の濃い調味料汚れでも、軽くふくだけで落とせるようになります。
消臭効果の高い壁紙を選ぶ
汚れやすいキッチンの壁紙だからこそ気を付けたいのが、消臭効果があるかどうかです。
拭き掃除で汚れが取れたとしても、その汚れの臭いや、料理の臭いなどは拭き掃除で完璧にとることはなかなかできません。
特にダイニングキッチンでは、生活スペースに臭いが充満してしまうことが気になる方もいることでしょう。
キッチン用壁紙には光触媒や消臭剤を付着している消臭機能付き壁紙もあります。このような壁紙は油汚れの臭いや料理の臭いなど気になる臭いを分解、吸収してくれるためおすすめです。
コンロのそばには不燃認定の壁紙を選ぶ
ガスコンロを使用している場合には、コンロ周りには不燃認定されている壁紙を貼ることを強く推奨します。不燃認定の壁紙であれば、通常の壁紙よりも防火性に優れているため、火災に発展する可能性を減らすことができます。
日ごろの調理を安心して行うためにも、不燃認定の壁紙を使用することをおすすめします。
まとめ
今回はキッチンの壁紙が持つ役割、キッチンの壁紙リフォームの参考例、壁紙リフォームに必要となる費用相場と期間、壁紙リフォームで事前に気を付けたいポイントについて詳しく解説してきました。
キッチンの壁紙は空間の雰囲気をガラリと変化させられることに加えて、汚れを目立たなくすることや過ごしやすい空間にする効果などがありました。壁紙のリフォームを検討している方は今回ご紹介したリフォーム事例を参考にしてみてください。
また、事前に確認したいポイントは非常に大切なことばかりですので、リフォーム前には確認するようにしましょう。