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水のコラム

2023.03.22

水回り

洗濯機の排水ホースの外し方を知っておこう!掃除方法も解説

洗濯機を移動するときや掃除するときは、排水ホースを外す必要があります。しかし、外そうにもやり方が分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、ホースを外すタイミングや作業前の確認ポイントなどを、作業手順とともにまとめました。こちらの記事を読めば、誰でも排水ホースを正確に外せるようになります。あわせてホースの掃除方法も解説するので、メンテナンスにお役立てください。

排水ホースを外すタイミング

普段いつも通りに洗濯機を使っていると気が付きませんが、排水ホースを外さなくてはならない場面があります。以下のような事態に遭遇したときは、この後解説する外し方を参考にしながら作業しましょう。

洗濯機の移動や交換のとき
洗濯機の位置を変えるときや、新しい製品に交換するとき、ホースを外さなくてはなりません。ホースをつけたまま作業してしまうと、邪魔なだけでなく、破損などのトラブルの原因になります。

洗濯機の移動や交換を検討しているときは、まずホースなどのパーツを外す必要があるか確認しましょう。

排水口やホースの掃除をするとき
排水口やホースは、洗濯で洗い流された汚れがふちゃくすることがあります。汚れがたまり腐敗すると、悪臭を生み出します。これを防ぐためには、ホースやその先にある排水溝を掃除しなくてはなりません。掃除するには、ホースを外す必要があります。

ホース周りのパーツ交換のとき
洗濯機のパーツは、ときに破損することがあります。ホースやその周りのパーツも例外ではありません。交換するときは当然古いパーツを外します。破損したパーツをそのまま使い続けていると、水漏れなどのトラブルを引き越しかねないため、できるだけ早く交換しましょう。

作業前の確認ポイント

洗濯機のホースは、製品ごとに仕様が違います。スムーズに作業するには、取り外し前にいくつかのポイントを確認しておく必要があります。作業に移る前に、次のチェックポイントを調べておきましょう。

部品が外れない場合がある
洗濯機の中には、排水ホースを設置する際、排水口に接着剤で固定するタイプがあります。中には回せば取れるタイプもありますが、部品が外れないタイプを無理に取ろうとすると、破損するため危険です。作業前に、取り付け部分が外れるか確認しましょう。

取り外し・取り付け方法は正しいやり方を守る
洗濯機のホースは、基本的なやり方はありますが、細かい部分で作業が違います。間違った取り付けをすると、水漏れや破損につながるため、危険です。正しいやり方を確認しておきましょう。

洗濯機の取扱説明書には、ホースの扱い方も記載しています。作業前に必ず手順を確認してください。

排水ホースの外し方

注意点などを押さえたところで、作業に移りましょう。まず、安全のために洗濯機のコンセントを抜いてください。あわせて、水漏れを防ぐために水道の蛇口も閉めます。下準備が終わったらホースの状態を確認しましょう。

ホースは、専用のクリップで止められています。ネジがあるタイプはドライバーで緩めて、ないものは手で回して外してください。接着剤でつけられているものは、業者の力を借りなくてはならないため、無理に取らないようにしましょう。

洗濯機からホースを外したら、排水溝につながっている方も外していきます。L字型の部品ごと引っ張ってください。これで取り外しは完了です。

排水ホースの取り付け方

洗濯機の移動やホースを新しいものに交換した後は、ホースを取り付ける必要があります。取り付け方もあわせて覚えましょう。

用意する道具
取り付けには以下の道具が必要です。まずは道具を用意しましょう。

・ハサミ
・ドライバー
・ホース用クリップまたは結束バンド

ハサミはホースを調節するのに使います。ホースの取り付けにネジを使うタイプは、回すためのドライバーも用意しましょう。ホースを固定するためのクリップも忘れずご用意ください。ない場合は結束バンドでも代用可能です。道具を用意したら、作業に移ります。

取り付け方
まず、ホースが長い場合は、ハサミで切ってちょうどいい長さに調節します。その後、ホースクリップを使い、エルボを取り付けてください。きちんとエルボを固定できているか確認しましょう。

振動などで外れないことが確認できたら、エルボを排水口に差し込みます。奥まできっちりはめ込みましょう。その後、洗濯機側のホースを外したときとは逆の手順ではめ込みます。きちんとはまっていることが確認できたら作業は完了です。

ホースを掃除するときの作業方法

洗濯機の排水ホースは、まれに悪臭の原因になることがあります。これを防ぐには、ホースの掃除が必要です。掃除はホースの着脱ができれば簡単にできます。洗濯機から嫌な臭いがするときは、以下の作業を行ってください。

用意する道具
ホースの掃除には以下の道具が必要です。

・ゴム手袋
・塩素系漂白剤
・輪ゴム
・ラップ
・古歯ブラシ
・バケツ
・ドライバー

塩素系漂白剤は肌や目に付くと危険なため、必ずゴム手袋をした状態で作業してください。漂白剤はキッチンハイターや洗濯機用洗剤が活用できます。あとの道具は洗剤をホース内に行き渡らせ、汚れを取るためのものです。どれも必要な道具のため、すべてそろえてから作業に移りましょう。

コンセントを抜き水道を閉めてホースを外す
まずは洗濯機のコンセントを抜き、水道を閉めます。先ほど解説した手順で、ホースを外してください。ホースがネジで止められている場合は、ドライバーを使って外します。外し終えたら、掃除液を作る作業に移ります。

漂白剤を薄めて掃除液を作る
準備ができたら、漂白剤をぬるま湯で50倍に薄め、掃除液を作ってください。じょうろなどに入れて作ると、この後ホースの中にそそぎやすくなります。漏斗などを用意しておくのもよいでしょう。掃除液ができたらラップと輪ゴムをご用意ください。

ホースの片方をラップと輪ゴムで塞いで液を入れる
ラップと輪ゴムでホースの片方を塞ぎます。掃除液が漏れないよう、すき間なくラップをして、輪ゴムで縛りましょう。終わったら中に掃除液を入れます。このとき、バケツを舌においてやると、液が漏れても床などを汚す心配がありません。

もう片方の口を同じように塞いで放置する
掃除液を入れ終わったら、もう片方のホースもラップと輪ゴムで塞ぎます。こちらもこぼれないよう、しっかり塞いでください。終わったら液が入った状態で30分~1時間ほど放置します。

ホースの中と外の汚れを落としていく
時間が経ったら、ホースを上下に振り、中に入れた液がまんべんなくホースの中に行き渡るようにしましょう。こうすることで、ホースの中の掃除液が汚れを落としてくれます。終わったら液をバケツの中に捨てましょう。

ホースの外側に汚れがあるなら、古歯ブラシでこすり落とします。きれいにしたら中に水を入れてバケツに捨てるのを、3回ほど繰り返してください。

ホースを元通りにして問題なく動くか確認する
ホースをすすいだら元の位置に戻します。このとききちんとはめないと水漏れするのでご注意ください。ホースを元通りにしたら、洗濯機のコンセントや蛇口も元に戻し、動かしてください。

すすぎや脱水のとき、排水がホースの隙間から漏れださなければ、掃除は完了です。この段階で水漏れが起きたら、洗濯機を止めてはめ直す作業をやり直しましょう。

外せないホースは業者に修理・交換を依頼する

洗濯機の中には接着剤でホースをつけるタイプがあります。このタイプは、業者による専門的な技術が必要です。修理・交換が必要なときは、家電やその設置を行っている業者に相談しましょう。

まとめ

洗濯機の排水ホースは、製品により取り外しができます。移動や交換などが必要なときは、自分で取り外せないか確認しましょう。ホースの着脱が自分でできるようになれば、ホースの掃除もできます。より衛生的に洗濯機を管理したいなら、身に付けておきましょう。

洗濯機の中には接着剤を使うなど、家庭では対応できない方法で設置していることもあるため、ご注意ください。自分で着脱するのが難しい場合は、無理せず業者の力を頼りましょう。

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