水のコラム
2021.06.29
洗面所のトラブル
洗面所の水漏れはどこから発生するのか？原因や対処法も紹介
洗面所の床が濡れていて水漏れが疑われるとき、まず知りたいのが「どこから水漏れしているのか？」でしょう。水漏れ箇所と原因が特定できれば自分で修理できるか、業者に依頼すべきか判断しやすいはずです。今回は、洗面所で水漏れが起こりやすい箇所とその原因、対処法をまとめてご紹介します。
給水管、止水栓
どこから水漏れしているのかが分からないときは、実際に水を流して水漏れ箇所を探す必要があります。そのため、床などが濡れないようにタオルやバケツなどを用意しておきましょう。
まず、蛇口を閉めていても水漏れが止まらない場合は、給水管や止水栓からの水漏れが考えられます。根本がナットで接続されていますが、この部分が緩んでいると水が漏れてくるため、締め直してみるとよいでしょう。それでも水が漏れてくるようなら、パッキンが劣化して隙間ができてしまっている可能性が高いです。同じサイズと形状のナットが売っていれば、購入して交換してみてください。
また、給水管自体がひび割れや穴開きを起こしていることもあります。その場合は給水管の交換が必要になりますが、自宅の洗面所に合うサイズ、形状のものを見つけるのは簡単ではありません。
排水パイプ
洗面所では排水パイプからの水漏れがよく起こります。パイプの下にバケツを置き、蛇口から水を流してみましょう。S字やP字になっている部分を「トラップ」と呼びますが、トラップの接続部分から水漏れが起きているようなら、ナットの緩みかパッキンの劣化が原因です。
また、排水パイプは詰まりが原因で水漏れを起こすこともあります。髪の毛や水垢、石鹸カスなどが原因で詰まりが発生することもあれば、アクセサリーや化粧品のキャップ、子どものおもちゃなどを排水口に落として詰まらせてしまうことも多いです。排水パイプの途中に詰まっているようなら、分解して取り除いてください。
・詰まりを解消する方法
詰まりが排水口で生じている場合は、排水口のゴミ受けにたまっている髪の毛やぬめり汚れなどを取り除くことで解消されます。問題は、排水パイプの内部で詰まりが起きた場合です。解消するにはパイプを分解して内部を直接洗浄するか、排水パイプまで届く洗浄剤などを排水口から流し込む方法があります。
おすすめは、重曹と酢を使った方法です。重曹を排水溝に振りかけた上から酢をかけると発泡するため、そのまま30分ほど放置しましょう。最後にたっぷりの流水で洗い流せば完了です。この方法は詰まりの予防にも役立つため、普段から定期的におこなっておくとよいでしょう。自分で詰まりを解消するのが難しい場合は、業者に依頼すれば業務用の高圧洗浄機などを使って詰まりを取り除いてもらえます。
・排水パイプが塩ビ管から外れてしまっている可能性も
洗面台の扉を開けてみて、排水パイプが床下の塩ビ管に差し込まれているタイプかどうか確認してください。ものを収納しようとしてぶつかった拍子に、排水パイプが塩ビ管から外れてしまったことが水漏れの原因になっている可能性もあります。この場合は排水パイプを差し直すだけで水漏れを直せるため、必ずチェックしたほうがよいでしょう。
水栓
洗面所がハンドシャワー水栓の場合、シャワーホースから水漏れが起きるケースも少なくありません。経年劣化によってひび割れや穴開きが発生していたり、ものをぶつけたときの衝撃で破損していたりする可能性があります。シャワーホースは単品で売られていないため、水栓本体ごと交換しなければなりません。
また、蛇口からの水漏れはハンドル下やパイプの付け根などから発生することが多いため、水を流しながら確認してみるとよいでしょう。この場合、接続部分のパッキンが劣化していることが原因になっていることがほとんどです。パッキンを交換すれば水漏れは直るはずですが、それでも直らない場合は水栓本体が保証していることが考えられます。水栓本体の交換を自分でおこなうのは難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。
排水管、下水管
床下にある排水管や下水管が水漏れを起こしている場合は、自分で修理することはまず不可能です。詰まりが原因であれば液体式クリーナーなどを流すことで解消される可能性がありますが、この方法を試しても水漏れが直らない場合は、排水管や下水管自体に問題が起きていると判断できます。床をはがして対処する必要があるため、業者に依頼しましょう。
洗面所から水漏れが発生したらひょうご水道職人へご連絡ください
ひょうご水道職人は伊丹市、川西市、三田市、高砂市、芦屋市、豊岡市、三木市、篠山市、洲本市など兵庫県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでのつまりをはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にひょうご水道職人にお問い合わせください。
