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水のコラム

2023.07.23

シャワーのトラブル

シャワーから水漏れする原因は?自分で修理する方法や賃貸での対応も解説!

毎日使っているシャワーから水漏れが続いている場合、どうすればよいのでしょうか?

水回りのトラブルは、専門知識がなければ対処が難しいイメージがあるかもしれませんが、原因や対処法がわかっていれば、自分で処置することも可能です。

当記事では、シャワーが水漏れしてしまったときの原因別の対処法と、賃貸物件で水漏れが起きた場合の対応方法についても解説していきます。

シャワーから水漏れが!原因はどこ?

以下の4箇所は、シャワーからの水漏れが頻繁に起こる部分です。

シャワーヘッド本体
シャワーヘッドに傷やへこみなどのダメージがあると、シャワーの穴の部分やボディの部分から水が止まらなくなることがあります。

ただし、シャワーの噴き出し口を上に向けて水が止まる場合は、シャワーヘッドの中に水が残っていることが原因であるため、故障ではありません。

このような場合、修理の必要はなく、構造上の理由で漏れてしまうものだと考えて良いでしょう。

シャワーの噴き出し口を上に向けても水が落ち続ける場合は、シャワーヘッドのボディにダメージがある、もしくは水栓の中のパーツやバルブが壊れているなどの原因が考えられます。

シャワーヘッドの根元
シャワーヘッドの根元のあたりから水が漏れている場合は、ホースとの接ぎ目の部分に使われているパッキンが劣化している可能性があります。

このケースでは、パッキンを交換すれば水漏れがおさまることがほとんどなので、比較的簡単に対処できます。詳しい手順については、後の項目を参照してください。

シャワーホース
シャワーホースに穴が空いているなど、表面に損傷がある場合は水漏れが起こることがあります。

また、ホースの表面ではなく水栓との接ぎ目の部分から水が漏れている場合は、この部分に使用されているパッキンの劣化が考えられます。

ホースの表面が損傷している場合はホース全体の交換、パッキンの劣化の場合はパッキンを交換することで修理できますが、いずれもホームセンターなどで手軽に購入できるので、処置は難しくありません。

水栓
シャワーの大もとである水栓から水が漏れてくる場合は、次のような要因が考えられます。

・ホースと水栓を接続する部分のナット・ボルトのゆるみ
・ホースとのつなぎ目にある部品の不具合
・水の開閉を行うハンドルの問題

ナットやボルトのゆるみについては、モンキーレンチなどの工具があれば簡単に締め直せますが、その他の原因については水栓の分解が必要になるケースもあるため、個人では対応が難しい場合があります。

水栓内部はたくさんのパーツが複雑に組まれており、分解できても元の状態に戻せなくなるなどのトラブルも考えられるため、専門業者への修理依頼がおすすめです。

シャワーからの水漏れは個人で修理可能?ケースごとに解説!

水漏れの原因と場所の特定ができたら、次は修理に取りかかりましょう。シャワーヘッドやシャワーホースの付け外しは簡単で、特別な知識や工具がなくても交換できます。

自分で修理するときは、マイナスドライバーやコインなどを使って、水栓本体の止水栓を閉めておきましょう。

シャワーヘッド本体が原因
シャワーヘッドの噴き出し口を上に向けても水漏れが改善されない場合、シャワーヘッドのどこかが欠けたり、ヒビが入っていたりする可能性があります。

シャワーヘッド本体に異常を見つけた場合は、シャワーヘッドを丸ごと取り替えるのが、最も手軽で確実な方法です。

新しくホームセンターなどでシャワーヘッドを購入する場合は、パッキンのサイズや型番などを事前にチェックしておきましょう。

取り付けるシャワーホースとサイズが一致しないときは、アダプターなど追加部品が必要となるので、不安な場合はシャワーヘッドとホースのセットを購入してしまうのも良いでしょう。

シャワーヘッドの交換は以下の手順で行います。

・マイナスドライバーなどで水栓本体の止水栓を閉める
・ホースとの接続部分を反時計回りに回す
・アダプターが必要な場合は先に付ける
・新しいシャワーヘッドを取り付ける
・再び水漏れがなければ修理完了

接続部分が回りにくい場合は、ゴム手袋などを使うと便利です。

シャワーヘッドの根元が原因
シャワーヘッドとホースのつなぎ目から水が出る原因としてよくあるのは、パッキンが古くなっていることです。

パッキンを交換するときは、以下の手順で行います。

・マイナスドライバーなどで水栓本体の止水栓を閉める
・ホースとの接続部分を反時計回りに回す
・ホース側の古いパッキンを外す
・新しいパッキンに取り替える
・シャワーヘッドを元に戻す
・再び水漏れがなければ修理完了

古いパッキンがこびり付いているときは、ペンチや爪楊枝などを使ってはがしましょう。

パッキン購入の際は、お店に古いパッキンを持参すると、サイズ間違いなどを防止でき安心です。

シャワーホースが原因
シャワーホースからの水漏れは、シャワーホースが破損している、もしくはホースと水栓の境界部分のパッキンが古くなっている場合の2通りの原因が考えられますが、修理の工程はほぼ同じです。

シャワーホースに亀裂が入ったり、穴が空いていたりする場合は、交換用のシャワーホースを購入します。購入時にはメーカーや型番などを確認しておくと、売場で迷うことがありません。

他にもモンキーレンチなどのナットを回す工具が必要となりますので、こちらも必要に応じて準備します。

以下の手順を参考にしながら、シャワーホースを交換してみましょう。パッキンのみ交換する場合は、3の工程の後に交換作業を行い、2と5の手順は飛ばします。

1. マイナスドライバーなどで水栓本体の止水栓を閉める
2. シャワーヘッドとホースの境目を回して取り外す
3. モンキーレンチなどでホースと水栓の接続部分のナットを外す
4. 水栓本体に新しいホースをつなぎ、ナットを締め直す
5. シャワーヘッドとホースを再び接続する
6. 水漏れが解消できていれば修理完了

水栓が原因
水栓から水漏れが起きている場合は、ホースとの連結部分のナットがゆるんでいる場合と、水栓内部の部品の劣化が原因となっている場合があります。

ナットのゆるみが原因の場合は、モンキーレンチなどを使ってしっかり締め直すだけで改善が可能です。

ナットのゆるみを直しても水漏れが改善されないときは、水栓内部にあるパーツやパッキンなどが傷んでいる可能性があり、水栓そのものを分解する必要があります。

このような場合は自力での修理は難しいことが多いため、水道業者への修理依頼がおすすめです。

賃貸物件で水漏れが起きたときの対応方法は?

賃貸物件で水漏れが起きた場合、修繕費用が自己負担になるのか、貸主の負担になるのかが気になるところですが、まずは速やかに管理会社か大家さんに連絡しましょう。

経年劣化によるものは貸主の負担となることが多いようですが、物件によっては蛍光灯などの消耗品と同等と見なされ、自己負担となる場合もあります。

水漏れの修繕費用については契約書に記載があるはずなので、管理会社などに連絡する際は事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

水漏れしたシャワーの修理は難しいと思われてしまいがちですが、原因となる箇所によっては個人でも十分に対処できます。

しかしながら、自分で修理してもうまく水漏れがおさまらなかったときは、なるべく早く専門の業者に相談することを心がけましょう。

少しくらいならと放置してしまうと、劣化が進行し、思わぬ費用がかかることも考えられます。

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