水のコラム
2021.06.19
台所のトラブル
台所のシンク下からの水漏れ・キッチン床の水溜まりの原因と対処法
キッチンのシンク下から水が染み出ている、床に水溜まりができているなど、毎日使うキッチンの水回りにもトラブルはつきものでしょう。
とくに、蛇口ではなく排水口やシンク下の排水管などからの水漏れは、水の量も多く気づいたときには大きなトラブルになりがちです。
最悪の場合、床下まで水がしみこみ他のトラブルも起こしてしまいます。
ここでは、キッチン床に水漏れが起きてしまったときに、自分でできる対処法などを紹介していきます。
目次
床に発生する水漏れの原因は?
キッチン床に水漏れや水溜まりができる箇所は、主にシンク下の給水管・排水管にトラブルが起こっています。
トラブルの原因は、つなぎ目の緩み・詰まり・物がぶつかったことによる傷・経年劣化などです。
シンク下の収納部分では、物をいっぱいにしておくと配管にもぶつかり、それが配管の傷の元になってしまいます。
またあまり掃除が行き届いておらず、排水口パッキンが傷んでゴミが排水口の中に入りやすくなっていると、排水管の詰まりのもとになってしまい、そこからトラブルが起こっているのかもしれません。
さらに、どうしても経年劣化は避けられません。
戸建てでもマンションでも築数十年たっている、キッチンをリフォームしてから10年以上たっているという場合は、キッチンの配管以外にも水回り全体に劣化が見られると思いますので、大掛かりな交換修理も必要になるかもしれません。
水漏れ以外のトラブルとは?
水漏れ自体も、水道代がかさんだりキッチンが使用できなくなったりと、日々の生活に不便を強いられます。
しかし床の水漏れは、それ以外のトラブルのもとにもなりかねません。
水が床やキッチンの収納の細かい部分に入り込み、床下など建物自体にダメージを与えてしまうためです。
さらにマンション・アパートなどの集合住宅では階下の住民にも迷惑をかける可能性があります。
そのためにも、水漏れを発見したら速やかな対処が必要なのです。
・床や周りの家財が傷む
水がしみこむと、もちろんですがフローリングなどの床材が痛みます。
木材ですと腐る原因や黒カビの発生につながり、最悪の場合シロアリが巣を作って住み着く事にもなりかねません。
・家電や電気配線の漏電
水や湿気が床下や壁の内部に響くと、その付近に配置してある家電製品や電気配線に影響が出ます。
故障や漏電の原因にもなり、大変危険です。
・カビやダニの発生
床に水がしみこむ・キッチン内部にまで湿気が浸透してしまうと、カビやダニの温床になります。
カビやダニなどはアレルギーの原因になり健康被害を引き起こしますので、大きな問題です。
最近のキッチンはリビングとつながっていることもあり、家族の健康に大きくかかわってきます。
・階下の天井からの雨漏り
階下の部屋まで水漏れが及んでしまった場合には、階下の住民や大家さんに修繕費用を求められることがあります。
天井からの水漏れによる壁紙・床材の張り替え、コンクリート床の補修などのほか、被害にあった家財道具の弁償などが生じます。
お金の問題もありますが、ご近所や大家さんとの信頼関係にも響きますし、最悪退去しなければならなくなるケースもあるでしょう。
水漏れが起こってしまったときの自力での対処法
では実際水漏れトラブルが起こってしまったときはどうすればよいのでしょうか?
よくある原因別の対処法は下記のとおりです。
・シンク下の排水管・給水管のつなぎ目から水が漏れている場合
排水管や給水管のつなぎ目部分、ナットの緩みが生じて水漏れしてしまうことがあります。
こちらも、つなぎ目部分を触ってナットの緩みがないか確認しましょう。
緩んでいる場合は、給水栓を止めてからナットをレンチなどで締めてください。
そのほかにも収納した物が配管にぶつかることで、配管に傷がつき水漏れに発展するケースもあります。
ごちゃごちゃ物が置かれている場合は、一度まず整頓してから配管の状態をチェックしてください。
またキッチンが古い場合、経年劣化から配管に亀裂や傷みが生じて水漏れの原因になっていることもあります。
その場合は、部品や配管の交換修理が必要になりますので、水回りのプロにご相談ください。
・排水口の詰まりが原因の場合
詰まりの原因となっている排水管内部の汚れを取り除くことで解決できます。
たいてい食材カスや油が詰まりの原因となっておりますので、重曹やクエン酸が有効です。
まず三角コーナーや生ゴミキャッチャーをきれいに洗い、排水口のまわりをきれいにします。
排水口から重曹やクエン酸を水に溶かして流し込み、30分から1時間ほどしばらくおいてからゆっくりお湯を流し込みましょう。
重曹やクエン酸であまり効果がない場合には、市販の液体パイプクリーナーも利用してみてください。
ただし、これらを実行してもあまりトラブルが解消しないようであれば、無理せず専門の業者さんに頼みましょう。
・床下の排水管が破損・劣化している場合
自力での対処ができず、一番被害も大きいのがこのケースです。
この場合は、すでに床下にある配管に亀裂や破損が生じていますので、新しい部品との交換が必要になります。
速やかに水回りのプロである業者に連絡し、修理をお願いしてください。
マンション・アパートへの階下へ影響が出てしまったときの対処法
集合住宅の場合、水漏れで怖いのが階下への影響です。
万が一、階下に水漏れ被害が生じ、トラブルに発展した場合はどうすればよいでしょうか?
この場合は、火災保険や借家人賠償責任保険などの損害保険を利用しましょう。
保険内容によっては、階下への住人への賠償金なども保険金の対象になります。
また、自動車保険やクレジットカードなどに付帯している、個人賠償責任保険も利用できます。
まずは契約している保険を見直し、対象になるかどうか保険会社に相談しましょう。
・賃貸マンション・アパートの場合
基本的に大家さんや管理会社に連絡し、修理してもらいます。
建物の老朽化や配管設備によるものであれば、貸し主負担となりますが、借り主の過失など責任が認められる場合は借り主負担となります。
万が一借り主負担となった場合には、「借家人賠償責任保険」を利用しましょう。
水漏れなどのトラブルの修繕費や階下の住民への賠償について、カバーできるのが「借家人賠償責任保険」です。
たいていは賃貸物件の契約の際に、一緒に加入していることが多いですので、まずは書類を準備し保険会社へ問い合わせてください。
・分譲マンションの場合
分譲マンションは、基本的に戸建てと同様に修繕費は自己負担となります。
「火災保険」や「家財保険」、「個人賠償責任保険」に加入していれば、その負担が軽減できます。
「火災保険」で「水濡れ」についてあらかじめ補償対象にしていると、床や壁紙の張り替えなどの費用がカバーでき、さらに「家財保険」に入っていれば、家電製品や家具などの損害もカバーできるでしょう。
階下に被害が及んでしまった場合には、「個人賠償責任保険」を利用しましょう。
これは火災保険や自動車保険、クレジットカードに付帯していることが多く、水漏れ以外にも窓ガラスを割ったりなど日常の偶然の事故により他人に損害を与えたときに利用できます。
保険内容によって、カバーできる範囲や保険金の金額が変わってきますので、こちらも保険会社へ問い合わせてください。
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