水のコラム
2023.11.28
トイレのつまり
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する方法とは?選び方とあわせて解説!
トイレは生活する上で欠かせませんが、さまざまな要因でつまることがあります。
トイレがつまった場合、家にある身近なものですぐに解決したいと思う方もいるでしょう。
そこで今回は、ワイヤーブラシや家庭によくある針金ハンガーでトイレのつまりを直す方法や使用の際の注意点、ワイヤーブラシの選び方などをご紹介します。
トイレのつまりでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ワイヤーブラシはどんなときに使える?
トイレのつまりはワイヤーブラシで解決できることがあります。
ただし、すべてのつまりがワイヤーブラシで解決できるわけではありません。
ここでは、ワイヤーブラシで解消できるつまりと解消できないつまりについて解説します。
判断を間違えてワイヤーブラシを使うと悪化してしまうおそれがあるため、気をつけましょう。
ワイヤーブラシで解消できるつまり
ワイヤーブラシで解消できるつまりは、以下のとおりです。
- ●トイレットペーパー
- ●ティッシュペーパー
- ●排泄物
- ●嘔吐物
- ●残飯
- ●ビニール袋
- ●生理用品やおむつ
- ●ペットのトイレ砂
一般的に水に溶けるものや引っ掛けて取り出せるものによるつまりは、ワイヤーブラシで解決できます。
ただし、無理やり取り除こうとすると、便器を傷つけてしまうおそれがあるため、丁寧に取り出すようにしましょう。
万が一ワイヤーブラシで押して奥に入り込んでしまった場合は、すみやかに修理業者に依頼してください。
特に生理用品やおむつがつまった場合は、取り出すのが遅くなると、水を吸って膨らむことで状況が悪化してしまうため、注意しましょう。
ワイヤーブラシで直せないつまり
ワイヤーブラシで直せないつまりは、以下のとおりです。
- ●固形物
- ●重いもの
- ●排水管内で起こっているつまり
トイレのつまりの原因として、おもちゃやスマートフォンがよくあげられますが、固形物や重さがあるものはワイヤーブラシでは取り除けません。
誤ってワイヤーブラシを使うと、さらに奥に入り込んでしまったり、トイレを傷つけてしまったりするおそれがあるため気をつけましょう。
また、便器ではなく排水管内で起こっているつまりは、ワイヤーブラシでは届かないため取り除けません。
排水管内でつまりが生じた場合は、すみやかに修理業者に依頼しましょう。
ワイヤーブラシを使ってトイレつまりを直す方法
ワイヤーブラシを使ってトイレのつまりを解決したい場合、気をつけなければならない点があります。
また、ワイヤーブラシが家にないという場合もあるでしょう。
ここでは、ワイヤーブラシでつまりを解消する手順、作業中の注意点、ワイヤーブラシの代用品について解説します。
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する際の手順
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する手順は、以下のとおりです。
- 1.ワイヤーブラシを便器の穴に入れて少しずつ伸ばす
- 2.ワイヤーブラシがつまりにぶつかったら、柄を回しつまりを引き出す
- 3.便器の水位が減り始めたら、バケツなどで少量ずつ水を流す
ワイヤーブラシでつまりの原因となっているものを引き出す際は、優しく少しずつ掻き出すようにして取り除きましょう。
また、便器の水が飛び散るおそれがあるため、事前に新聞紙やいらないタオルなどを床に敷いて作業するのがおすすめです。
使い終わったワイヤーブラシは、以下の手順で保管しましょう。
- 1.いらないタオルやスポンジに酸性洗剤をつけて洗う
- 2.乾いた雑巾で水気を拭き取る
- 3.乾燥させる
- 4.防錆潤滑剤を吹きかけて保管する
ワイヤーブラシは濡れたまま保管するとサビてしまうため、水気をきちんと拭き取り、防錆潤滑剤を吹きかけてサビないように保管しましょう。
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する際の注意点
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する際は、以下の注意点に気を付けましょう。
- ●奥に押し込まないようにする
- ●むやみやたらに動かすと便器を傷つけるおそれがある
ワイヤーブラシでトイレのつまりを解消したい場合、つまりを探す際に誤って奥に押し込まないように注意が必要です。
奥に押し込んでしまった場合、つまりの原因によっては便器の取り外しが必要になるかもしれません。
また、ワイヤーブラシはむやみやたらに動かすと便器を傷つけてしまうおそれがあります。
便器を傷つけてしまうと、修理費用はさらに高額になってしまうため、作業に不安を感じる場合や簡単に取り出せない場合は、無理せず修理業者に依頼しましょう。
針金ハンガーで代用する場合
ワイヤーブラシが家庭にない場合は、家庭によくある針金ハンガーで代用できます。
針金ハンガーで代用する場合の手順は、以下のとおりです。
- 1.針金ハンガーの取手部分をペンチで切る
- 2.トイレの便器の穴に入れる方を輪っかにする
- 3.輪っか状に曲げた先端を便器の穴に突っ込み、つまりの原因を探す
- 4.つまりに当たったら上下に動かしてつまりの原因を取り出す
- 5.便器の水位が減ってきたら、バケツなどで少量ずつ水を流す
針金ハンガーを使う際は、便器を傷つけないように突っ込む方を輪っかにすることを忘れないようにしましょう。
また、つまりの原因を見つけたら、押し込まないように優しく動かして取り除くように注意してください。
ワイヤーブラシの選び方
ワイヤーブラシは商品によって長さ、形状、素材が異なります。
ここでは、トイレつまりの解消に適しているワイヤーブラシの選び方について解説します。
長さ
トイレつまりを解消するために使用するワイヤーブラシは3mから5mほどのものがおすすめです。
ワイヤーブラシには1m未満のものから15m以上のものまであります。
短すぎるとつまりの原因物質に届かず、長すぎるとワイヤーブラシ本体がつまるおそれがあるため、短すぎず長すぎない3m〜5mほどのものを選びましょう。
形状
ワイヤーブラシはヘッド部分にバネがついていたり、ブラシになっていたりと、多種多様な種類があります。
つまりの原因によって適している形状が異なるため、原因に合わせて選ぶことが大切です。
こびりついた汚れによるつまりを取り除く場合はブラシ、排泄物や嘔吐物、残飯によるつまりを取り除く場合は度合いに合わせて3連ブラシ、5連ブラシを使いましょう。
素材
ワイヤーブラシには、プラスチック製や金属製など、さまざまな素材のものがあります。
つまりの原因によって適している素材が異なるため、原因に合わせて選ぶのが大切です。
たとえば、硬いものによるつまりは強度の高い金属製のワイヤーブラシを、トイレットペーパーなどの軽度なつまりはプラスチック製のワイヤーブラシを使用しましょう。
トイレつまりの対応が遅れるとどうなる?
トイレがつまったときは、速やかに対処する必要があります。
トイレつまりの対応が遅れると、以下のようなトラブルが発生するおそれがあるためです。
- ●トイレの故障
- ●便器の水が溢れる
- ●完全につまる
ただし、トイレットペーパーや排泄物、トイレに流せる掃除シートによるつまりは、一旦様子を見ることで自然と直ることがあります。
トイレットペーパーや排泄物のつまりは2〜3時間程度、トイレに流せる掃除シートのつまりは半日〜一晩程度放置しておくと直るかもしれません。
便器の水が溢れる
トイレがつまると、行き場をなくした水が逆流し、便器の水が溢れることがあります。
便器の水には多数の菌が含まれているうえに悪臭も放つため、非常に不衛生です。
便器の水が体内に入り込むと、体調不良や感染症を引き起こす可能性も考えられます。
特に、ペットや幼いお子さんが触ったりすることがないように注意しましょう。
トイレの故障
トイレのつまりを放置していると、便器の水が溢れることがあるため、溢れた水が電気系統に触れて故障することがあります。
最悪の場合はショートし、火災が起こるかもしれません。
また、軽度なつまりの時点で修理業者に依頼していれば、修理費用も抑えられますが、トイレが故障したり、ましてや火災が起きたりすると、修理費用は高額になるでしょう。
完全につまる
トイレのつまりを放置していると、例外を除いて悪化することがほとんどです。
放置することにより、トイレのつまりの原因が奥へ奥へと入っていき、完全につまって取り出せなくなる可能性があります。
完全につまったら自力では取り出せなくなってしまうため、修理業者に依頼するほかありません。
まとめ
トイレのつまりは、ワイヤーブラシで解消できる場合があります。
ただし、固形物や重さのあるものはワイヤーブラシでは取り除くことができず、悪化してしまうおそれもあるため、気をつけましょう。
ワイヤーブラシの種類は豊富で、長さ、形状、素材が異なります。
つまりの原因によって適切なワイヤーブラシが異なるため、原因にあったものを選びましょう。
つまりの原因が分からない状態で無理に自力で直そうとすると、トイレが故障したり、症状が悪化したりするおそれがあるため、すみやかに修理業者に依頼しましょう。
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