水のコラム
2021.05.23
トイレのメンテナンス
トイレの手洗いが水垢だらけに!ピカピカトイレを取り戻そう
トイレで悩まされがちな汚れと言えば、「尿石」と「水垢」です。
尿石よりもインパクトがない分、水垢汚れはつい見逃してしまいがち…なんて方も多いのではないでしょうか?
気付いたときには落とせない!頑固な水垢汚れに特に注意したい場所と、おすすめお手入れ方法を紹介します。
トイレで水垢汚れが発生しやすいのは?
トイレで水垢汚れが発生しやすいのは、手洗い器です。
「常に水が流れている便器では?」と思う方もいるかもしれませんが、便器内にはあまり付着しないもの。その理由は、水垢汚れの発生メカニズムにあります。
水垢汚れの原因は、「水滴」です。
水道水にはミネラル分が含まれていますが、水分が蒸発しても、ミネラル分はその場に留まってしまいます。
このミネラル分が結晶化して蓄積したものが、あのザラザラとした手触りの、水垢汚れへと成長していきます。
便器内には常に水が流れていますが、一か所に水滴が留まるようには作られていません。
特に最近のトイレでは、便器表面に特殊なコーティングを施したり、水はけが良くなるよう、形状に工夫していたりするケースが一般的です。
このため、便器内の水垢汚れで悩まされるケースは、ごく稀と言って良いでしょう。
一方で手洗い器は、便器内よりも水滴汚れが発生しやすいという特徴があります。
ボウルの中で手を洗えば、自然に水は飛び散りますし、「水しか流れていないのだから、ずっときれいなままであるはず」という思い込みも、汚れの放置につながる原因と言えるでしょう。
トイレの手洗い器の水栓やボウル部分に、ザラザラとしたうろこ状の汚れがこびりついていたら、それは水垢汚れです。
放置すればするほど、汚れの程度はひどくなっていってしまいますから、できるだけ早めに対処しましょう。
おすすめお手入れ方法は?
トイレの手洗い器のお手入れ方法は、手洗い器の素材によって違いがあります。
素材別に解説するので、自宅の環境に合わせて選択してみてください。
・陶器製のタンク上の手洗い器
トイレ内のスペースの節約に役立つのが、タンク上に設置するタイプの手洗い器です。
陶器製のふたに水栓が付いていれば、こちらのタイプに該当します。
陶器に付着した水垢汚れは、水垢落としスティックを使用するのがおすすめです。
天然の軽石で作られた磨き材で、頑固な水垢汚れもどんどん削り落としていけます。
「石で陶器をこするなんて…」と思う方もいるかもしれませんが、軽石は陶器よりも柔らかいので心配はいりません。
水垢だけを除去し、陶器に傷をつけることはありません。
全体的にグレーになった、頑固な汚れにも効果が期待できるので、ぜひ実践してみてください。
きれいになったタンクふたは、いったんタンクから取り外し、きれいに洗浄して元通りにするのがおすすめです。
・プラスチック製のタンク上、手洗い器
上と同じくタンク上に設置された手洗い器ですが、こちらの素材はプラスチックです。
先ほどの水垢落としスティックは、プラスチックよりも硬く、先ほどと同じようにお手入れすると素材が傷んでしまいます。
別の方法で清掃していきましょう。
プラスチック素材にも安心して使用できるのが、クエン酸です。200ミリリットルの水に、小さじ1~2杯のクエン酸を溶かし、クエン酸水を作りましょう。
手洗い器にスプレーを吹きかけて、トイレットペーパーでパックをします。
1~2時間ほど放置したら、ペーパーを取り除いてください。
その後、ゆるんだ汚れを歯ブラシや柔らかいスポンジでこすって落とせばきれいになります。
水垢汚れがひどいときには、強めの洗剤を使用したくなりますが、タンク上手洗い器の場合、「洗剤成分がトイレタンク内に侵入し、タンク内の部品を劣化させる可能性がある」という点を頭に入れておいてください。
水垢を落とすだけではなく、素材や部品への悪影響を最小限に留められるよう意識しましょう。
水垢汚れは「放置しない」がベスト!
頑固な水垢汚れを除去できたら、普段の生活の中で、汚れを溜めないための習慣を実践するのがおすすめです。
水垢汚れ予防にもっとも効果的なのは、「水滴を放置しない」というシンプルな方法です。
水分が蒸発する前に拭き取れば、水垢汚れが発生することはありません。
またたとえ水滴から水分が蒸発してしまったとしても、付着して間もない汚れであれば、タオルでさっと拭くだけでも除去できます。
手洗い器周辺に飛び散った水滴は、汚れのもとです。発見したら、できる拭き取まめに拭き取っておきましょう。
「使うたびに毎回拭くのは難しい」という場合、1日に1回、手洗い器全体をきれいに拭くだけでも効果が期待できます。
トイレ掃除のついでに、さっと作業するのがおすすめです。
毎日拭き取っていても汚れが目立ち始めたら、クエン酸を使用しましょう。
汚れがひどくなければ、塗布してから時間を置く必要もありません。
その場ですぐにお掃除を完了できるので、手軽に実践できるのではないでしょうか。
手洗い器の劣化やトラブルが気になるときは?
トイレを設置してから年数が経過すると、手洗い器の水垢汚れが気になり始めます。
汚れだけではなく、「手洗い器から水が出ない」「破損している」等のトラブルが発生している場合は、ひょうご水道職人にご相談ください。
小さなトラブルでも、現場に急行してスピーディーに対処いたします。
私たちひょうご水道職人は、神戸市、姫路市、芦屋市、伊丹市、豊岡市などでも数多くの水回り修理を手掛けてきました。
アフターフォロー体制も充実しておりますので、安心してご依頼いただけます。