水のコラム
2022.06.04
トイレ
トイレの床掃除を効率よく完了!手順と方法を解説
毎日誰かが使用するトイレの床は、気がつかないうちに汚れてしまうものです。
床掃除を効率良くこまめに掃除することで、きれいで快適なトイレになります。しかし「汚れの目立ちやすい便器や便座に比べて、床掃除は面倒」と感じて、こまめにやらない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トイレの床掃除を効率よく簡単に完了させる方法やポイントを紹介します。当記事を参考に、時間をかけずにトイレの床をきれいにする方法を実践してみてください。
トイレの床掃除で準備するもの
トイレの床掃除をはじめる前に、まずは床掃除で準備するアイテムを揃えていきましょう。
掃除をするための必須アイテムと、あると便利なものを紹介します。
使い古した布
必須アイテムとして、使い古した布を準備しましょう。
トイレは室内の掃除に使用する雑巾とは分けて使用したいものです。トイレ用の雑巾は、床を拭いたあとにそのまま廃棄できる使い古しの布を使うと衛生的です。
着なくなった体操服やTシャツなどを切り、トイレ用雑巾として使用すれば経済的にも助かります。10cm〜15cm角のサイズにしておくことで、すぐに使えて便利です。
ハンディタイプの掃除機
トイレの床は狭い場所が多くあります。
そのため、普通の掃除機では奥まで届かない、掃除機が室内に入らないことがあります。ハンディタイプの掃除機があれば、便器の裏側など細かい部分のほこりも吸い取れて便利です。
拭き掃除をはじめるまえに大きなほこりを吸ってしまえば、そのあとの掃除がしやすくなります。ほこりや髪の毛などを吸い取ってから、拭き掃除を始めましょう。
掃除用シート
便器や便座の掃除に使用するシートも、床をきれいに拭けるため必須のアイテムです。掃除機をかけても、細かいほこりやゴミは残りがちです。
トイレ用シートを使い便器の裏側を拭いてみましょう。細かいほこりがシートについてきます。
掃除用シートには、便器に流せるタイプも販売されています。しかし、髪の毛やゴミの量が多く貼りついている場合には、排水口のつまりの原因につながります。流さずにゴミ箱へ捨てることがおすすめです。
フロア用ワイパー
掃除用シートが装着できる、フロア用のワイパーがあると便利です。トイレの床は狭く、なかなか手が届きにくい場所が多くあります。フロア用ワイパーなら、狭い場所でも簡単に掃除がおこなえる便利アイテムです。
そのほかワイパー掃除は、トイレの床に膝をつけず立ったままの状態で掃除ができます。トイレの床に膝をつけて掃除をするということに、抵抗がある人にはおすすめなアイテムです。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、メラミンフォームと呼ばれている材質でつくられているスポンジです。頑固な汚れを簡単に削り落とせるため、トイレの水回り掃除にも使い勝手がよいでしょう。
床についた黄ばみや黒ずみが気になる場合、このメラミンスポンジを使って汚れを落としていきます。洗剤を使用せず水だけで落とせる便利なアイテムです。しかし、フローリング素材の床は、コーティングが剥がれてしまうため注意しましょう。
クエン酸スプレー
こまめにシートで掃除ができていればよいのですが、蓄積された汚れやニオイが気になる場合にはクエン酸スプレーを使用しましょう。アルカリ性に強いクエン酸スプレーは、除菌や消臭効果に期待ができます。
床についてしまった尿の汚れや、ニオイにスプレーを吹きかけて拭き取りましょう。こちらもメラミンスポンジと同様、フローリング素材の床には不向きです。コーティングが剥がれてしまう可能性もあるため注意してください。
トイレの床掃除、方法とポイント
突然訪問者がきても困らないように、トイレはいつも清潔にしておきたい場所でもあります。
理想は毎日拭き掃除をすることです。そこで毎日簡単にできる床掃除の方法や、汚れを落としたい場合の掃除方法を紹介します。
毎日簡単にできる床掃除の方法
はじめに、毎日できる床掃除の方法を紹介します。
この方法は、トイレの汚れをきれいに取り除いたあと状態を維持させるための方法です。
まずは、手前から奥へとシートで拭き掃除をしていきます。
このとき掃除用ワイパーを使うと簡単に完了します。
そのあと念入りに、厚手のトイレ用シートを使い便器と床のつなぎ目を拭いていきましょう。この部分は、尿の飛び散りなどが付きやすい部分です。しっかり拭くことが大切です。
全体をきれいにする床掃除の方法
トイレの床を全体的にきれいにしていくには、上から下に掃除していく方法がおすすめです。
床が気になると床から掃除をしたくなるものですが、トイレ上部にほこりが溜まっていると、ほこりが落ちて余計に汚くなります。上部のほこりを落してから掃除機をかけるのが効率的です。
掃除機で大きなゴミやほこりを吸い取り、洗剤やお掃除シートで床を拭いていきましょう。
ほこりやゴミはトイレの隅に溜まりやすいもの。シートで拭き取る際は、隅を重点的に拭いていくことが大切なポイントです。
床の黄ばみを取りたいときの掃除方法
床に飛び散った尿は時間が経つにつれ乾燥し、尿石が残ります。
そのため尿が飛び散った場合は早めの対処が大切です。付着してすぐの状態なら、掃除用のシートで軽く拭き取るだけで、汚れは落とせます。しかし、時間が経ち尿石に変わるとシートでは落ちません。
その場合、クエン酸スプレーや中性洗剤を使って汚れを落とします。
クエン酸スプレーは、床がフローリング素材だと表面が傷つくため注意が必要です。中性洗剤を雑巾にしみこませ、まんべんなく床を拭いていきましょう。
黒ずみを取りたいときの掃除方法
床の黒ずみは、皮脂や汚れが混じった汚れ、またはカビが原因です。
黒ずみのほこりを放置しておくと落ちにくくなるため、気がついたときに対処していきましょう。トイレの黒ずみも黄ばみと同様、中性洗剤がおすすめです。
床についたほこりを、しっかり取り除きます。
そのあと雑巾に中性洗剤を含ませて拭いていきます。これで落ちないときはカビが原因かもしれません。その場合は、アルカリ性洗剤を使用すると落とせます。床の素材によって使用できないこともあるため注意してください。
トイレの床、掃除しても汚れが落ちないときは
築年数が経っている住宅や、古いトイレの床は掃除しても汚れが落ちきらない場合もあります。
トイレ自体は問題なくても、床が劣化していると汚く見えてしまうものです。このような場合、トイレの床をリフォームすることも選択肢の一つになります。
DIYでトイレの床をリフォームする場合は、クッションフロアの床材がおすすめです。
トイレの床に重ね張りができるため、DIYの方法で最も簡単にできる床材といえます。新聞紙で型紙をつくり、それにあわせて床材を切って床に貼りつけるだけの簡単な作業です。
トイレの床を本格的にリフォームすると?
簡易的なリフォームは壊れやすく長持ちしないという理由から、本格的なリフォームを検討している人も多くいるでしょう。業者に床のリフォームを依頼した場合の費用相場は、クッションフロアの床材で全面張替えしても20.000円〜40.000円です。
フローリング床材だと少し高くなり、30.000円〜60.000円ほどの相場となります。古い床で掃除してもきれいにならない人は、本格的にリフォームを検討してみることも選択肢の一つではないでしょうか?
まとめ
今回は、トイレの床掃除を効率良く完了させる方法やポイントをご紹介しました。トイレをきれいに保つことができれば、突然訪問者がきても焦ることなくトイレを貸すことができます。
便器や便座と一緒に、トイレの床を掃除しておきましょう。また築年数が経っている家庭では、リフォームもおすすめです。自分でリフォームするのが面倒な人は、プロに依頼しましょう。手間もかからず安い料金でリフォームできます。