水のコラム
2023.09.27
水漏れのトラブル
水栓の水漏れは自分でも修理できる?修理方法や注意点をあわせて解説!
水栓の水漏れが起こると、水道代がかさんだり、床や壁が傷んだり、最悪の場合は家財が水浸しになったりする恐れがあります。
「水漏れ修理を自分だけで対応することが可能なのか?」「業者に依頼するべきか?」「業者選びで失敗したくない」など、水漏れの修理で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、自分でできる修理方法と業者に修理を依頼する際の注意点、失敗しない業者選びのポイントを解説します。
目次
水栓の水漏れの原因と修理方法
水栓の水漏れは、放置しておくと家計へのダメージや水道管の破損につながる恐れがあります。
ここでは、水漏れの主な原因と修理方法を解説します。
水漏れの主な原因とは?
水漏れの主な原因として、以下の3点が挙げられます。
- ●蛇口の経年劣化
- ●パッキンの老朽化
- ●バルブカートリッジの損傷
これらの理由について、具体的に解説します。
蛇口が劣化している
蛇口が経年劣化する主な要因は、長期間の使用や水の質による部品の摩擦です。
特に、蛇口を頻繁に開閉すると、部品の摩擦が進行しやすくなりますので注意しましょう。
摩擦が進行すると、水が適切に止まらなくなり、水漏れが起こるリスクが増加します。
そのため、定期的に蛇口の検査や部品の更新が必要です。
パッキンが劣化している
パッキンは、水の漏れを防ぐゴム製の部品です。
しかし、時間の経過や水質の影響でパッキンの劣化が進行します。
特に、蛇口の水の漏れの主な原因はパッキンの劣化です。
水道のパッキンの平均的な寿命は約10年と言われていますが、使用の頻度によっては、それよりも早く劣化します。
そのため、定期的な更新や、パッキンの劣化が見られた場合にはすぐに対策を講じることが大切です。
バルブカートリッジが破損している
バルブカートリッジは、蛇口の操作や水量、温度の調整を担当する重要な部品です。
この部品が劣化すると、水の流れを適切に制御できなくなり、水漏れの原因となります。
特に、蛇口の取り付けから10年以上が経過すると、バルブカートリッジの劣化による水の漏れが発生します。
バルブカートリッジの損傷や劣化の兆候が見られた場合、早めの更新が必要です。
更新作業は、DIY経験者であれば自分でもできますが、難しそうであれば専門家に依頼しましょう。
水栓の水漏れの修理方法
水栓の水漏れを修理する際、まずは漏れの原因を特定することが重要です。
水漏れの状況によって、修理のアプローチや必要な部品が異なります。
水漏れの原因としてパッキンやカートリッジの劣化、ケレップの問題などがあります。
修理をはじめる前には、水の供給を止めるため、水漏れしている蛇口の手前にある「止水栓」を必ず閉めましょう。
その後、該当する部品を取り外し、新しいものに交換してください。
また、モンキーレンチは水栓本体や固定ナットを回すための重要な工具ですので、作業前に必ず準備しておきましょう。
適切な工具と部品を用意し正確な修理手順を踏むことで、水漏れの解決につながります。
水栓の水漏れの修理に必要な工具
水栓の水漏れ修理に必要な工具は主に、モンキーレンチ、ドライバー、シールテープです。
- ●モンキーレンチ:ナットや蛇口本体を掴む
- ●ドライバー:部品のネジを緩めたり締めたりする
- ●シールテープ:接続部分のシールを行い、水漏れを防ぐ
さらに、ウォーターポンププライヤーを用意しておくと、水道管の取り扱いに役立ちます。
これらの道具を適切に使用することで、水漏れの修理が効率的に行えます。
水栓以外の水漏れの修理と対処法
水栓以外の場所でも、水漏れは頻繁に発生します。
例として、浴室や洗濯機の接続部、トイレのタンクなどが該当します。
こういった場所での水漏れの主な原因は、部品の劣化や接続部の緩みです。
水漏れがあった場合は早期の対応が必要です。
できるだけ早く部品の交換や接続部の締め直しなどの対応をしましょう。
水栓の水漏れを早期発見するためには
水栓からの水漏れは、水道料金の上昇や建築物へのダメージを引き起こす恐れがあります。このため、水栓の水漏れの速やかな発見と修復が必要です。
以下では、水栓の水漏れを迅速に察知するための手段を詳しく説明します。
壁や床の変化から見る水漏れサイン
水漏れは、壁や床の状態で早期に気づくことが可能です。
壁内の水の漏れは、ペイントのはがれや壁紙の変色、シミなどの形で現れます。
さらに、部屋に湿った臭いがする場合も水漏れが起きている可能性があります。
特に、壁の近くに水溜りができている、または特定の場所のカーペットや床が常に湿っている場合、水漏れが発生していると考えてよいでしょう。
また、大きな家電や浴室周辺に水がたまっている場合も水漏れが発生している可能性があります。
水漏れを未然に防ぐための日常チェック
水栓の水漏れは、家庭の安全と経済に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、日常的なチェックが重要です。
まず水道メーターを確認し、使用していない時にメーターが動いていないか確認します。
次に、水道管や蛇口周辺を視覚的に確認し、湿った箇所や水滴が見られる場合は注意が必要です。
また、異常な音や臭いにも注意を払いましょう。
これらのチェックを定期的に行うことで、水漏れを未然に防ぐことが可能です。
水漏れの修理における注意点や失敗しないためのポイント
水漏れの修復は、自分で修理をおこなえば費用も安く済み、経済的にも有利です。
しかし、不適切な対応は、さらなる水漏れや新しい問題を引き起こす恐れがあります。
以下では、水漏れ修理時の要点と失敗を避けるためのポイントを解説します。
水漏れの修理の前に必ず確認すべきこと
水道の蛇口やシャワーなどから水漏れを発見した場合、まずは冷静に応急処置をすることが大切です。
すぐに業者を探すか、修理を試みる前に、漏れている水を止めることを最優先に考えましょう。
止水栓を閉じて、水の流れを一時的に止めることで、水漏れ被害を食い止めることができます。
水漏れしている箇所の止水栓を特定し、他の箇所への影響を避けながら対処することが重要です。
パッキンを交換する際の注意点
蛇口の水漏れの要因として、パッキンやケレップ、供給ホースの老朽化があります。
特に、パッキンの老朽化は水漏れの主な原因となるため、定期的な検査と更新が必要です。
修理に入る前に、モンキーレンチやドライバー、シールテープなどの道具を用意しておきましょう。
さらに、蛇口のタイプや構造に合わせて、適切なパッキンを選択することが重要です。
水漏れの修理がうまくいかない場合は専門業者に依頼しましょう
水栓の水漏れは、自分で修理できる場合もありますが、以下のような場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
- ●原因箇所が特定できない場合
- ●水漏れの量が多い場合
- ●修理に必要な道具が不足している場合
原因箇所が特定できない場合、自分で修理をすると不要な部分を壊してしまう可能性があります。
また、水漏れの量が多い場合、自分での修理に時間がかかり、水道料金の増加や家屋への損害を招く恐れがあります。
さらに、修理に必要な道具が不足している場合、適切な修理ができないだけでなく、水漏れが続く間に被害が拡大する恐れがあります。
自分で修理が難しいと感じた場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
失敗しない水漏れの修理業者の選び方
水漏れの修理は、業者に依頼するケースが多くあります。
しかし、悪徳業者に依頼してしまうと、高額な費用を請求されたり、不十分な修理で水漏れが再発したりする恐れがあります。
このセクションでは、失敗しない水漏れの修理業者の選び方について解説します。
水漏れの修理を業者に依頼する予定の方は、ぜひ参考にしてください。
業者の比較と信頼性の確認
水漏れ修理の業者を探す際、最も大切なのは業者の信用度を確認することです。
いくつかの業者をリストアップし、提供するサービス、料金、実績などを詳しく調査しましょう。
水道局指定工事店か、料金が透明に表示されているか、実績や口コミの評価が良好かどうかを確認することが重要です。
評判や口コミの確認
失敗しない水漏れ修理業者の選び方には、評判や口コミの確認が欠かせません。
業者の実績や口コミ評価は、その業者が信頼できるかを判断する大切な要素となります。
長い実績を持つ業者は、豊富な知識と経験を有しており、安心して依頼できます。
また、口コミの評価が良い業者は信頼性が高いと言えるでしょう。
業者のホームページには、実績や施工事例が掲載されていることが多く、これを参照することで料金や作業内容の参考とすることができます。
口コミ情報はインターネットで簡単に検索可能ですが、全てを信じるのではなく、参考程度に留めることが大切です。
見積もりの取得と比較
水漏れ修理を行う前に、数社の業者から見積もりを要求することが推奨されます。
見積もりを分析することで、適切な価格での修理が行えるかを評価することができます。
さらに、見積もり以外にも、出張の費用や保険の適用なども確かめると良いでしょう。
過度に安い料金を提示する業者や、見積もり・出張費用を主な収入源とする業者には警戒が必要です。
水栓の水漏れを予防する方法
水漏れは、水道料金の増加や、建物の老朽化などの原因で起こります。
しかし、日頃からちょっとした心がけで、水漏れを予防することは可能です。
このセクションでは、水栓の水漏れを予防する方法について解説します。
レバー・ハンドルを必要以上に強く締めない
水栓のレバーやハンドルを強く締めすぎると、内部の部品に過度な負荷がかかり、劣化や破損の原因となります。
特に、蛇口の部品は摩耗しやすいため、適切な力で締めることが重要です。
使用時には、必要以上に強く締めないよう心掛けましょう。
これにより、水漏れのリスクを軽減することができます。
水道料金の傾向をチェックしておく
水道の水漏れは、突然の高額な水道料金の原因となることがあります。
水道料金が急に上昇した場合、まずは水漏れを疑ってみてください。
漏水の確認方法は、家中の全ての蛇口を閉じ、水道メーターのパイロットが回転しているかどうかを確認することです。
もしパイロットが回転していたら、水漏れが発生しているといえます。
水漏れ箇所が特定できたら、自分で修理するか、専門業者に依頼するか状況によって判断しましょう。
水漏れは早期発見、早期対応をすることで被害が少なくなります。
まとめ
本記事では、水栓の水漏れの主な原因や適切な修理方法、早期に水漏れを検知する手段について詳しく説明しました。
また、自分で修理をする時の注意事項や失敗を避けるためのアドバイス、そして水漏れを未然に防ぐアプローチも紹介しています。
水漏れを未然に防ぐためには、過度な力でのレバー操作を避ける、水道料金の変動を定期的に確認しましょう。
自分で水栓の修理を試みる際には、元栓をしっかりと閉める、適切な工具を準備する、そして修理手順を正確に確認することが重要です。
もし、修理が難しい場合や自分一人で解決できない場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
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