水のコラム
2021.06.28
洗面所のトラブル
洗面所の蛇口や配管からの水漏れはどう直すのか?原因別の対処方法を紹介
目次
蛇口からの水漏れが起こる原因は?
水漏れが起こる原因は、蛇口の種類によって異なります。一般的に、洗面所の蛇口には「シングルレバー混合水栓」と「ハンドル混合水栓」の2種類があり、最近建てられた比較的新しい住宅に採用されることが多いのは、シングルレバー混合水栓になります。
シングルレバー混合水栓の水量や温度を調節するのは「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品で、この部分に何らかの不具合が起こることが水漏れの原因になるのです。バルブカートリッジに使われている部品が消耗することでレバーの下から水漏れが起こり、レバーを上げると蛇口から水が出るのと同時に、レバーの下からも水が漏れるという現象が起こってしまうのです。
一方のハンドル混合水栓は古くからあるタイプの蛇口で、ハンドル部分のパッキンが劣化することで水漏れが起こります。ハンドルの下から水が漏れている場合は、パッキンの劣化が原因と考えて間違いないでしょう。ハンドル混合水栓はシングルレバー混合水栓に比べて構造が単純なので、水漏れが起きても修理しやすいのが特徴です。
蛇口以外に水漏れが起こりやすい箇所
蛇口以外に水漏れが起こりやすいのは、以下のような箇所です。考えられる原因とともにまとめました。
・給水管、給湯管
給水管とは、各家庭に水を供給する際に使われている管のことで、水道局が管理する配水管から分岐し、そこから床下や壁の中を通って蛇口までをつなぐ管のことです。また、給水管から給湯設備へとつながっているのが給湯管です。給水管や給湯管で水漏れが起こると床やパイプが濡れるため、簡単に発見できます。水漏れの原因は、サビによる腐食や劣化による穴開きであることがほとんどです。
・排水管(下水管)
洗面所で使用した水を下水道に流してくれるのが排水管です。排水管からの水漏れは、経年劣化による穴開きや接続不良、凍結による破裂などが原因で起こります。また、詰まりが原因の場合も多く、「アクセサリーを落として詰まってしまった」という理由で水漏れが起こることも少なくありません。
水漏れを放置することで起こる被害
水漏れに気付かず放置してしまうと、被害が拡大することになるため注意が必要です。まず、床が水浸しになるので掃除が大変なのはもちろんのこと、湿気の影響を受けた床材が腐敗したり、家具や家電がダメージを受けたりする恐れもあります。
また、床下に入り込んだ水がカビやシロアリ被害を発生させる原因になり、建物の寿命を縮めてしまう可能性もあるのです。もちろん、カビは人体にも悪影響を及ぼします。住んでいる人がアレルギーを発症したり、カビが原因で増殖したダニによって感染症にかかったりすることも考えられるでしょう。
マンションなどの集合住宅だと、下の階まで水漏れの被害が及び、多大な迷惑をかけることになってしまいます。水漏れを放置すると水の使用量が増えて水道代も高くなってしまうため、一刻も早く対処しなければなりません。
自分でできる水漏れの対処法を紹介
水漏れを発見したとき、自分でできる対処法についてご紹介しましょう。
・部品の締め直しや交換をおこなう
排水パイプの接続部分にあるナットが緩んでいる場合は、締め直すことで水漏れが改善される可能性があります。また、蛇口のゴムパッキンが劣化して水漏れが起こっているのであれば、新しいゴムパッキンに交換するとよいでしょう。この程度の補修なら業者に依頼しなくても自分でできるケースが多いため、試してみるのがおすすめです。
・排水管の詰まりを解消する
排水管の詰まりが原因で水漏れが起きている場合は、掃除をして詰まりを解消しましょう。詰まりを解消するには、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使って詰まりの原因を引き抜いたり、液体式パイプクリーナーを流し込んだりする方法などがあります。排水口に重曹とクエン酸、お湯を振りかけて反応させることで詰まりを解消することもできるため、ぜひ実践してみてください。
・こんなときは業者へ連絡を
無理に自分で修理しようとすると水漏れ被害が拡大してしまう恐れがあります。水漏れの原因が特定できない場合や、交換用のパーツが売っていない場合、分解作業をする自信がない場合などは、必ず業者に修理を依頼してください。また、大量の水が漏れている場合も、自分で対処しようとするのは危険です。被害を最小限に抑えるためにも、早急に業者を呼びましょう。
洗面所の水漏れトラブルはひょうご水道職人にお電話を
ひょうご水道職人では、神戸市の他、姫路市、西宮市、尼崎市、養父市など兵庫県全域でキッチンをはじめとした水まわりのトラブルの解消に尽力しています。お客様からお電話一本でスタッフが現場に駆け付け、原因に応じて適切に対応いたします。水漏れやつまりなどでお困りであれば、ぜひ当社にご連絡ください。