水のコラム
2023.04.27
水回り
洗濯機の排水口を自分で掃除できない?掃除しないと発生するトラブルや掃除方法について紹介
洗濯機の排水口は洗濯機の下にあったり狭い位置にあったりするため、掃除をするのが難しいです。しかし、そのまま何もせずに放置してしまうとさまざまなトラブルを発生させてしまいます。
したがって、日頃から定期的に洗濯機の排水口にはメンテナンスが必要となるのですが「なんで洗濯機の排水口を掃除しなきゃいけないの」「洗濯機の排水口の掃除方法が分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、洗濯機の排水口を掃除しなければならない理由とその掃除方法について解説していきます。
洗濯機の排水口を掃除しないとどうなる?
まずは洗濯機の排水口を掃除しない場合に発生するトラブルについて解説していきます。トラブルについてしっかり理解できるようになると、日頃の掃除に対するモチベーションも上がるでしょう。
このトピックでは発生しやすいトラブルを2つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
詰まりや臭いが発生
洗濯機の排水口のメンテナンスを怠ると詰まりや臭いが発生するようになります。というのも、排水口を掃除しないとほこりやごみ、髪の毛などがたまって大きなかたまりとなるからです。
そして、こうしたかたまりが排水口をふさぐほどに大きくなると詰まりが発生してしまうのです。また、髪の毛や皮脂の汚れなどがたまると詰まりだけでなく悪臭も発生するようになります。
臭いが発生しだすと日常生活にも大きな影響を与えるようになってしまうため、日頃からこまめなメンテナンスが必要と言えます。
水漏れが発生
排水口が詰まりだすと二次被害として水漏れが発生するようになります。詰まりが発生すると排水口に流れていくはずの水が排水ホースで滞留します。ホースでは留めきれないほどに水がたまると、水圧が原因でホースが破損して水漏れが発生してしまうのです。
日頃から掃除などをしていないとこうしたトラブルを引き起こすおそれもあるため、洗濯機の排水口のメンテナンスは非常に大切なのです。
また、詰まりが発生していなくても排水ホースが劣化していると、劣化部分から水漏れが発生する場合もあります。
洗濯機の排水口をスッキリ掃除する方法
排水口で起こるトラブルについて理解したら、次は排水口の掃除方法について理解していきましょう。一見難しそうに感じられますが、やり方を覚えてしまうと意外と簡単に掃除ができるようになります。
ここでは覚えておきたい掃除方法を5つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
洗濯機を動かす
まずは洗濯機を動かしましょう。洗濯機の排水口は洗濯機の下にあったり狭い場所に設置されたりしています。
そのため、洗濯機を移動させないと掃除が非常にやりづらいです。また、仮に掃除ができたとしても十分に排水口をきれいにできないでしょう。
なお、洗濯機は重たく一人で移動させるのが難しいです。したがって、洗濯機を掃除する際には友人や家族の手を借りることをおすすめします。
排水口のフタなどを外して掃除する
洗濯機をどかしたら次は排水口のフタやプラスチックの管を取り外しましょう。そして、排水口自体の掃除に入る前にこうした小部品の掃除を行いましょう。
取り外したフタや管にも詰まりの原因となるゴミや髪の毛などが引っかかっていることはよくあるため、このタイミングでしっかりと掃除しておきましょう。
なお、場合によってはぬめり気のある汚れが付着しているケースもあります。こうしたときには洗剤などを使ってきれいにしていくとよいです。
排水口を掃除する
小部品の掃除が完了したら次は排水口の掃除に移りましょう。手の届く部分は手でゴミを取ったり拭き取り作業をしたりすればよいですが、手の届かない部分に関しては道具を活用していきましょう。
そして、手の届かない場所の掃除の際に利用したいのが細長い道具です。ハンガーをまっすぐにしたものなどを排水口に入れて排水口の奥にあるゴミを取り出していきましょう。
また、パイプクリーナーの使用もおすすめです。取りきれない汚れをしっかりと落としてくれるため非常に便利です。
防水パンも掃除する
防水パンの掃除もしっかりと行いましょう。防水パンにゴミや汚れがたまっていると詰まりだけでなく水漏れが発生してしまうおそれもあります。
そのため、排水口を掃除するタイミングで忘れずにメンテナンスすることをおすすめします。
異常がないか点検する
掃除が完了したら排水口を元の状態に戻していく作業に入りますが、その前に異常がないか点検しておきましょう。
このタイミングで部品の劣化や損傷に気づくことができると、別要因でのトラブルを未然に防げます。
また、洗濯機を元の位置に戻す際にはホースがつぶれないようにしましょう。というのも、ホースをつぶしてしまうと水がうまく排水できなくなり、水漏れにつながるおそれがあるためです。この点は留意しておきましょう。
洗濯機の排水口のトラブルを未然に防ぐ方法
洗濯機の排水口のトラブルは掃除を行えば解決できますが、できればトラブルの発生を未然に防ぎたいものです。そして、そのトラブルはいくつかの取り組みを実行すれば問題なく防げるようになります。
そこでこのトピックでは、排水口のトラブルを未然に防ぐ方法を3つ紹介していきます。
掃除をこまめに行う
掃除をこまめに行いましょう。これが最も有効なトラブル防止方法だと言っても過言ではありません。
日頃からしっかりと掃除してゴミや汚れを取り除いておけば詰まりが発生する心配はありません。また、日頃から洗濯機周りのケアをしていると故障や劣化にも気づきやすくなるため、大きなトラブルも発生前にすぐに発見できます。
ホースの交換
排水ホースの交換もトラブル防止には大切な作業となってきます。ホースは外部の掃除は簡単ですが内部の掃除が難しいです。そして、使用してから数年が経過すると内部で汚れやゴミが溜まるようになります。
汚れやゴミが溜まりだすと詰まりが発生する可能性があるため、定期的な交換が必要となってくるのです。なお、ホースの交換は2~3年に1度あたりが目安となってきます。したがって、もし使用してから3年以上の期間が経過している場合は交換を検討してみてもよいかもしれません。
残り湯の使用を控える
残り湯の使用を控えるようにしましょう。残り湯の使用は水道代の節約や環境への配慮といった点でおすすめですが、その一方で浴槽の汚れが詰まりを発生させてしまうおそれがあります。
このように残り湯の使用は一長一短の側面があるため、つまりの防止を優先させたい場合には使用を控えた方が良いでしょう。
個人での対応が難しいときは?
個人での対応が難しいときには業者に依頼しましょう。こうした場合に無理をして個人で対応しようとすると、状況を悪化させかねません。場合によっては洗濯機を故障させてしまうかもしれません。
なお、業者に依頼した場合の費用相場は数千円程度から数万円程度がレンジとなるため、そこまで高額ではありません。そのため、費用面での負担をあまり気にしない方は試しに業者に連絡してみてはいかがでしょうか。
まとめ
洗濯機の排水口の掃除やメンテナンスは敬遠されがちですが、日頃からしっかりとケアをしておかないと大きなトラブルにつながりかねないため、この点は留意しておきましょう。
なお、排水口の掃除は一度やり方を覚えてしまえば簡単にやれてしまう作業です。この記事で紹介した掃除方法を理解すればすぐに掃除ができるようになるでしょう。
また、排水口のトラブルの対処を個人でやるのが難しいと感じたときにはすぐに業者に対応を依頼しましょう。無理して問題を解決しようとすると状況を悪化させてしまうおそれがあります。