水のコラム
2021.12.27
水まわり
ユニットバスの交換費用の目安とは?安く抑える方法も解説!
ユニットバスは大体20年程度が交換時期と言われています。実際には、使用頻度や手入れの有無によって交換時期は変わるので、まだ交換しなくても大丈夫だと思っていたら急遽交換が必要なこともあるでしょう。
今回は、いざという時、慌てずに済むようユニットバスの交換にかかる費用や安く抑えるポイントを紹介します。
ユニットバスの交換費用の目安
ユニットバスの相場は一般的に40万~150万円程度と言われています。ユニットバスの費用は、ユニットバスのグレードの違いや工事費用、その他オプション費用によって変わります。
そのため、ユニットバスを交換する際は、事前にグレードのち外などを把握しておく必要があるでしょう。ここからは、ユニットバスのグレードや大きさ、費用などを紹介します。
■ユニットバスのグレードと大きさ
ユニットバスには、3つのグレードと2つのサイズがあります。グレードには「ロー」「ミドル」「ハイ」があり、ユニットバスの持つ特性が異なります。
ローグレードは、シャワーや水栓といった設備は簡易的なもので、浴槽と床に断熱材の使用はありません。価格が安いというメリットはありますが、使い心地は並程度。費用は60万円程度です。
ミドルグレードは、浴槽や床に断熱材を使用。設備に関してもトーグレードよりも高品質。費用は80万円程度になります。
ハイグレードは、高級感を感じられるお洒落なデザインに高機能や高品質の設備が揃っています。しかし、費用は100万円以上と高額なものが多いです。
これら3種類のグレード名が一般的ですが、メーカーによっては異なる名称を使用している場合もあります。その場合、金額でどのグレードなのか当てはめて考えてみるとよいでしょう。ユニットバスの大きさは0.75坪と1.0坪の2種類です。マンションは大半が0.75坪で、一戸建ては0.75坪か1.0坪のどちらかに分かれます。費用に関しては、0.75坪より4万~7万円程度高くなります。
■オプションにかかる費用
オプションには、追い焚き機能やバリアフリー化など使用者の希望によって増減します。浴槽に溜めたお湯が覚めてしまった場合に再度温める「追い焚き機能」は4万円程度、浴室内の「換気」「乾燥」「暖房」「衣類乾燥」「涼風」「ミストサウナ」「カビ抑制機能」「衣類脱臭機能」などの浴室換気暖房乾燥機機能は8万円程度です。
そのほか、残ったお湯を洗濯機と繋いでおいて利用ができるため、残り湯利用機能が4万円程度、三枚になった引き戸が弱い力でも開け閉めができる三枚引き戸は8万円程度です。
三枚引き戸を選ぶメリットは、お年寄りや子供の事故防止になる点です。そのため、お年寄りやお子さまと暮らしている場合はおすすめです。また、事故を未然に防ぐ方法として、手すり設置などの方法もあります。
そのほか、浴槽で娯楽を楽しみたい場合は、浴室スピーカーや、浴室テレビなども付けることが可能です。
このように浴槽には、様々なオプションがあるため、家族構成や自分のライフスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。浴槽以外にも床や壁の材質を変更したり、シャワーや水栓の変更、デザインの変更などによって費用は変わります。予算と相談をしながら決定しましょう。
■工事費用
工事では、ユニットバスの搬出・搬入やその経路の確保、内装、配管などさまざまな項目に分かれ、費用も現場に応じて変わります。浴槽を交換する際よく行われる工事である古いユニットバスの解体、浴室と洗面所の間の壁解体、解体工事は10万円程度です。ユニットバスに配管を繋ぐ配管工事は、8万円程度します。
そのほかにも「仮設工事」「木工事」「内装工事」「電気工事」「設備工事」などもあり、全ての工事が3万~5万円程度します。そのため、浴槽の工事費用は、総額で50万円前後になることが多いです。
また、費用は、お願いする業者やユニットバスの種類、設置する建物によって大きく変わります。実際に見積もりをお願いし、相場を照らし合わせながら検討していくのがおすすめです。一つの業者ではなかなか判断するのが難しいため、見積もりは3社ほどに出してもらうといいでしょう。
ユニットバスの交換費用を安く抑えるテクニック
ユニットバス交換の費用を抑えるにはどのようにすればいいのかを紹介します。ユニットバス交換費用を安くするポイントは大きく分けて3つです。
それぞれが必ずしも抑えられるというわけではありませんが、これを行わないと相場よりも高い金額で工事をすることになりかねません。簡単に実践ができることばかりなので、浴槽交換を考えている方は参考にしてください。
■相見積もりをとる
ユニットバス交換の費用を決定するのは、施工業者です。そのため、業者によって金額が異なるので、1社の見積もりした場合相場よりも高くなってしまうことが多々あります。そうならないためにも複数業者に見積もりをお願いするのがおすすめです。
また、業者の中には、相見積もりを歓迎しているところもあります。相見積もりを歓迎している業者の場合は、見積もり内容を比較し、積極的に質問するといいでしょう。
■自分に合ったグレードを選択する
上記で紹介したユニットバスのグレードによって料金は30万円以上も変わります。
無理をしてハイグレードにしてもほとんど使用しなければ宝の持ち腐れです。それならば、グレードを下げ、衣類乾燥機能などの自分に必要なオプション付けたほうが安く済むでしょう。魅力的な機能やデザインはあるかもしれませんが、本当に自分に必要なのかをよく考えて決定しましょう。
■補助金・助成金の活用
国や地方自治体が行っている補助金・助成金制度の活用はとても有効です。特定の条件を満たすことで、工事費用の一部または全額を負担してくれるとても素晴らしい制度です。コロナ禍の現在、今まで以上に住宅に関する制度が増えたので、ぜひ活用しましょう。
ユニットバスを交換する際に理解しておくべき点
ユニットバスを交換する際には、ユニットバスの規格が自分の浴室に合うのかを確認しましょう。ユニットバスはメーカーによってサイズが若干異なるので業者の人に確認をお願するのを忘れないよう注意が必要です。マンションの場合に多いのが、配管工事や設備などで一部禁止されていることがあります。どのような工事がNGなのかは特に重要なので、事前に調べておきましょう。
また、ユニットバス交換時に建物の構造上の劣化が発見される場合、取り付けが出来ないと言われることもあります。見積もりの際に確実に交換が可能なのかを業者の人に確認しておくといいでしょう。
まとめ
今回は、ユニットバス交換の際の費用やユニットバスの種類などを紹介しました。ユニットバスの交換工事は1日で終わるものですが、その事前準備を含めると数か月にも及ぶ場合があります。
気を付けるべきところや疑問・不安などしっかりと確認をしながら交換を行いましょう。大きな金額が必要になる工事なので、後悔をしないようにしっかりと検討していかなければなりません。一人で悩まずに、多くの人の意見を参考にするのも手です。
ユニットバス交換の相談や見積もりは、無料で相談に乗ってくれる業者が多いです。そのため、悩んだらまずは相談してみましょう。特に地元密着のリフォーム業者に相談すると丁寧に分かりやすく教えてくれる場合が多いのでおすすめです。