水のコラム
2022.10.08
水回り
井戸ポンプを交換したい!工事にかかる費用・交換タイミング
井戸ポンプは、ガーデニングや家庭菜園にも便利なため、近頃普及が進んでいます。手動のポンプであれば、災害時にも水が使えるので安心です。
しかし、井戸ポンプが壊れてしまった場合にかかる費用などが気になり設置に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。すでに井戸ポンプを導入している家庭も、井戸ポンプの交換はどのタイミングで行うべきなのか気になっているかもしれません。
本記事では、井戸ポンプの交換・工事にかかる費用や交換のタイミング、交換の流れとDIYできるのかどうかについて詳しく解説していきます。
井戸ポンプの交換・工事にかかる費用
井戸ポンプの調子が悪かったり、長年使用していたりするときに新しいポンプへの交換を検討するのではないでしょうか。その際にかかる費用相場はどのくらいなのか気になりますよね。
井戸ポンプの交換にかかる費用相場は、浅井戸で約4万円~です。その他にポンプ本体の価格と古いポンプの処分費用がかかるため、合計で約10万円は見ておいた方が良いでしょう。
交換・工事費用は依頼する業者によっても異なるので、複数社に見積もりを出してもらって比較検討するのがおすすめです。業者を選ぶ際には、過去の実績を確認しておくことも大切です。
過去の実績は業者のホームページに掲載されていることが多いので確認しましょう。具体的な作業内容と費用を掲載している業者であれば、より安心して任せられます。また、アフターフォローが充実しているかどうかも重要です。
水回りの工事は、工事後にトラブルが発生することも少なくありません。アフターフォローが充実している業者であれば、万が一に備えても安心です。定期的に点検してくれるかどうかも併せて確認し、検討してください。
なお、井戸ポンプの交換を業者に依頼する際には、次のポイントに注意しましょう。
・工事の音と振動を近隣に周知する
・水道局指定業者を選ぶ
・追加費用について確認する
井戸ポンプを交換する工事では、大きな音と振動が伴います。近隣の住民に事前に工事について知らせておかないと、驚かせてしまいます。トラブルを回避するためにも、周知しておきましょう。
水道工事は水道局指定の業者と非指定業者があります。水道局指定業者とは、基準を満たしていて水道と排水工事を適切に行えると水道局に認められた業者のことです。井戸ポンプの交換は、水道局に指定された業者に依頼すると安心です。
また、追加費用の有無について事前に確認をとっておくことも大切です。特に業者が出してきた見積もりが相場よりも大幅に安い場合は注意してください。オプションや追加費用がかさみ、結果的に予算を大幅にオーバーしてしまうこともあります。
事前に確認しておくことで、見積もりと実際に支払う金額の差が大きくならないので安心です。
井戸ポンプを交換すべきタイミング
井戸ポンプの交換は、不具合の発生や経年劣化によって検討し始める家庭が多いのではないでしょうか。井戸ポンプの寿命は約10年と言われています。しかし、使用頻度や使い方によっても劣化にかかる時間は異なります。
長年使用している上に不具合が発生したときは、井戸ポンプを交換するタイミングと言えるでしょう。具体的にどのような状態になったときに交換すべきなのか解説します。井戸ポンプの交換を検討すべき症状は次の通りです。
・ポンプから水が出ない、水圧が悪くなったとき
・ポンプのモーター音が異常な大きさになったとき
・ポンプが動かない・止まらないとき
・電源が入らない・途中で止まるとき
・漏水・漏電が考えられるとき
ポンプから水が出ない、水圧が悪くなるという症状は、1番多い症状です。地下水の水位に異常がある場合やストレーナーのつまりが発生している場合、排水管に異常がある場合には、自力での対処が難しいです。
ポンプのモーター音が異常な大きさになったときは、故障が考えられます。故障を放置すると、いずれ漏水や漏電にまで被害が発展して機関です。電源が入らない場合は、漏電している可能性があります。
井戸ポンプにはブレーカーが備えつけられていることが多く、漏電が確認されると自動的にブレーカーが落ちる仕組みになっています。経年劣化や外的衝撃、虫などの小さな生物が井戸ポンプ内に侵入して電気回路がショートしてしまうこともあります。
これらの症状が発生しているときは、使用年数関係なく専門業者に依頼しましょう。井戸ポンプを雑に扱っていると、劣化するスピードが速くなっていることも考えられます。業者に相談すれば、井戸ポンプを交換すべきか修繕で事足りるか判断してくれます。
井戸ポンプの交換の流れ
井戸ポンプの交換を決めたら、業者に依頼しましょう。井戸ポンプの交換の大きな流れは次の通りです。
1. メールや電話にて業者に依頼する。
2. 現場調査・見積もりを出す。
3. 施工。
4. 施工完了。
現地調査では業者スタッフが実際に井戸ポンプの症状を確認したうえで、見積もりを算出します。費用を抑えたければ、手間はかかるものの複数社に見積もりを出してもらうのがおすすめです。
実際にスタッフと接することで安心して任せられる業者かどうかの見極めもできます。施工は当日の緊急時工事もしくは改めて都合の良いタイミングで日程を決めることも可能です。施工後に井戸ポンプの作動確認をして、施工完了となります。
井戸ポンプの交換はDIYでもできるのか
最近はDIYをする方が増え、井戸ポンプの設置や交換も自分でしたいという方もいます。井戸ポンプの交換は自力でも行えます。最大のメリットは、費用を抑えられるという点です。
しかし、井戸ポンプをDIYするデメリットもかなりあるので慎重に判断しましょう。井戸ポンプの交換をDIYする際のデメリットは次のような点が挙げられます。
・失敗すると井戸が使えなくなり、掘りなおさなければならない
・井戸ポンプの接続部分が甘いと耐用年数が短くなる
・重労働な作業なので最低2人で作業しなければならない
井戸ポンプの交換をDIYすることは可能ですが、メリットに対してリスクが大きすぎるため、おすすめはできません。業者に依頼すれば、施工保証が付くためアフターフォローもしてもらえます。
井戸ポンプの耐用年数は10年ほどですが、DIYで行った場合適切な処置がなされていないと耐用年数が大幅に短くなる可能性が高い上に保証がつきません。一時的に費用は抑えられても、トータルで余計な費用がかかる可能性が懸念されます。
まとめ
ここまで、井戸ポンプの交換・工事にかかる費用や交換のタイミング、交換の流れとDIYできるのかどうかについて詳しく解説してきました。家庭菜園やガーデニングを楽しむ家庭には、井戸ポンプはとても便利なアイテムです。
井戸ポンプにすることで水道代の節約にも繋がります。しかし、井戸ポンプが故障したときにどうすれば良いか不安な方もいるかもしれません。井戸ポンプの修繕・交換は業者に依頼して行えば、適切に対処してもらえます。
井戸ポンプを設置する際に、修繕・交換を依頼する際の信頼できる業者も併せて見極めておくのもおすすめです。井戸ポンプを導入して、家庭菜園やガーデニングを楽しみましょう。