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水のコラム

2026.04.29

排水溝のトラブル

【2026年版】梅雨の大雨による浸水からご自宅を守る┃兵庫県の水まわり対策ガイド【水道職人:公式】


梅雨の時期に発生する大雨は、兵庫県の多岐にわたる地勢においてさまざまな水まわりトラブルを引き起こします。
六甲山系を背後に持つ都市部や、河川に近い平地、そして沿岸部など、警戒すべき浸水リスクは、お住まいの地域によって は異なります。
 
特に短時間で激しく降る大雨は、一瞬にして下水道の処理能力を超え、ご自宅のトイレや浴室に逆流被害をもたらす恐れがあるでしょう。
そこで本記事では、水まわりの専門家として、兵庫県の皆様に知っておいていただきたい具体的な大雨の対策と、浸水を防ぐための実践的な手順を詳しく解説します。
大切な住まいの安全を確保するために、今すぐ実践できる対策を確認していきましょう。
 

【兵庫県の地形での注意点】大雨と排水のメカニズム


兵庫県内には坂道の多い街並みや、山からの急流が流れ込むエリアが多く存在します。
これらの地形は、大雨でご自宅の水まわりに影響を与えることがあるのです。
大雨が降った際に、なぜご自宅の水まわりでトラブルが起きるのか、その仕組みを理解することが有効な対策となります。
 

山地と都市部が混在する兵庫県の排水リスク

山間部から市街地へと急勾配が続く地形では、大雨が降ると雨水が一気に低地へと流れ込みます。
アスファルトで覆われた都市部では雨水が地面に浸透しにくいため、短時間で下水道管内が満水状態になってしまうことがあるでしょう。
このとき、排水管の中に閉じ込められた空気が逃げ場を失い、ご自宅の排水口へ押し戻されることで、異音や悪臭が発生します。
これを放置すると、汚水が室内に溢れ出す深刻な被害につながるため、排水管や排水マスを掃除しておく、水のうを準備するといった、事前の準備が欠かせません。
 

兵庫県民に贈る水まわり防衛標語

実際に大雨の被害を受けると、焦ってどのように対応すればよいか思い出せないということが多くあります。
覚えやすくするために 、ここでは兵庫県の地名にちなんだ対策標語を提案します。
 
ひ:開いて確認、排水マス(排水マスが溢れてしまうと排水の処理ができず、排水の逆流や浸水につながります)
よ:余裕を持って、水のう準備
う:動くのは、雨が降る前
ご:ご自宅を守る、早めの点検
 
これらの行動を意識して、雨が本格化する前に水まわりの点検や準備を済ませておきましょう。
とくに最初の一歩となる、「ひ」の排水マスの確認は、浸水被害を起こさないため重要な作業です。
 

大雨による浸水被害を最小限に抑えるための準備


浸水被害を防ぐためには、気象情報に注意を払うとともに、物理的な対策を講じることが大切です。
ここでは、ご家庭で実施できる掃除手順と、逆流を防ぐための応急処置について解説します。
 

なぜ?梅雨の大雨で水まわりトラブルが増える理由

最初に、梅雨の大雨で浸水などの、水まわりトラブルが増える理由について解説します。
 
梅雨の大雨は短時間で大量の水が排水管などの排水設備に流れ込むため、普段は問題なく使用できている設備でも、処理が追いつかなくなることがあるのです。
とくに兵庫県では、平野部の都市排水と山間部の雨水流入が重なることで、排水負荷が高まりやすい傾向があります。
 

排水能力を超えることで逆流が起こる仕組み

大雨時には、雨水と生活排水が同時に下水へ流れ込みます。
その結果、排水管内の水位が上昇し、流れきれなかった水が逆流することがあるのです。
 

雨水の侵入による浸水リスク

排水だけでなく、外部からの雨水侵入も見逃せません。
玄関や勝手口、床下換気口などから水が入り込み浸水するケースも多く見られます。
 
関連記事:トイレつまりで逆流が発生!原因と今すぐできる対策
 

排水マスの掃除手順と注意点

屋外にある排水マスは、ご自宅の生活排水が公共下水道へ合流する前の中継地点です。
そのため、排水マスが落ち葉や泥で塞がっていると、大雨の際に排水が行き止まり、浸水の原因となることがあるでしょう。
 
排水マスの掃除は以下の手順で行ってください。
 

  1. 排水マスのふたの周囲に溜まっている土を除く
  2. マイナスドライバーを使用して、屋外にある排水マスのふたを、テコの原理で持ち上げて開ける
  3. 内部に蓄積している泥やゴミをスコップなどで丁寧に取り除く
  4. バケツで水を流し、排水が滞りなく先へ流れているかを確認する
  5. ふたの周囲に土砂が溜まっている場合は、それも取り除いてからふたを閉める

 
作業時はけがを防ぐため、軍手や長靴を着用して行ってください。
また、ご自身での対応が難しいと感じたときは、無理をせずに水道修理業者に、排水マスの流れの悪さやつまりについて相談しましょう。
 
なお、古い鋳鉄製(ちゅうてつせい)のふたや土砂がつまったふたをマイナスドライバーで開けると、マイナスドライバーが折れてけがをするリスク・ふたの縁が欠けるリスクがあります。
バールや専用フックをお持ちの場合、マイナスドライバーではなくこちらを使用してください。
 

どうやって使う?逆流を防ぐための「水のうの作成」と「設置方法」

下水道からの逆流を食い止めるには、水の重みを利用した「水のう」が効果的です。
水のうは特別な材料は使用せずに、ご自宅にあるもので簡単に作成できます。
 

  1. 40リットル程度の厚手のゴミ袋を二枚重ねにする
  2. 袋の中に半分程度の水を入れる※1
  3. 空気をしっかり抜きながら、口を紐や輪ゴムで固く縛る
  4. 雨が降る前にトイレの便器内(破損予防のため、トイレのふたや便座は上げる)、浴室や洗濯機の排水口の上に直接置く※2
  5. 玄関先などに段ボール箱に入れた状態で設置すれば、簡易的な止水壁(しすいへき)としても活用可能

 
水を入れた袋は重みがあるため、運ぶときに腰を傷めるなどのけがをしないように注意してください。
また、爪を引っかけると袋が破れ、家の中が水浸しになる可能性があります。
ネイルしている方や自爪の長い方は、作成時や設置時に軍手を着用した方がよいでしょう。
 
※1 満水にすると40kg程度の重さになってしまい、運ぶ際に腰を傷めるリスクが上がるため、20kg程度になるようにしてください。
※2 設置場所の耐荷重に注意してください。
 

急に降ってきた大雨時に行うべき応急対策

大雨は天気予報では晴れと言っていても、急に降ることがあります。
急な大雨の際は、被害を抑える行動を取りましょう。
 

排水の逆流を防ぐための応急処置
  1. 排水口にビニール袋をかぶせる
  2. 上からタオルを重ねる
  3. 水を入れた袋などで押さえる

 

浸水を防ぐための簡易対策
  1. ドアや窓の隙間にタオルをつめる
  2. ビニールで覆い水の侵入を防ぐ
  3. 水のうを設置して水の流入を防ぐ

 

【これが出ていたら要注意】排水トラブルの兆候を確認するセルフチェック表


異常を早期に発見することで、大きなトラブルを未然に回避できます。
大雨の前後は、ご自宅の水まわりに異常が起こっていないかをチェックするようにしましょう。
 

確認場所 チェックポイント 想定されるリスク
トイレ 水を流すと一度水位が上がる 排水管内の圧力上昇・逆流の予兆
キッチン 排水時にゴボゴボと異音がする 排水管内の汚れによる排水能力の低下
浴室 排水に時間がかかる 外部の雨水混入による排水過多
屋外排水マス マスの周囲から水が溢れている 家中の排水管のつまり・床下浸水の危険

 

NG行動と水道修理業者に依頼すべき基準

誤った対応は、被害の拡大につながります。
無理をせずに、水道修理業者に相談するようにしてください。
 

やってはいけないNG行動
  • 排水不良時に水を流し続ける:流れが悪い状態で水を使用すると、逆流のリスクが高まる
  • 無理な分解やご自身での修理:排水管を無理に触ることで、状況が悪化する可能性がある

 

水道修理業者に依頼すべき判断基準

大雨前後の水まわり設備の状態次第では、水道修理業者に相談することもご検討ください。
【依頼の目安】

  • 逆流が繰り返し発生する
  • 水が引かない状態が続く
  • 異臭やカビが発生している
  • 排水管の劣化が疑われる
  • その他、今までになかった症状が出ている

 
水道修理業者に依頼すると、専門知識を携えた作業員が丁寧に点検し、原因の特定や、適切な対応を行います。
 

大雨と水まわりに関するよくある質問


大雨の際に兵庫県の皆様からよく寄せられる疑問について、水まわりのプロの視点でお答えします。
 

Q1.激しい雨の最中に洗濯機を回してもよいですか?

大雨警報が出るような激しい雨のときは、洗濯機の使用を控えた方がよいでしょう。
洗濯では大量の水を使用します。
この大量の水を一気に流すと、下水道の負荷をさらに高め、ご自宅やご近所での逆流トラブルを誘発する恐れがあるでしょう。
 

Q2.マンションの上の階なら浸水対策は不要でしょうか?

いいえ、マンションでも注意が必要です。
共有の排水管がつまったり圧力がかかったりした場合、階下ではなく中層階や上層階で逆流が発生することもあります。
また、ベランダの排水口がゴミなどでつまっていると、ベランダに溢れた雨水が窓の隙間から室内へ入り込むことがあります。
そのため、上層階でも浸水対策が必要です。
 
フローリングの継ぎ目に水が浸透してしまった?放置してはいけない理由と対策について解説
 

Q3.雨が止んだ後も異音が続く場合はどうすればよいですか?

雨が止んでも異音が消えない場合、排水管の奥にゴミなどがつまったままになっている可能性があります。
無理に排水を流し続けると逆流の恐れがあるため、早急に水道修理業者へ相談し、点検を受けてください。
 

梅雨の大雨の不安を解消するために


大雨による水まわりのトラブルは、日頃のメンテナンスと事前の準備で被害を抑えることができます。
今回ご紹介した兵庫県向けの対策や標語を参考に、雨が降り出す前の点検を習慣にしてください。
 
また、ご自身での排水マスの掃除が困難な場合や、すでに不具合の兆候が見られる場合は、お気軽に「ひょうご水道職人」までご相談ください。
 
2024年3月にご訪問した兵庫県三木市の現場では、排水マスがつまり、排水不良が起こっていました。
このときは高圧洗浄を行ったところ、ドロドロの汚水が大量に溢れ出しました。
排水マスはご自宅のすべての排水の通り道です。
そのため、知らず知らずのうちに汚れてしまっていることがあるのです。
 
水を使用できないことはストレスにもつながります。
プロの技術による点検や掃除を行うことで、梅雨の時期も安心して過ごせる環境を整えられるでしょう。
 
浸水被害が起きてからでは、大切な家財を守ることはできません。
早めの対策で、大雨に強い住まいを目指しましょう。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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