水のコラム
2021.01.22
水道管の凍結
兵庫県で水道管の凍結を防止するために
忙しい朝に避けたいトラブル
水道管は氷点下4℃以下になると凍結リスクが高まります。
夜間は冷え込みが厳しくなるうえ、キッチンやお風呂場、洗面所、トイレといった水回りは寝ている間はほとんど使われず、
室温も下がるので水道管も冷やされてしまいます。
頻繁に水道を使えば凍結は避けられますが、
寝ている間は使わない状態が長く続くので凍結しやすくなるため注意しなくてはなりません。
朝起きて水が出なければ、洗顔や歯磨きもできず、
コーヒーも淹れられず、出勤や登校にも支障が出ます。
万が一、水道管にヒビが入って水漏れしたり、水道管が破裂して水が噴き出せば、
その対応に追われて出勤や登校どころではなくなるため注意が必要です。
兵庫県は淡路島をはじめ、瀬戸内海や太平洋に面した冬場も比較的温暖な地域もある一方で、
六甲おろしが冷たい山麓地域などもあります。
地域差だけでなく、近年は異常気象の影響で寒波が訪れることも多く、
兵庫県の地域を問わず、水道管の凍結には気を付けなくてはなりません。
雪が降る条件は上空温度マイナス6℃以下、地上の気温3℃以下なので、雪が降らなくても凍結のリスクがあります。
冬場は地域を問わず、水道管が凍結しないよう事前に対策をとっておくことと安心です。
アパートの2階は特に注意を
水道管が凍結しやすい場所は地域の気候だけでなく、北側に位置する住宅であったり、
お住まいの中でも北側や日陰に設置されている水道管が凍結しやすいなど差がでます。
また、建物の構造としては気密性の高いマンションより、一戸建てやアパートなどが起こりやすいです。
特に気を付けたいのはアパートの2階にお住まいの方。
もちろん、1階の方も借りている以上は、お住まいに支障が生じないように配慮したいものですが、2階は特に注意が必要です。
万が一、2階で水道管凍結による破裂や水漏れが起これば、階下に水が漏れ、
アパートの階下の住人も巻き込む大きなトラブルになるリスクがあります。
思わぬトラブル対処に手間取ることがないよう、未然に凍結防止策を講じておきましょう。
自分でできる凍結防止策
水道管の凍結を防止策はさほど難しいものではありません。
極めてアナログな方法です。
最初に行いたいのが水道管や蛇口の保温です。
屋外にある水栓をはじめ、トイレや洗面所など水回りの水道管やむき出しになっている水道管を保温します。
古くなったタオルや発泡スチロールを巻きつけたり、
使い古しのニット帽子をくりぬいて筒状にしてかぶせるなどしましょう。
身の回りにある要らなくなったもの対処できるので、低コストで直ぐにでも対処可能です。
兵庫で雪が降る予報が出たときや氷点下に下がるとき、
霜注意報が出るなど冷え込みが予想されるときには、夜寝る前にも凍結防止策を講じましょう。
水道の蛇口を開き、一晩、水を出しっぱなしにしてください。
水道代がもったいないと思われるかもしれませんが、ポタポタ、チョロチョロ程度で構いませんので、水道代が大きくかさむ心配はありません。
冬場の水は冷たくても、液状である以上、零度以下ではないため、水道管内を保温し、凍結の機会を作らせないことができます。
お風呂やシャワーで使っているガス給湯器も、凍結防止策を講じましょう。
ガス給湯器内に通っている給水管に残っている水が凍結してしまうことがあるため、対策が必要です。
追いだきタイプなら、寝ている間も追い焚きスイッチを入れっぱなしにしておきます。
ガス代が気になるほどガンガン沸かす必要はなく、温度は最低の35度で構いません。
追いだき機能がついていない場合は浴槽の水栓を開いた状態で、ポタポタと水の出しっぱなしを行いましょう。
また、ガス給湯器に凍結防止装置がついている場合は、敢えて対策はせず、自動機能に任せておけば問題ありません。
万が一の時に注意したいこと
対策を講じても水道管が凍結してしまった場合、どうすればいいでしょうか。
通常、日が昇って気温が徐々に上がり、日差しが出てくれば自然と溶けていきます。
もっとも、それでは朝の身支度ができないので、タオルで水道管を包んだ状態でぬるま湯を少しずつかけるか、
ドライヤーの温風を当てながら、徐々に溶かして対処してください。
やってはいけないのが、早く溶かしたいと水道管に熱湯をかけてしまうことです。
熱湯をかけると急激に温度が変化し、水道管に亀裂が入り、破裂することがあります。
万が一、破裂したり、水漏れが起きた際には水道の元栓を止めて応急処置をとったうえで、水道修理業者を手配してください。
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