水のコラム
2021.07.30
トイレの豆知識
トイレを長く大事に使う方法
すぐに嫌なものを流せ、臭いが残りにくく、汚れても掃除しやすいことから、食べ残しや、ペットの排泄物をトイレに流している方は少なくないでしょう。おしりふきや、生理用品を流したことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、トイレは実は繊細な構造になっているため、原則人間の排泄物、水、トイレットペーパーしか流すことはできません。そこで今回は、なぜ流してはいけないのか、流してしまうと何が起こるのかをご紹介します。
目次
トイレに流していいもの
トイレに流せるのは、上記の通り人間の排泄物と、水、トイレットペーパーのみです。しかし、例外として「トイレに流せる」と記載されたティッシュペーパーやトイレクリーナー、お掃除シートは流しても問題はないでしょう。トイレに流せると記載されたものは、水に溶けやすく、詰まる恐れが少ないです。しかし、トイレの排水管の直径はあまり大きくありません。そのためトイレットペーパーも同様ですが、一度に大量の紙などを流すと詰まってしまうため注意しましょう。
なぜペットの排泄物は流してはいけないのか
ペットの排泄物を、臭いが気になり、手軽だからとトイレに流している方はすぐにやめてください。排泄物なのだから同じだと考えている方が多いでしょう。しかし、ペットの排泄物には、ペットの毛が含まれて、ペットのトイレの砂が付着しているため、非常に詰まりやすいです。基本的にトイレは、水に溶けないものや、直径が大きすぎるものは流してはいけません。ペットの排泄物は、含まれている毛や、付着したトイレの砂で水に溶けにくいものになっています。
紙ならなんでも流せるわけではありません
トイレットペーパーや、トイレに流せるティッシュペーパーなどが流せるなら、普通のティッシュペーパーや、赤ちゃんのおしり拭きも流せるのではと考える方もいるでしょう。しかし、答えはNOです。
トイレに流せると記載されている商品は、水に溶けやすい性質を持っています。普通のティッシュペーパーも、赤ちゃんのおしりふきも水に溶けにくいものです。同様に生理用ナプキンや、おむつも流してはいけません。この2つは、特に流してはいけないでしょう。何故なら、漏れないように吸水性ポリマーが使用されている商品がほとんどな上、ビニールも使用されているからです。紙だからとトイレに流してしまわず、きちんとゴミ箱に捨てましょう。
食べ残しはなぜ流してはダメなのか?
排泄物を流せるなら、食べ残しも流れるだろうと考えてしまいがちですが、これもNG行為です。確かに排水管の直径以下のものであれば、流すことは可能です。しかし、食べ残しを流してしまうと、その食品の油が残留します。繰り返しトイレに食べ残しを流すと、食品の油が蓄積し、キッチンの排水口のように詰まってしまうのです。
同様の理由で、吐瀉物もトイレに流すことはおすすめできません。吐いてしまうとき、二日酔いでない限り、消化されていない食べ物が出てきてしまいます。消化できていないことは、食品の油も残ったままの可能性があるのです。トイレをゴミ箱扱いするのはやめましょう。
うっかり異物を落としてしまったときは
子どもがトイレにおもちゃを流してしまったときや、消臭剤のキャップをうっかり落としてしまったときは、慌てずに対処しましょう。まずは便器の奥に止まっていないか、確認してください。もし目視可能なときは、ゴム手袋などを着用し拾い上げましょう。目視できず、流れていってしまった場合は、完全に詰まってしまう前に、水道業者に連絡してください。慌てて再度水を流してしまわないよう、注意しましょう。
スマホや携帯電話、ハンカチやライターなど、ポケットに入る小物は、うっかりトイレに落としやすいです。便器内に落としてしまったときは、必ず水を流さずに拾い上げてください。ある程度、重量のある小物や、トイレの排水口の直径よりも大きいものは流れていきません。しかし、ハンカチは流れて行きやすく、かつ確実に詰まりの原因になってしまいます。うっかり落としてしまわないように、ポケットから取り出してから用をたすか、カバンの中に入れておくのが無難でしょう。
詰まりにスッポンは有効なのか
ズバリ、トイレのスッポンは、トイレットペーパーの詰まりにのみ有効です。詰まりの原因が他にある場合や、流すときにトイレから異音がする場合は、水道業者に相談しましょう。また便器にヒビが入っているなどの異常がある場合は、スッポンの使用は避けましょう。スッポンを使用することで、ヒビの状態が悪化し、破損しケガをする恐れがあります。
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