水のコラム
2023.07.26
トイレのトラブル
トイレの水漏れで水道代が高くなる!放っておくといくらになるのか?
トイレでちょろりちょろり水が流れていることに気づかずに、そのまま放置した経験はありませんか?
そのままの状態を無視すると、もしかしたらかなり水道代金をロスしているかもしれません。ちょっとずつでも積もれば相当量の水を浪費していることにもなります。
そこで今回は、トイレの水漏れで水道代が高くなる場合、放っておくといくらになるのかを解説していきます。
トイレの水漏れを放っておくと水道代が上がる
トイレの便器内へちょろりちょろりと水漏れしているだけであっても、みるみる水道代金は高くなります。
何も気づかずに水漏れしているレベルでも料金が変動してくるので、水漏れを発見した頃には手遅れケースもあり得ます。そのため、直ちに対策を立てる必要があるでしょう。
トイレ水槽内部で水漏れ音が聞こえるときも、水漏れしていることが多いので注意する必要があります。
トイレの水漏れを放っておくと水道代はどうなるのか
「水漏れ状態を発見したけれど、そこまでひどくないしそのままにしておこう…」などと水漏れの小さな問題を無視していませんか?
実際、各水道局によって異なりますが、トイレのちょっとした水漏れトラブルだけでも月に5,000円前後の水道コストになる場合があります。
節約対策として日々わずかでも安い食品を購入し電気を消すなどしているのに、水漏れ状態を1ヵ月間放っておくだけで、これほどの余分な出費となるケースもあります。
水道代金の計算法は「基本料+上水道の使用量+下水道の使用量」で割り出されます。水道を使った分にプラスして汚水を流した分量の合計が水道料金になるので、使用すれば使用するほど水道代金は高くなるでしょう。
ちなみに、呼び径(水道メーターの口径サイズ)の太さも水道料金に関わってきます。
トイレは多様なパーツが組み合わさって成り立っています。パーツの老朽化や壊れることで水漏れしやすい箇所でもあるので、トイレで異常を発見した場合、すぐに対処しましょう。
水道代以外にもトイレの水漏れ放っておいてはいけない訳
トイレの水漏れを放っておくと水道費用が高くなるだけではありません。最初はわずかな水漏れ状態と無視して放っておく方もいるかと思います。
水漏れを放っておくとより状態が進行し、水が漏れ出す量はゆっくり増えていきます。結果として、トイレから漏れ出した水が床面へ漏れれば床材部分がカビてきたり傷み出したりします。
加えて、床下部分への水漏れアクシデントは床下の空間の湿度を上げるので、シロアリが生まれやすい状況を作ってしまいます。
最終的にわずかな水漏れ状態を放っておいたために、たくさんのシロアリが家全体の大黒柱を食い尽くすこともあるので注意してください。
水漏れが便器と床のところで発生しているのはガスケットやフランジの経年による老朽化が原因のケースがほとんどですが、放っておくと汚水が漏れて異臭が発生し
てしまいます。
アパートなどのケースだと、階下に水漏れの被害を及ぼしてしまい過失責任となる恐れもあります。
自分で楽にできる水漏れ修理手順
以下では、自分でも可能な作業を解説していきます。
万が一自分にはできないと感じた場合、無理はせずに水道業者に相談して下さい。
緩みきったナットを再び締める
「せっかく修理業者に来てもらったのに、作業をあまりすることなくお金を請求されてしまった」といったことがないように、ナット箇所の緩みは必ずチェックしましょう。
ダイヤフラムの取り替え
ダイヤフラムとは、ボールタップ内部に設置された給水管箇所の水圧をコントロールするパーツのことです。
ボールタップと水槽内への給水地点から水漏れするケースは、ダイヤフラムの老朽化が理由なので、パーツを取り替えるだけで水漏れが直ります。ダイヤフラムはホームセンターかECサイトで購入可能です。
フロートバルブの取り替え
フロートバルブは水槽の栓の役目を果たすもので、老朽化すると便器にちょろりちょろりと水が漏れる要因になります。
フロートバルブの取り替えもスムーズにできるので、自分で修理作業すれば安く済むでしょう。フロートバルブのゴムのところが老朽化している場合、手が黒くなってしまうので、ゴム手袋を着用して作業を行って下さい。
ちなみに、この黒ずんだ汚れは洗っても落とせないです。またゴムフロートはホームセンターでも購入可能ですが、大きさが複数あるので購入する際は、外したゴムフロートを持ち込んでサイズを確かめたほうが無難です。
トイレの水漏れチェック方法
トイレの水漏れ状態を発見できていれば損害とダメージを小さくできますが、仮に水漏れを発見できずに放っておくと、水道代金が高くなるだけでなく、水漏れによる漏水被害を招く恐れがあります。
被害状況があなたの部屋だけでなくアパートの場合、階下に及ぶこともあるので水漏れしているときは、いち早く水漏れを発見することが大切です。下記、トイレで水漏れチェック項目を3つ解説します。
便器の水面に揺れがないか
トイレの水漏れを確認する上で、はじめに便器に溜まった水である「封水」を目で見て確かめましょう。トイレの水を流したあと、かなり時間経過しているはずなのに、封水の水面上が揺らめいているときは水漏れの場合があります。
このケースの原因は、トイレ水槽内部にあるパーツに問題があるか壊れている場合があるので、パーツを交換するか、正しい配置に戻すことで水漏れが止まります。
床面に水漏れの痕跡がないか
トイレに入った時点で床が濡れていたりしないでしょうか。尿を飛び散らせていることも考えられますが、記憶にないときはトイレが水漏れしているかもしれません。
トイレの床が濡れている場合は、はじめにトイレ水槽と給水管つなぎ目部分などから水漏れしないか確かめてみましょう。つなぎ目に緩みがあったり、パッキン箇所が経年で老朽化しているときはパーツを交換するか、工具のレンチでつなぎ目を締め直す必要があります。
トイレ水槽やつなぎ目からの水漏れでないとき、便器本体と床面を接続するガスケットやフランジパーツが老朽化して水漏れしていることもあります。
放置すると床下のところまで浸水して住居を傷める原因にもなるので、直ちに対処Sしなければなりません。ガスケットやフランジを扱うときは便器を外さなければならないので、水道業者に依頼して作業をしてもらうようにするといいでしょう。
ウォシュレットが濡れていないか
トイレの水漏れ原因は便器やトイレ水槽だけとは限りません。使用中のウォシュレットから水漏れしている場合もあるということを念頭に入れておきましょう。
給水管部分とウォシュレットはホースで接続されていますが、このつなぎ目が経年の老朽化によって緩み始めたり、パッキン箇所のゴムのところが老朽化したりして水漏れ原因になっている場合もあります。
対応するパーツに交換することで水漏れの症状は解消されますが、ウォシュレットを設置してから10年以上経っているとき、製品メーカー側が適合パーツの生産を終了させていて在庫がなく、修理できない場合もあります。
修理を依頼しても、古いウォシュレットなのでその他箇所の破損になる危険があるとき、修理を断られる場合があるので事前に理解しておくとスムーズでしょう。
そのケースは新品に交換するか、給水パーツの品番に誤りがないかチェックした上でウェブ購入して自分で交換する必要があります。
似たような製品番号が多いので、違う製品を購入した場合には設置できず、返品にも応じてもらえない場合があるので注意してください。
まとめ
今回は、トイレの水漏れで水道代について解説してきました。放っておくといくらになるのか紹介しましたので、一つの判断基準になったのではないでしょうか。ぜひ本記事の内容も参考にしてみてください。