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水のコラム

2024.12.16

トイレ

トイレつまりでお困りの方必見!ペットボトルを使った応急処置法【水道職人:プロ】

「トイレが急につまった!」
「水が流れなくてトイレが使えない…」
 
毎日使うものだからこそこうした緊急事態は突然訪れるものです。
最近では、トイレ用のラバーカップ(スッポン)などを買い備えていないご家庭も多く、費用が掛かっても専門業者を呼ぶべきかどうか悩んでしまいますよね。
 
そんな時、ネットやSNSで調べると目にするのが、ペットボトルを使ったトイレつまりの解消法です。
この方法は手軽に試せるだけでなく、特別な道具を持っていない場合でも応急処置として役立つとされていますが、本当にトイレのつまりは解消できるんでしょうか?
 
そこで今回は、ペットボトルを使ったトイレつまり解消法について、実際の効果や具体的な手順について分かりやすくご紹介したいと思います。
また、注意点やペットボトルでは対応が難しいケースについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

トイレつまりをペットボトルで解消できるってほんと?

トイレがつまった時の対処法として、ペットボトルを使った方法が、SNSやネットでしばしば話題になることがあります。
 
とは言え実際に試す機会も少なく、本当にトイレのつまりが解消できるか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

結論として、ペットボトルでトイレのつまりを解消することは可能です!
 
ただし症状の度合いによっては、逆に悪化してしまう危険性もある、という点には注意が必要です。

 

ペットボトルが便利な理由

ペットボトルがトイレつまりの解消に役立つ理由は、その構造と使いやすさにあります。
排水口に密着させることで、空気や水の圧力を直接つまりの発生源に伝えられる点がポイントです。
 
特に、トイレットペーパーや軽い異物が原因の場合、この圧力がつまりを押し流す効果を発揮します。
 
また、お金をかけずに試せるため、手軽な選択肢であるのも便利なポイントです。

 

ペットボトルを使ったトイレつまり解消の手順

ペットボトルを使ったトイレつまりの解消法は、特別な道具が不要で、家庭にあるもので手軽に試せる応急処置として便利です。
 
具体的な手順をご紹介しますので、確認しながら無理のない範囲で試してみましょう。

 

用意する物

まず、用意するものは次の通りです。
 
・空のペットボトル(1.5リットル以上がおすすめ)
大きなサイズのペットボトルの方がより強い圧力を生み出せるため効果的です。

・ゴム手袋
衛生的に作業するためにも必ず用意しておきましょう。

・タオルや雑巾
万が一水が飛び散ったときにすぐ拭けるよう準備します。

・バケツと小さめの容器
つまりの解消にはトイレ内の水位が重要ですので、調整できるようバケツなどを用意しておきましょう。

 

準備が整ったら、次のステップに進みましょう。

 

ペットボトルでつまりを解消する手順

準備が整ったら、実際にこのような手順でトイレのつまりを解消してみましょう。
 
1.排水口の水位を調整する
排水口付近に水が溜まっている場合は、少しだけ水を残して余分な水を取り除きます。この状態が圧力を伝えやすくするポイントです。
2.ペットボトルを排水口に密着させる
ペットボトルの口を排水口にぴったりと合わせ、しっかり密着させます。この際、空気が漏れないように注意しましょう。
3.ペットボトルを押して圧力をかける
ペットボトルを強く押し、中の空気や水を勢いよく排水口に送り込みます。この圧力がつまりの原因を押し流す役割を果たします。
4.つまりが解消されたか確認する
圧力をかけた後、少量の水を流してみて、水がスムーズに流れるか確認します。まだつまりが残っている場合は、数回繰り返すことで解消できる可能性があります。

 

ペットボトル以外の方法もチェック!

ペットボトルを使った方法は簡単で便利ですが、場合によっては他の方法が効果的なことや併用することでより効率的に対処ができる場合もあります。
 
ここでは、ペットボトル以外のものをつかった対処法についてご紹介します。
状況に応じて、こちらの方法も試してみてください。

 

重曹とクエン酸を使ったクリーニング方法

比較的リスクも少なく、安全な方法としておすすめなのが、重曹とクエン酸を使ったクリーニング法です。
これは、アルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸(お酢などでも可)を混ぜることにより、炭酸ガスを発生させてつまりの原因を取り除く方法です。
 
排水口のつまりの原因が、トイレットペーパーや軽度の汚れである場合、この炭酸ガスを使った方法が非常に有効です。
 
手順としてはまず、排水口に重曹を少し多めに振り入れ、続いてクエン酸を注ぎます。
この時、便器内の水量が多すぎると、炭酸ガスにより水が逆流してしまう危険があるため、バケツなどを使ってある程度水を抜いてから行うようにしてください。
 
その後、10~15分ほど放置し、最後にぬるま湯を流して汚れを洗い流してみてください。
何度か繰り返すことで、トイレのつまりがきれいに取り除けます。
 
また作業中は、必ず窓を開けたり換気扇を回すなどして、空気がこもらないよう注意することも忘れずに。

 

ペットボトルと洗剤の合わせ技

すでにご紹介したペットボトルを使った方法に加えて、中性洗剤を組み合わせることで、解消効果を高めることができます。
 
食器用の中性洗剤1~1.5カップ程をトイレに流し入れ、しばらく放置しましょう。
その後、改めてペットボトルによる圧力をかけることで、より効果的につまりを取り除くことができます。

 

ペットボトルでは解決できないケースと注意点

ペットボトルを使った解消法は、軽度なつまりに適した応急処置です。
しかし、すべてのケースに効果を発揮するわけではありません。
 
この方法を試す前に、解決が難しい場合や注意すべき点を理解しておきましょう。

 

ペットボトルでは対応が難しいケース

繰り返しになりますが、ペットボトルを使った方法が効果を発揮するのは、トイレつまりの症状が軽度の場合だけです。
トイレットペーパーや少量の汚れがつまっている場合には効果的ですが、硬い異物や長期間蓄積した汚れによるつまりには適していません。
 
たとえば、小さなおもちゃやアクセサリーなどがつまっている場合、この方法を試しても異物を押し流せないどころか、さらに奥へ入り込んでしまう可能性があります。
 
また、排水管自体が劣化している場合も注意が必要です。
強い圧力を加えることで、配管に亀裂が入ったり破損したりするリスクがあるため、このような状況では無理に試さないほうが良いでしょう。

 

注意しておきたいポイント

ペットボトルを使う際には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
 
まず、作業を始める前に水の溜まり具合を確認しましょう。
水位が高すぎる場合、ペットボトルを使用すると水が周囲に飛び散り、不衛生な状態になってしまう危険性も…。
 
また、作業中はゴム手袋を着用し、ご自身の衛生面にも配慮しましょう。
 
さらに、ペットボトルの効果を最大限発揮させるには、排水口にしっかりと密着させることがポイントです。
密着が甘いと、圧力が分散してしまい、つまりを効果的に解消できません。
 
諸々の注意点を守りつつ、慎重に試してみてください。

 

解決できない場合の対応策

ペットボトルでの対処法を試してみても、トイレのつまりが解消しない場合は、無理をせず専門業者に相談することをおすすめします。
 
特に、排水管の奥深くに問題がある場合や、汚水がトイレ以外の場所に漏れ出しているような深刻な状況では、プロの力が必要です。
豊富な経験と専用の機材などを使って原因を特定し、迅速かつ確実に解決してくれるため、安心して依頼できます。

 

トイレのつまりに困ったらひょうご水道職人へ

トイレのつまりは、軽度であればペットボトルやラバーカップなどを使った応急処置でも解消できますが、全てのケースに対応できるわけではありません。
浸水などの危険を感じたり、トイレつまりの状況が深刻な場合は、専門的な知識や道具による対処が最も確実です。
 
「ひょうご水道職人」では迅速な対応と確実な作業で地域の皆さまからの信頼を得ています。
 
お見積りは無料で行っており、しっかりとご納得いただいた上で作業を実施いたしますのでご安心ください。
高圧洗浄機や専用の薬剤を活用し、排水管の奥深くまで原因を特定し解消します。
 
今回ご紹介したペットボトルを使った対処法は、手軽な応急処置として有効ですが、状況によってはリスクもあります。
決して無理をせず、ご自分での対処が難しいと感じた場合は、私たちにご相談ください。

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