水のコラム
2021.05.23
トイレのトラブル
破損した便座の修理できる?気になる交換方法と注意点を解説
トイレの便座が割れてしまった、ヒビが入って使えない…。
こんなときは、便座の修理・交換が必要です。
いったいどうすれば良いのでしょうか?
便座が破損する原因と応急処置、交換方法と注意点について解説します。慌てずに落ち着いて対処しましょう。
便座が破損する原因とは
便座が破損する原因は、主に以下の2つです。
・無理な力が加わった
・素材の経年劣化
人が座って使えるように設計された便座ですが、想定外の無理な力が加わると、意外と簡単に破損してしまいます。
便器からずれた状態で座ったり、便座の上に立って踏み台にしたりするのは、やめましょう。
また便座の多くは樹脂でできているため、時間の経過と共に素材そのものが劣化していってしまいます。
もろくなった便座は、通常通りに使用していても、破損しやすくなっています。
破損した便座の破片で怪我をしないよう、十分に注意しましょう。
破損した便座は交換対応!とりあえずの応急処置は?
破損した便座を修理するのは難しく、新しいものに交換するしかありません。
すぐに交換できれば良いのですが、難しい場合もあるでしょう。
こんなときには、破損した便座に応急処置を施し、とりあえず使える状態にしておくのがおすすめです。
破損した便座の応急処置方法としては、折れた部分やヒビが入った部分を、布製のガムテープでぐるぐる巻きにします。
肌に触れたときの違和感を軽減するために、便座カバーを使用するのもおすすめです。
「見た目が悪い」という問題も解決できます。
「樹脂製の部品なら接着剤でくっつくのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、こちらの方法はおすすめしません。
接着剤の強度には限界があり、人の体重を乗せた際に、耐えられないケースがほとんどです。
苦労してくっつけても、すぐにまた折れてしまう可能性が高いですから、布製ガムテープを準備しましょう。
便座の交換方法
破損した便座を新しいものに交換する際には、まず「便座のみの交換が可能かどうか?」を確かめる必要があります。
自宅のトイレのタイプによっては、便座のみの交換が不可能なケースも。
この場合、破損したのが便座のみであっても、トイレ全体の交換が必要です。
トイレには、
・組み合わせトイレ
・タンクレストイレ
・一体型トイレ
の3つの種類がありますが、便座のみの交換が可能なのは組み合わせトイレのみです。
近年の住宅では、タンクレスや一体型を導入するケースも多いですが、これらのタイプでは、便座と便器は一体になっています。
個々のパーツ交換が難しいため、便座のみの交換も不可能です。
自宅のトイレが組み合わせ型で、便座のみの交換が可能であるとわかったら、次は新しい便座を準備します。
トイレ本体のメーカー・品番に合わせて選ぶのがおすすめですが、トイレ本体と便座は、サイズさえ合っていれば別メーカー部品でも使用可能です。
便器には大型サイズと標準サイズがあり、それぞれに対応した便座があります。
サイズを間違えないようにしましょう。
古い便座を取り外し、サイズを計測した上で新しいものを購入するのがおすすめです。
破損した便座を取り外すためには、便器の裏側にあるナットを回します。
2つあるので、モンキーレンチを使いましょう。
ナットが外れたら、パッキンとふた、便座が外れます。
便座と便器の間には、汚れが蓄積しているケースも多いので、新しい部品を取り付ける前に掃除するのがおすすめです。
新しい部品は、外すときと逆の手順で取り付けます。
便座の取り付け具を差し込んで、パッキン等を説明通りに設置したら、ナットを締めて完成です。
いったん仮留めしたあとに、便座の位置を調整し、モンキーレンチでしっかりと締めましょう。
温水洗浄便座を交換する場合は、電源プラグとアース線を外した上で、給水ホースの取り外し・取り付け作業が必要です。
給水ホースを触る際には、内部に残った水が出る可能性があるので、周囲を養生した上で作業してください。
交換時の注意点は?
ごく一般的な便座交換であれば、それほど難易度は高くありません。
新しい部品と必要な工具を正しく準備できれば、作業に慣れていない方でも、無理なく進めていけるでしょう。
ただ、温水洗浄便座の場合、難易度はぐっと上がります。
温水洗浄便座や電気と水の両方を使う設備で、交換作業にはリスクもあります。
「自分で交換しようとしたら、トイレ中が水浸しになってしまった!」という事例もありますから、自信がない場合は、水回りの修理業者に依頼するのがおすすめです。
また、「ごく一般的な便座が破損したので、これを機にウォシュレットに交換したい」という場合は、トイレ内にコンセントを設置する電気工事が必要です。
自力での作業は難しいので、こちらも業者に依頼しましょう。
水回りの修理だけではなく、電気工事にも対応してもらえるかどうかを、事前に確認した上で依頼するのがおすすめです。
トイレの便座交換は状況を見極めて業者依頼を
ごく普通の便座交換であれば、自力での対処も難しくはありません。
応急処置でとりあえずトイレを使える状態にしたら、新しい便座を早急に手配しましょう。
一方で、交換する便座が温水洗浄便座の場合は、無理をせず業者に依頼してください。
ひょうご水道職人は、水回りのトラブルに幅広く対応している修理業者です。
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