水のコラム
2021.09.26
トイレのトラブル
トイレで発生する黒ずみ汚れの原因とは？手間なく落としてキレイをキープ
トイレで悩まされやすいのが、黒ずみ汚れです。
「少し掃除をサボっただけで、すぐに気になってしまう…」と困っている方も多いのではないでしょうか。
黒ずみ汚れに悩まされないためには、まず汚れの性質について、正しい知識を身に付けることが大切です。
黒ずみ汚れに関する、基本的な知識を解説します。
黒ずみ汚れとは？
トイレで悩まされがちな黒ずみ汚れ。
その原因は水垢やカビ、ホコリなどです。
主な汚れの原因はカビですが、そこに水垢やホコリ、ときには尿石などが絡み合って、非常に複雑な汚れになってしまいます。
付着してすぐであれば、ブラシでこすればするっと落とせるケースも多いのですが、長期間放置された汚れは、色素沈着のもとになってしまいます。
このような状態になると、単純にブラシでゴシゴシしただけでは、汚れが落とせなくなってしまうでしょう。
黒ずみ汚れの原因が「カビ」と聞くと、驚く方も多いかもしれません。
しかしトイレとカビの間には、切っても切れないような、深い縁があります。
密閉されたトイレ空間は、常に水を使うため、湿気が溜まりやすいという特徴があります。掃除が行き届いていなければ、ホコリや水垢、排泄物と、雑菌にとって栄養も豊富。
ほんの少し掃除をサボっただけでも、あっという間に雑菌が繁殖し、黒ずみ汚れになってしまうのです。
黒ずみ汚れを落とすための手順
では、こうした黒ずみ汚れをきれいにするためには、どう掃除すれば良いのでしょうか。
以下の手順を参考にして、お手入れしてみてください。
1.バケツに半分ほどの水を、トイレに流し込む（水位を下げるため）
2.塩素系漂白剤を汚れ部分にかける
3.一定時間置く
4.水を流す
カビ由来の黒ずみ汚れには、塩素系漂白剤を使用するのが効果的です。
トイレ用のハイターやカビ取り洗剤などが、こちらに当たります。
一定時間置いたあとにまだ汚れが残っているようであれば、ブラシで優しくこすってみましょう。
洗浄効果が、より一層高まります。
また、洗剤の成分を長く汚れに作用させるため、トイレットペーパーを貼り付けるのもおすすめです。
ゴム手袋をはめ、換気を良くした状態で挑戦してみてください。
塩素系漂白剤を使っても、思うように黒ずみ汚れを除去できない場合、カビ由来ではなく、尿石由来の黒ずみ汚れである可能性も。
この場合、酸性洗剤を使った方が、汚れ落ち効果が高まるでしょう。
日を改めて、同じ手順を今度は酸性洗剤で試してみてください。
塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざると、有毒ガスが発生してしまいます。
塩素系漂白剤を使ったあと、すぐに酸性洗剤を使うのは避けてください。
きれいに流したつもりでも、見えない部分に洗剤成分が残っていることも十分に考えられます。
1日置いて、改めて作業するのがおすすめです。
2種類の洗剤を試してみても取れないほど頑固な汚れには、「削り落とす」という方法で対処しましょう。
汚れ部分にクレンザーをつけ、水で濡らしたトイレブラシでこすってみてください。
頑固な汚れもすっきり除去できる可能性があります。
黒ずみ汚れを予防する方法はある？
トイレに黒ずみ汚れが発生すると、清潔感が一気にダウンしてしまいます。
見た目のインパクトが強い汚れだからこそ、「なんとか予防したい！」と思う方も多いのではないでしょうか。
黒ずみ汚れを予防するための一番のコツは、「毎日掃除を継続すること」です。
黒ずみ汚れの大きな原因の一つは、雑菌の繁殖です。
少しでも構いませんから、毎日掃除をすることが、「雑菌が繁殖しにくい環境作り」に役立つでしょう。
・便器内の目立つ汚れは、付着したらすぐに除去する
・1日に1回は、便器内をブラシでざっと磨く
・置き型洗浄剤やスタンプクリーナーを使う
これらの工夫を取り入れることで、黒ずみ汚れが出るまでの時間を長くできます。
「毎日トイレ掃除をする」と聞くと、「大変そうだな…」とためらってしまう方も多いかもしれません。
しかし実際には、毎日掃除する分、1回あたりの手間は少なくなります。
自分が用を足したあとのタイミングで、ささっとお手入れするのもおすすめです。
1日3分でも構いませんから、美しいトイレをキープするための新習慣を身に付けましょう。
置き型洗浄剤やスタンプクリーナーは、日々のお手入れを楽にしてくれるアイテムです。
水を洗い流すたび、便器内に洗浄成分を広げてくれるため、自然と雑菌が繁殖しづらくなるでしょう。
汚れが目につきにくい場所や、掃除の手がなかなか行き届かないような細かい部分にも洗浄成分を広げてくれるため、トイレ掃除が苦手な方にもおすすめできます。
水回り設備の故障に悩んだときは？
トイレで悩まされるトラブルは、黒ずみ汚れや尿石汚れだけではありません。
長く使い続けるうちに、水漏れや詰まりで悩まされることもあるでしょう。
こんなときも、基本的には汚れと同じ。
早めの対処を心掛けることで、その後の手間が少なくなります。
自力での対処が難しいと判断したら、ひょうご水道職人にお任せください。
確かな技術と知識を持つ専任スタッフが、現場に急行してトラブル解決に努めます。
水回り設備に不具合が生じたとき、「誰に相談すれば良いのかわからない…」という方は、決して少なくありません。
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