水のコラム
2021.10.08
トイレのメンテナンス
トイレの節水方法は?トイレタンクでできる節水対策
トイレで節水すれば水道代が大きく変わる?
家の固定費を少しでも減らしたい時、トイレの節水に取り組もうとする方は多いと思います。実はトイレは、お風呂に次いで2番目に水を使う量が多い場所なのです。トイレの節水を上手にできれば、毎月の水道代が大きく変わる可能性があります。
この記事では、トイレの節水方法についてまとめています。決してやってはいけない、間違った節水対策についても書いているので、既に節水対策に取り組んでいる方もぜひ参考にしてみてください。
トイレタンクにペットボトルは決して入れないこと
まず、トイレタンクにペットボトルを入れるのはやめましょう。有名な節水方法に、水の入ったペットボトルをトイレタンクに入れる方法があるようです。トイレタンク内の水かさが増えて節水につながる、という理屈なのですが、これには大きなデメリットが2つあります。
1つ目に、必要な量の水が流れなくなってしまいます。トイレが終わったあとレバーを回すと決まった量の水がタンクから流れ、排泄物が流されていきますが、ペットボトルがタンクにあると決められた量の水が出てこず、排泄物が流れない場合があるのです。また、水が足りないと流れたように見えても排水管の途中で詰まってしまうことがあり、故障の原因になってしまいます。
2つ目に、トイレタンク内の部品が壊れる可能性が高まることです。一度でもトイレタンクを開けたことがある方は分かると思いますが、トイレタンク内にはさまざまな部品が複雑に組まれています。タンク内に溜める水や流す水の量を調整するなど、それぞれの部品が必要な役割を果たしているのですが、そこに硬くて重いペットボトルを入れると、部品が曲がり壊れてしまう危険性があるのです。
節約のためにペットボトルを入れたはずなのに、修理のために余計な出費が発生しては元も子もありません。今既にペットボトルをタンクに入れている方は、再検討をおすすめします。
DIYでできるトイレの節水方法
ご自宅でできるトイレの節水に有効な方法を4つご紹介します。
・レバーの大小を使い分ける
単純なことですが、トイレを使い終わった後できちんとレバーの大小を使い分けるだけでも十分な節水効果があります。トイレの機種にもよりますが、たとえばあるトイレは大と小で流れる水の量に2Lの差があるのです。5人家族が1日2回ずつ小を利用したとして、小で流せばいいところを大で流してしまうと、20Lも差が生まれてしまいます。
逆に言えば家族全員がきちんと小で流すことを意識すると、最大20Lも節水できるのです。小の利用であっても紙を一緒に流す時などは、むしろ大で流さないと詰まってしまう場合もありますが、男性で小だけを流す時は、レバーをきちんと使い分けるようにしましょう。
・一度に2回水を流すのをやめる
「二度流し」と呼ばれるやり方ですが、トイレをしている最中に水を流しておいて、用を足した後でもう一度水を流すのはやめましょう。一度の利用で2回流すことは、単純計算で本来の2倍水を流していることになります。
用を足している音を聞かれるのが恥ずかしい方向けに、音を消してくれる専用の機械や、最近はスマホの消音アプリもあります。不必要に水を流すのはやめて、消音専用のツールに切り替えれば、かなりの量を節水できるはずです。
・お風呂の残り湯で流す
上の2つに比べると少し大変ですが、お風呂の残り湯を利用するやり方もあります。方法自体はシンプルで、小をした時にお風呂の残り湯を便器に流し入れるだけです。小を流す時は約3Lの水があれば良いので、バケツで運べばトイレの水を使わずに小を処理できます。
・水洗トイレ節水器ロスカットを取り付ける
トイレの節水グッズはたくさんありますが、中でも「水洗トイレ節水器ロスカット」は有名です。トイレの水を流すと、排泄物を流し終わった後もしばらくチョロチョロと水が流れ続けていることがあります。
この水洗トイレ節水器ロスカットは、最後にチョロチョロ流れてしまう水をカットしてくれるので、本当に不要な水だけを節約できるのが特徴です。3,000円前後でネットでも購入でき、取り付けも難しくないので、本気で節水を目指す方は購入してみてはいかがでしょうか。
業者に頼んでトイレの点検をしてみよう
ここまで書いたやり方をすべて実践してもまだ水道代が高い場合、トイレの一部が劣化して水が漏れだしていたり、部品が古くて余計な水が流れていたり、ということがあるかもしれません。トイレの見えない部分や細かい部分まで自力で確認するのは難しいので、一度プロの水道業者に相談して、トイレ全体を点検してみることをおすすめします。
ひょうご水道職人は尼崎市、西宮市、加古川市、宝塚市、福崎町、香美町、佐用郡、赤穂郡など、兵庫県内であればどこでも駆け付ける水道業者です。トイレが壊れてしまった時はもちろん、点検だけしてほしいといったご相談も対応します。フリーダイヤルは24時間365日受け付けているので、気になった方はお気軽にご連絡ください。