水のコラム
2021.06.19
お風呂のトラブル
水の出や流れが悪い!浴室での蛇口や排水口の詰まりの原因とは?
お風呂に入ったとき蛇口からのお湯や水の出が悪い、排水溝への水の流れが悪い、と感じたことはありませんか?
どこかに詰まりなどの不具合があると考えられます。
詰まりを放置していると水漏れを引き起こす可能性があります。
一刻も早く原因を特定して詰まりを解消しましょう!
蛇口が詰まる原因
1,止水栓
リフォーム後に水の出が悪い場合まず止水栓を確認しましょう。
止水栓とは水の出を調整する弁で壁付き型の場合蛇口の下にあることが多いです。
マイナスドライバーで開くと水の出が解放されます。
それでも水の出が改善されない場合屋外の元栓といわれる家全体の水の出を管理する止水栓も確認しましょう。
2,蛇口本体に問題がある
止水栓に問題がない場合は配管からの水をろ過するフィルターにゴミや錆などが蓄積していることが原因です。
フィルターは簡単に取り外せますので、クエン酸水や使い古しの歯ブラシなどで洗浄すればきれいになります。
また、蛇口といっても形状はさまざまで、独自の問題があるケースもあります。
ここでは浴室で主流である3つのタイプの蛇口と、考えられるつまりの原因をご紹介しましょう。
・2ハンドル混合水栓
お湯が出るバルブ、水が出るバルブがあり、二つを捻ることで水温を調整するタイプの水栓です。
銭湯などの公衆の場でも良く見られる形です。
水の出が悪くなっている場合、1つ目にバルブの不具合が考えられます。
バルブが経年劣化により固くなり、十分に回っていないかもしれません。
また、パッキンというパーツの接続部に使われるゴム製の部品が固くなりスムーズに動かなくなっている可能性もあります。
どちらも交換することでトラブルは解決します。
・シングルレバー混合水栓
1つのレバーの角度を変えて上下させることで、水とお湯の比率を調整します。
キッチンや洗面所に使用されることが多いですが、浴室に使用されることも稀にあります。
水の出やお湯や水の割合を調節するカートリッジが内蔵されており、そのカートリッジが劣化や故障することで水の出が悪くなっているケースが良く見られます。
カートリッジは交換できますが、同じ品番を探すことが困難であったり、ほかの箇所に後程不具合が出てきたりすることもあるのです。
水道本体を交換することも視野に入れてもよいでしょう。
・サーモスタット混合栓
近年一番浴室で使用されている自動温度調節機能付きの水栓です。
左側の温度調節ハンドルで温度が簡単に設定でき、右側のバルブでシャワーと蛇口の切り替えをします。
内蔵されている開閉バルブ、温度調節ユニットに不具合があると水の出が悪くなることがあります。
それぞれパーツが手に入れば交換は可能ですが、必ず止水栓を閉めてから作業しましょう。
ご自身の作業に不安な場合はメーカーや業者に連絡をしましょう。
3.減圧弁の不具合
水圧を調整する減圧弁に不具合が生じている可能性もあります。
浴室だけでなく家中の水の出が悪く、止水栓にも問題がない場合は疑ってください。
大規模な交換作業が必要になりますので、水道業者に連絡をしましょう。
4.スパウトの詰まり
スパウトとは蛇口の先端の細長いパイプです。
スパウトの先端や内部にゴミが蓄積している場合もあります。
その場合は自身でのゴミの除去が困難なため、スパウトの交換か水道業者による作業が望ましいです。
5.凍結
真冬にお湯も水も出ない場合給湯器の配管が凍結してしまっているかもしれません。
氷点下になり、長らく水道を使用しないと凍結することがあります。
その場合は給湯器の電源を切り、外気が上がり解凍されるのを待ちましょう。
お湯をかけると配管の破損につながるので注意しましょう。
排水口の詰まり
排水溝の詰まりの原因は大きく分けて二つです。
一つ目はゴミ受けや排水トラップの汚れ、もう一つはその奥の排水管の汚れです。
ゴミ受けやトラップの汚れが原因の場合は取り出し洗うことで解決しますが、頑固な後者の配水管の汚れには以下の掃除方法で取り組んでみましょう。
1.パイプクリーナーを使用する
汚れや詰まりを溶かす専用の薬剤で、市販されています。
ゴミ受けやトラップを外して薬剤を流し、規定の時間放置し流すだけでつまりが解消できます。
ただ刺激臭がするため喚起は必須であり、ほかの洗剤と混ざると有害物質が発生することもあり危険なので注意が必要です。
2.重曹とお酢やクエン酸水を使用する
小さなお子様やペットがいて安全性を求める方におすすめです。
重曹1カップ、お酢やクエン酸水を2カップ用意し、重曹撒いた排水口に液体を注ぎます。
化学反応が起き発砲しますので、そのまま1時間ほど放置し洗い流します。
3.ラバーカップを使用する
薬剤でも溶かしきれない汚れは吸い出しましょう。
排水口にしっかりとカップ部分を密着させ強く押し付けてから引き上げると詰まりの原因を直接引っ張り出せます。
4.ワイヤーブラシを使用する
ラバーカップでも吸い出せない大きな汚れの場合、ワイヤーブラシを使用するという選択肢もあります。
ワイヤーブラシとは細長いワイヤーの先にコイル状の装置がついており、配管に直接差し込むことで汚れを掻き落とす道具です。
ただ、排水管の素材によっては傷をつけて新たなトラブルを招く可能性もあるので、使用する際は慎重になってください。
このように、蛇口や排水口の詰まりにはさまざまな原因が考えられます。
パーツの交換や洗浄などご自身で対応できるものもありますが、使用年数が長い場合や作業をしても解決しない場合はほかの場所に不具合がある可能性があります。
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