水のコラム
2024.06.11 2026.06.11
お風呂のトラブル
お風呂の排水口に水が溜まる原因とは?予防と対処法

お風呂の排水口に水が溜まるときは、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れなどが排水トラップや排水管に付着し、流れを妨げている場合があります。もし、水が引くまで時間がかかる、洗い場に水が残る、浴槽の排水時にゴボゴボ音がする場合は、排水経路が必要でしょう。
無理に自身で作業を進めると、つまりが悪化するおそれもあります。この記事では、お風呂の排水口に水が溜まる主な原因、自身で試せる対処法、避けたい作業や予防法、水道修理業者へ依頼する目安まで解説します。
目次
お風呂の排水口に水が溜まる主な原因
お風呂の排水口に水が溜まる原因は、排水口周りのごみだけでなく、排水トラップや排水管、屋外の排水マスにある場合もあります。以下では、お風呂の排水口に水が溜まる主な原因を整理します。
髪の毛や石鹸カス・皮脂汚れなどによる内部のつまり
髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れは、浴室の排水口に水が溜まる原因になりやすい汚れです。
入浴のたびに抜け落ちた髪の毛や皮脂、シャンプー類の成分が流れ込み、排水トラップや排水管の内側へ少しずつ付着します。また、髪の毛にぬめりや石鹸カスが絡むと水の通り道が狭くなり、排水に時間がかかりがちです。そのため、水の引きが遅いと感じたら、まずは排水口周りと排水トラップを掃除するとよいでしょう。
カミソリの刃やシャンプーの詰め替え用ラベルなどの異物落下
カミソリの刃やヘアピン、シャンプーの詰め替え用ラベル、プラスチック片などが排水口へ落ちると、水の通り道を塞ぐことがあります。これらは水に溶けないため、液体パイプクリーナーや重曹では取り除きにくいのです。また、排水トラップの手前に見える場合は、ゴム手袋を着けて慎重に取り出します。
一方で、見えない位置まで入った異物に圧力をかけると、排水管の奥へ移動するおそれがあるため、無理に押し流さないことが肝心です。
屋外の排水マスでのつまりや溢れ
浴室内を掃除しても水が溜まる場合は、屋外の排水マスでつまりが起きている可能性があります。排水マスは、屋外にある排水経路の点検口に近い設備で、戸建て住宅では浴室やキッチン、洗面所の排水がここを通って屋外へ流れる場合があります。
また、排水マスに汚れが溜まると、浴室側の水の流れにも影響しやすくなるのです。一方で、悪臭が強く、汚水も溢れている状態では作業の負担が大きいため、自身で無理に掃除を続けないようにしましょう。
ユニットバス特有の構造によるもの
ユニットバスでは、構造上、浴槽の水が流れ切るまで時間がかかることがあります。排水経路や浴槽の大きさによって差はありますが、設置当初から5~10分ほどかかっていた場合でも、必ずしも不具合とは限りません。
一方で、以前より明らかに遅くなった、洗い場にも水が溜まる、悪臭やゴボゴボ音がある場合は、汚れやつまりを疑いましょう。
排水管の破損・サビ・勾配不良といった設備の劣化
排水管の内側がサビや劣化すると、髪の毛や石鹸カスが引っかかりやすくなり、水の流れが悪くなることがあります。また、排水管の設置角度が悪い場合は、水がスムーズに流れず、浴室側へ残りやすくなります。このような設備側の不具合は、排水口周りの掃除だけでは改善しにくいでしょう。
そのため、築年数が古い住宅や、掃除後も症状が戻る場合は、症状が軽いうちに水道修理業者に依頼すると安心です。
お風呂の排水口の水溜まりを解消法
お風呂の排水口の水溜まりは、見えるごみの除去から始め、薬剤、吸引、ワイヤーブラシ、屋外の排水マスの順に確認します。以下では、自身で試せる解消法と注意点を順番に整理します。
重曹とクエン酸(酢)の泡で汚れを浮かす方法
重曹とクエン酸(酢)を使う方法は、軽いぬめりやつまりにのみ有効な掃除法です。まず、ヘアキャッチャーやごみ受けを外し、見える髪の毛やごみを取り除きます。
つぎに、排水口へ重曹を入れ、半量ほどのクエン酸または酢を加えるとよいでしょう。その後、40~50℃のぬるま湯を少しずつ注ぐと泡が立ち、汚れをゆるめる働きが期待できます。
ただし、髪の毛の塊や固形物、排水管奥の強いつまりがある場合は、別の方法に切り替えましょう。
液体パイプクリーナーで溶かす方法
液体パイプクリーナーは、髪の毛やぬめりが原因と考えられる軽いつまりに効果的なアイテムです。使用前にヘアキャッチャーや排水口のごみを取り除き、製品表示に沿って適量を排水口へゆっくり注ぎます。また、製品ごとの放置時間を守ったあとは、水で十分に洗い流すことが欠かせません。
一方で、長く放置しすぎると、はがれた汚れが途中で固まり、流れを悪くするおそれがあります。注意点として、酸性洗剤やクエン酸と塩素系洗剤との併用も避けましょう。
ラバーカップ(スッポン)や真空式パイプクリーナーで押し流す方法
ラバーカップは、排水口に密着させて圧力をかけ、つまりを解消するアイテムです。排水口周りに水を少しだけ溜めたうえで、カップ部分をすき間なく当ててから、ゆっくり押し込み、引くときに力をかけます。
また、真空式パイプクリーナーを使うと、ラバーカップより強い吸引力を加えられます。一方で、ヘアピンや詰め替え用ラベルなどを落とした場合は、異物を奥へ押し込むおそれがあるため、圧力をかける作業は避けましょう。
ワイヤーブラシを活用して物理的に取り除く方法
ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)は、排水口の少し奥に付いた汚れへアプローチするアイテムです。
髪の毛やぬめりが浅い位置にある場合は、少しずつ動かしながら取り除けることがあります。ただし、無理に奥まで押し込むと、排水管を傷つけたり、ワイヤーが引っかかって抜けにくくなったりするおそれがあります。また、固い感触があるまま続けると異物を押し込む可能性もあるため、違和感がある場合は、作業を中断しましょう。
屋外の排水マスを開けて掃除する方法
屋外の排水マス掃除は、戸建て住宅に限り、自身で対応できる場合があります。作業する場合は、蓋を開けて汚れをスコップやひしゃくですくい、袋に入れて処分します。
その後、ホースで水を流して汚れの残りを確認します。ただし、悪臭が強い、汚水が溢れている、排水管の奥でつまりが疑われる場合は、自身で作業を続けず水道修理業者へ依頼してください。
一方、マンションやアパートでは共用部分にあたることが多いため、入居者が勝手に開けず、管理会社や大家へ連絡しましょう。
お風呂の排水口つまりで避けた方がいい作業や行動
お風呂の排水口つまりでは、早く流したいという焦りから、排水管や部品に負担をかけてしまう場合があります。そのため、熱湯や薬剤の混合、硬い道具の押し込み、異物の押し流しを避ける必要があります。
以下で、つまりを悪化させやすい作業や行動を整理しておきましょう。
熱湯を一気に流す
熱湯を一気に流すと、排水管や排水トラップの樹脂部品に負担がかかりやすくなります。また、急な温度変化で部品が変形したり、劣化が進んだりするおそれもあります。汚れを浮かしたいときは、熱湯ではなく40~50℃のぬるま湯にとどめましょう。
一方で、熱で流れたように見えた汚れが排水管の奥で冷えて固まると、つまりの再発につながります。特に水が引かないときほど、温度を上げすぎず、部品を傷めない対応を心がけましょう。
薬剤を何種類も混ぜて使用する
塩素系の液体パイプクリーナーと酸性洗剤、クエン酸、酢などを同時に使う作業は避けましょう。なぜなら、塩素系洗剤と酸性の成分が混ざると、有害な塩素ガスが発生するおそれがあるためです。
また、水溜まりやニオイが残る場合でも、別の薬剤を続けて流すと成分が混ざりやすくなります。もし、薬剤を変える場合は、十分な水で洗い流し、時間を空けてから作業することが欠かせません。
無理にワイヤーや硬い棒を奥まで押し込む
ワイヤーや硬い棒を排水口の奥へ強く押し込むと、排水管を傷つけたり、部品に引っかかったりするおそれがあります。また、浴室の排水経路は曲がりが多く、奥で何に当たっているのかを確認しにくい構造です。無理に作業を進めるほど、ワイヤーブラシが抜けにくくなることもあります。
そのため、ワイヤーブラシで掃除する範囲は手前の汚れにとどめましょう。もし、途中で強い抵抗を感じた場合は、破損や悪化を防ぐためにも作業を止めることが肝心です。
異物を落としたのに自己判断で押し流そうとする
もし、カミソリの刃やヘアピン、詰め替え用ラベルなどを落とした場合は、水で押し流すことは避けましょう。異物が排水管の奥へ移動すると、取り出しにくくなり、つまりや水漏れにつながるおそれがあります。
また、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使うと、異物をさらに奥へ動かしてしまう可能性もあります。見える範囲にある場合だけ、ゴム手袋やピンセットで慎重に取り除きましょう。
知っておきたいお風呂の排水口の構造(排水トラップ)
お風呂の排水口には、下水のニオイや虫の侵入を防ぐための排水トラップがあります。また、排水トラップは内部に水をためる構造のため、部品のずれや汚れがあると流れが悪くなりかねません。
以下では、ドラムトラップとワントラップの基本的な特徴を整理します。
ドラムトラップの仕組みと特徴
ドラムトラップは、内部に水をためる容量が比較的大きい排水トラップです。また、封水が切れにくい反面、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れが内部にたまりやすい構造でもあります。掃除が不足すると排水の流れが悪くなり、浴室の床に水が溜まりやすくなります。
そのため、見える部品だけでなく、内部のぬめりや髪の毛の絡まりも確認しましょう。一方で、外せる部品の範囲は製品ごとに異なるため、取扱説明書を確認し、無理な分解は避けたいところです。
ワントラップ(封水筒タイプ)の仕組みと特徴
ワントラップ(封水筒タイプ)は、封水筒や排水ピースなどの部品で下水のニオイを防ぐ構造です。また、ヘアキャッチャーや封水筒を外して掃除できる一方、取り外した直後にニオイが上がることがあります。
掃除後に部品の向きがずれると、封水筒が正しく収まらず、流れの悪さにつながりかねません。そのため、取り外す前に掃除前の状態を写真で残しておくと、掃除後に向きや差し込み位置を確認しながら正しく元へ戻しやすくなります。
お風呂の排水口に水が溜まるのを防ぐ日常的な予防法
お風呂の排水口に水が溜まるトラブルは、髪の毛や石鹸カス、ぬめりが少しずつたまることで起こりやすくなります。そのため、日頃からごみを排水管へ流さず、部品を清潔に保つことが予防の基本です。
以下では、ヘアキャッチャーの掃除やネットの活用、防カビ対策を整理します。
ヘアキャッチャー(ごみ受け)にたまったごみをこまめに捨てる
ヘアキャッチャー(ごみ受け)に髪の毛やごみが残ったままだと、水の流れが悪くなり、排水口に水が溜まりやすくなります。そのため、入浴後はヘアキャッチャーを確認し、髪の毛やごみを取り除く習慣をつけておくと掃除の負担を減らせます。
また、細かな汚れを水で流すと排水管のつまりや悪臭につながるため、注意が必要です。特にぬめりが残る場合は、スポンジや歯ブラシでこすり、部品の裏側や溝まで掃除しておくのがポイントです。
ごみ取りシートやネットを活用して掃除を楽にする
ごみ取りシートやネットを使うと、髪の毛やごみをまとめて捨てやすくなり、排水口掃除の手間を減らせます。まずは排水口の形状に合う製品を選び、ヘアキャッチャーからずれないように取り付けましょう。ただし、シートやネットを長く付けたままにすると、ぬめりや悪臭につながることがあります。
また、汚れが見えたら早めに交換し、本体も定期的に洗うと、排水口の奥へごみが入りにくくなります。
定期的に中性洗剤や防カビアイテムでお手入れする
ヘアキャッチャーや排水口周りは、週1回程度を目安に中性洗剤で洗うと、ぬめりやカビの発生を抑えやすくなります。まず部品を外し、スポンジや歯ブラシで裏側や溝を軽くこすります。また、防カビアイテムを使う場合は、製品表示を確認し、換気しながら使うのが基本です。
さらに、汚れが固まる前に落としておくと、排水口に水が溜まるのを予防できます。掃除後は洗剤を流し、部品を戻して水の流れもあわせて確認しておきましょう。
自身での解決が難しい場合は水道修理業者への依頼が安心
排水口掃除や薬剤を試しても水が溜まる場合は、排水管の奥や屋外の排水マス、設備の劣化が関係している可能性があります。そのため、無理に作業を続けるより、水道修理業者に点検を依頼する方が被害を抑えることにつながります。
以下では、水道修理業者へ依頼すべきタイミングと作業費の目安を見ていきましょう。
固形物を落とした時や原因が分からない時は無理をしない
固形物を落とした場合や原因が分からない場合は、無理な分解や自身で押すことは避けましょう。異物が奥へ入ると、排水管のつまりが強くなり、作業範囲が広がるおそれがあります。
また、浴室だけでなく洗面所やキッチンでも流れが悪い場合は、屋外の排水マスや排水管全体のつまりが関係している可能性があります。そのため、複数箇所で症状が出ているときは、水道修理業者に依頼するタイミングといえるでしょう。
水道修理業者に依頼した場合の作業費の目安
まず、サービスページでは、お風呂のつまり作業費の目安を以下の料金で掲載しています(令和8年4月時点)。
- 軽度の薬品洗浄など:5,500円~
- 中度の高圧ポンプなど:26,400円~
- 高度の高圧洗浄など:38,500円~
- 出張料金:3,300円/出張1回
実際の作業費は、現地確認後のお見積もりで確定します。
詳しくはサービスページをご覧ください。
兵庫県のお風呂水漏れ・つまり修理
水道トラブルならひょうご水道職人にお任せ
排水口に水が溜まる原因には、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れによる軽いつまりのほか、固形物の落下や排水管の劣化などが考えられます。軽い汚れなら、重曹とクエン酸(酢)や液体パイプクリーナー、ヘアキャッチャーの掃除で改善することがあります。
しかし、何度掃除しても水が溜まる場合は、無理な作業を避けることが肝心です。
ひょうご水道職人は、兵庫県内のお風呂の水漏れ・つまりを含む水回りトラブルを承っています。
水溜まりや悪臭、排水不良でお困りの場合は、ひょうご水道職人へ相談してみてください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。







