水のコラム
2021.05.23
トイレのトラブル
手洗い管で異常発生!チョロチョロ音が止まらない・使えない原因は?
設置から10年ほど経つと、徐々に増えてくるのがトイレの手洗い管に関するトラブルです。
発生したトラブル内容に応じて、適切に対処していきましょう。
今回は「手洗い管から水が出るとき、トイレタンク内からチョロチョロ音が聞こえている」という症状の原因と対処法について、わかりやすく解説していきます。
タンク内から聞こえるチョロチョロ音の原因2つ
タンク上に設置された手洗い管は、「水をためる」「手を洗う」という、ふたつの機能を持つ設備です。
タンク有りタイプのトイレでは、トイレ内の限られたスペースを、どのように有効活用するのかがポイントになります。
手洗い管が設置されたトイレであれば、別に手洗い場を用意する必要もなく、スペースの有効活用は設備費の節約につながるでしょう。
ただ一方で、手洗い管が設置されていないタイプと比較すると、タンク内の構造が複雑化します。
使われている部品数も多くなり、設置から年数が経過すると、手洗い管周りのトラブルに悩まされる可能性もあります。
・手洗い管から水が出ない
・手洗い管から出る水の量が少なくなった
・手洗い管から水が出るとき、タンク内からチョロチョロ音が聞こえてくる
手洗い管の使い勝手が悪くても、トイレそのものが使えなくなるわけではありません。
「トイレ内で手洗いできなくなるのは不便だが、他の場所で手洗いすれば良い」と考え、問題を放置してしまうケースも多いのではないでしょうか?
とはいえ、手洗い管に不具合が生じているということは、トイレタンク内の部品に何らかの不具合が発生しているということです。
見て見ぬふりはやめて、できるだけ早く対処していきましょう。
手洗い管から水が流れている際に、タンク内からチョロチョロ音が聞こえる場合、「手洗い管から流れ出るはずの水が、何らかの原因でタンク内にて漏れだしている」という状況が考えられます。
原因となるパーツは、主に「ホース」と「ナット」の2種類です。
ホースとは、水道管からトイレタンクへと運ばれた水を、手洗い管まで運ぶための部品です。
ナットとは、それぞれの部品を繋ぎ合わせるための部品を言います。
ホース本体、もしくは接続部分からの水漏れが、チョロチョロ音の正体です。
今はまだ手洗い管を使えていても、症状が悪化すれば水漏れ量は増えていきます。
最終的には「手洗い管から水が出ない」という状況になりますから、修理交換しておきましょう。
ホースやナットは自力交換が可能
手洗い管のホースやナットであれば、適合する部品を用意して、交換すれば修理完了です。
該当する部品を取り外し、新しいものをセットするだけなので、交換手順もそれほど難しくはありません。
作業する際には、
・止水栓を確実に閉めること
・タンクのふたを動かすときは、注意すること
これらの点を意識しましょう。
特にトイレタンクのふたは重量があり割れやすい部品です。
ふたを少し持ち上げて、接続部分を取り外したのちに、完全に取り外せるようになります。
慌てて引っ張らないようにしてください。
ホース交換をする際には、モンキーレンチがあると便利です。
手元にない場合は、新しいホースと一緒に購入しましょう。
各部品に問題がない場合、ただ単純に「ナットが緩んでいるだけ」という可能性も。この場合、ナットを締め直すだけで大丈夫です。
こんな場合は速やかに業者依頼を
手洗い管に何らかの不具合が生じている場合、その多くは、タンク内を覗いてみることで原因を推察できます。
ナットやホースであれば自力交換が可能ですが、その他多くのトラブルの場合、自分で対処するのは簡単ではありません。
・手洗い管が折れている
・タンクとの接合部分が破損している
・ボールタップや浮きゴムが破損している
手洗い管に関連する部品は非常に多く、トラブルの原因がひとつだけとは限りません。
特に「ずいぶん前から不具合に気付いていたが、支障がないため対応を後回しにしていた」という場合、さまざまな部品で劣化や破損が生じている可能性もあります。
この場合、たとえ自力でひとつ部品を交換できたとしても、問題解決には至りません。
業者に依頼してトイレタンク内部をチェックしてもらえば、それぞれの部品の劣化具合まで確認できます。
・どの程度の部品に問題が生じているのか
・全体的な劣化具合はどうか
・修理と交換では、どちらのメリットの方が大きくなるか
これらの視点で、ベストな選択肢を提示してもらえるでしょう。
修理業者に依頼する際に、修理費用が高いから…とためらう方も多いのではないでしょうか?
しかし手洗い管からの水漏れが止まらない場合、水道代が上がるリスクもあるでしょう。
少量の水であっても、「常に流れ出ている」という状況を放置するのはおすすめできません。
「水道代が前回と比べて2倍以上になってしまった!」というケースもありますから、できるだけ早く、確実にトラブルを解消することが、結局のところ節約につながる可能性も高いのではないでしょうか。
手洗い管に関するトラブルで悩んだときは?
つい見落としてしまいがちな、トイレの手洗い管に関するトラブル。
設置後10年以上が経過したら、いつ発生してもおかしくはありません。
早期発見・早期対処を心掛けることが、二次被害の予防にもつながります。
自力での対処が難しいトラブルは、ひょうご水道職人にお任せください。
私どもは、神戸市・姫路市・尼崎市・明石市・西宮市と、広いエリアで活動しています。
トイレの修理実績は非常に豊富です。
トイレを含め、水回りのトラブルで「どうしたら良いかわからない」と思ったときには、まずは一度お電話ください。