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水のコラム

2022.07.28

お風呂

お風呂の効果的なカビ取り方法は?

浴室に生え始めたしつこい「カビ」は、専用のカビ取り剤を吹きかけただけでは中々落ちてくれません。そのカビ取り清掃手順にちょっとしたことを加えるだけで効果に違いが出てきます。

今回は、「しつこいカビ汚れの落とし方」からその後の対処・予防方法まで、お風呂の効果的なカビ取りの方法について解説していきます。

お風呂にカビが発生する原因は?

お風呂にカビが生える原因には、主に下記のものがあります。

・水
・カビが好む温度
・ムシムシとした湿度
・カビが好む養分

人間と同じように、カビが増殖するには水が必要不可欠です。カビが好む温度は20℃〜30℃、湿度は70%以上といわれています。

お風呂に人が入っているときの温度や湿度は高くなるので、カビが増殖しやすく、カビのエサになる人の脂汚れやアカ、固形石けんカスもたくさんあります。このように、お風呂にはカビが繁殖しやすい条件が備わっているので、カビが発生してしまうのです。

カビの弱点を抑えて予防に役立てよう

お風呂場のカビを予防する方法は、定期清掃をしてカビの養分となる人の脂汚れや固形石けんカスを蓄積させないこと、カビ菌を繁殖させないことです。カビ菌はムシムシとした湿度を好むので、湿気が充満するお風呂場は、必然的にカビが生えやすくなります。
つまり、カビが大好きな環境を作らなければカビの繁殖を防げるということです。

主なカビの予防法は以下の通りです。

・入浴後・掃除の最後に熱いシャワー(50℃以上)をかける
・お風呂場内の換気
・お風呂場の水分をとる
・バイオの力を使う

カビは50℃以上のお湯をかけると生きられないので、50℃以上の「お湯シャワー」を週に1回ほど1部分につき5秒以上かけてバスタブをすすぎ流すと、カビを寄せつけません。お湯をかけ流すときは、幼いお子さんは外に出してから行いましょう。

カビは湿気が大好物なので、お風呂の換気扇をこまめに付けておくこと。バスタオルなどでお風呂場の水分を拭き取っておくこともカビ予防に効果があります。

カビの発生を防止するにはバイオの力を使ってみるのも一つの手段。バイオは微生物の一種でバイオから生じる抗菌物質によりカビや滑り、異臭の予防にもなります。

バイオは自然生物でありエコなので、幼いお子さんが触れても大丈夫です。同製品の中には、お風呂場の天井に貼っておくだけで、カビ予防になる優れものもあります。

カビの発生や増殖を抑制するのみでなく、消臭効果もあるのでイヤな臭いもガードしてくれます。お風呂の清掃回数も減らすことができるので一石二鳥です。

効果的なお風呂のカビ取り方法とは?

お風呂ではゆったりくつろぎたいですよね。お風呂を心地よい空間にするために、しつこいカビを落とすポイントやアイデアなどを紹介していきます。

十分な時間をおく
カビを洗い落とすとき、日頃の清掃のように洗剤をかけてこすり洗いするだけでは効果がありません。カビを洗い落とすには「時間をたっぷりおくこと」がとても大事です。以下のポイントを絞って実践しましょう。

・水気が切れていないときは、確実に拭き取ってから洗剤をかける
・カビに洗剤をしっかりと密着させる
・洗剤を付着させたら時間をかけてじっくり浸透させる
・しつこい汚れはパックする
上記のようにすると、こすり洗いしただけでは洗い落とせなかったしつこいカビも落としやすくなります。

ここからは、カビに洗剤を染み込ませる方法を紹介していきます。

サランラップを使用する
お風呂場の壁面や床タイルなどは、カビ取り専用剤をかけてもすぐに垂れ出してしまいます。そのような状態では、カビ取り専用剤を染み込ませられないので、カビ取り専用剤をかけたら時間をおかずにサランラップで覆います。

カビ取り専用剤が不足していると思ったら、サランラップを少しとって後で付けくわえることもできます。

幅広い壁面のケースは、サランラップがもったいないので一部分が終了したら、隣にずらしながら、同じサランラップを使い回しても効果はあります。カビ取り専用剤も少しプラスするだけでOK。この方法ならカビ取り剤も少しの量で済むので節約にもなります。

キッチンペーパーで覆う
椅子の足など入り組んだ形をしたところは、キッチンペーパーにカビ取り専用剤を含ませて覆います。キッチンペーパーを折り込み、事前に水で湿らせてから、そこにカビ取り専用剤をたくさん吹きかけて、椅子の足にピタッと貼り付けます。

椅子に直接スプレーをふきかけてもいいですが、みるみるうちに下に垂れ落ちてしまうので避けましょう。

塩素を使わない発泡洗浄剤
上記の方法はよく汚れが落とせますが、椅子やお風呂の蓋全体にカビが発生してしまうとキッチンペーパーで覆うのは面倒ですよね。

そういうときは、こちらの「塩素を使わない発泡洗浄剤」がおすすめ。これは病院や大衆銭湯などでも頻繁に使われる業務用洗浄剤です。

活性酸素を使用しているので、飼い犬・猫や幼いお子さんのいるご家庭でも安全に使用できます。さらに、20分間付けおくだけでカビ取り効力が4ヶ月間も継続します。

片栗粉と塩素系洗剤で洗い落とす
ゴムパッキンの中に侵入したカビは洗い落とすのに一苦労です。そこで片栗粉と塩素系洗剤を使用してゴムパッキンにしっかり染み込ませる方法を紹介します。

まず汚れの表面に片栗粉を振りかけたら、その部分に塩素系洗剤をスプレー噴射し、わり箸で混ぜたあとペースト状態にします。

柔らかすぎると流れてしまうので、硬さはうまく調整するのがポイントです。カビに均一にペーストを付けたら、あとはそのまま待つだけです。

お風呂のカビの対応策を知ろう!

生理的に抵抗のない方は、身体を洗ったスポンジやタオルを使用して洗面器やカガミ、蛇口も軽くこすり洗いしてしまえば、あとは身体と同時にシャワーで洗い流すだけで清掃が終わってしまいます。

トータルで10秒くらいするだけで清掃する必要がなくなるのは嬉しいですよね。
水切りワイパーで水を切るときに、小さなお子さんがいて時間を作れないというときは、それを逆手にとってお子さんとともに遊ぶような感覚でやるのも楽しいかもしれません。お子さんにとって水がスムーズに流れていくのは見ていても楽しいので、喜んでやってくれます。

小さい頃に体験した「楽しい記憶」はお子さんにも残り、成長してからも思い出すことでしょう。

入浴後に体を拭いたセカンドタオル、最終的に洗濯するのだから風呂の水滴もそのセカンドタオルで拭いてしまいましょう。

水切りワイパーで取り切れなかった水滴や、お風呂のすみに残った水をセカンドタオルで拭きとったあと洗濯機に投入するだけです。

この方法もセカンドタオルでの拭き取りに生理的抵抗のない方であれば、毎日のルーティンにしてしまうと億劫になりません興味を持たれた方は、一度トライしてみてください。

まとめ

今回は、お風呂の効果的なカビ取り方法について解説してきました。いかがでしょうか?お風呂清掃やカビ取りとその対策は手間のかかる作業です。手間のかかるカビ取り清掃のモチベーションを上げるには、いかにアイデアをしぼり、コツを覚えながら楽しむかです。

今回ご紹介した、ご自宅にある薬剤や道具を使ってカビを撃退する方法は、どれもすぐに実践できるものばかりです。試しに一度ぜひ実践してみてください。きれいになったお風呂場をながめて入浴することが、より楽しく快適なものになるかもしれません。

家事にはこだわると終わりがないので、この記事内のアイデアを活用して少しでも掃除がラクになるように工夫してみてください。

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