水のコラム
2022.07.29
キッチン
キッチンリフォームができるまでの日数はどのくらい?
キッチンのリフォームを検討したときに、気になるのはリフォームの日数です。
リフォームは普段の生活に影響すること、近所にも挨拶が必要なことから、実際にどのくらいの日数でリフォームが完成するのか知っておきたい部分ですね。
そこで今回は、キッチンリフォームにかかる日数や流れなどをわかりやすく解説していきます。この記事を参考に、ぜひリフォームを検討してみてください。
キッチンリフォームにかかる日数はどのくらい?
キッチンをリフォームするには、3つの方法があります。それぞれで工期が異なるため解説していきます。リフォームにかかる日数が気になる方は、自分がやりたいリフォームの工期がどのくらいかかるのか参考にしてください。
キッチンを入れ替える場合
キッチンの入れ替えの工期の日数は、約2日〜1週間程度です。キッチンの場所を移動せず古いものを撤去してから、新しいキッチンに入れ替えるため日数はあまりかかりません。しかし、間取りの大きさや業者によって多少納期は前後します。
キッチンの入れ替えは、小規模なリフォームになるため水道が使用できなくなる時間も1〜2時間程度です。家全体の止水栓を止めて作業を行うので、この時間はトイレなども使用できないと考えておきましょう。
内装変更と入れ替えの場合
キッチンの入れ替えと一緒に、壁や床をリフォームする場合の日数は、約1週間が目安です。
この場合は、壁紙の張り替えや新しい床材を撤去して張り替える作業が行われます。そのためキッチンの入れ替えより、納期が長いと考えましょう。
内装変更とキッチン入れ替えの場合は、中規模なリフォームです。壁や床の張り替えは、キッチンの面積に対して納期が異なります。換気扇や給湯器の交換があるときは、配線の接続工事もあると考えてください。
キッチンをレイアウト変更する場合
キッチンをまるごとレイアウト変更するときの日数は、2週間〜1ヶ月程度になります。壁付タイプを対面式に変更するなど、キッチンの位置を移動させるリフォームは納期が長めです。キッチンが使えない期間が長くなるため対策も考えておきましょう。
キッチンのレイアウト変更をするフィフォームは、大規模なリフォームになります。給排水やガス管の移動をしたり、壁紙や床の張り替えをしたりするため、工期はかなり長めです。また、リビングとの仕切りを取り外す場合には、1ヶ月ほどの日数がかかります。
工期が長くなりやすいキッチンリフォームとは?
キッチンのリフォームは、だいたい作業開始から2日〜2週間程度です。しかし、なかには工期が長引くケースがあるため、工期が長くなりやすい事例をいくつか紹介します。下記のリフォームを検討している方は余裕をもって、計画を立てましょう。
オーダーメイドのキッチン
既製品のキッチンでは物足りないため、オーダーメイドで発注を検討する方もいます。オーダーメイドは、自由度が高く理想のキッチンに仕上げることが可能です。しかし、キッチンを1から作り上げるため、納期は長くなります。
部材ごとの素材選びや収納の位置、収納の位置やサイズなど決めることもたくさんあります。インテリアコーディネーターなどが所属している業者を探し、素材の発注や作成日数もかかるため、キッチンの納期は1〜2ヶ月ほどです。
海外製のキッチン
海外のキッチンスタイルに憧れる人も少なくありません。しかし、海外製のキッチンを輸入して自宅のキッチンをリフォームするには納期がかかります。キッチンを輸入する場合は、輸送でのやりとりです。
日本に届くまでに1ヶ月ほどかかります。到着後にリフォーム作業に入るため、納期が長くなるのです。最短でも注文から納品まで2ヶ月と考えておきましょう。目安としては2〜3ヶ月ほどになります。
特殊加工が必要なキッチン
キッチンの配線や構造上で、特殊加工が必要になる場合があります。この場合キッチンを仕上げるまでに1週間ほどかかり、完成するまでの納期は1ヶ月程度です。ショールームに展示されているキッチンでも、加工が必要になるものがあります。
ショールームを見学したときに、担当者へ発注から納期までの日数を確認することが大切です。キッチンが決まれば、すぐに納品されるわけではないため、細かい部分の確認もしておきましょう。
キッチンリフォーム完成までの流れ
ここからキッチンリフォームの実際の流れについて解説します。キッチンのリフォーム完成までに、細かい調査や打ち合わせなどをしなくてはなりません。決して安い買い物ではないため、流れを理解しながら余裕を持った計画を立てておくことが重要です。
情報収集
リフォームを検討するときに、情報収集や業者への問い合わせは大切です。どのようなキッチンにしたいのかをリストアップしておきましょう。リストアップすることで情報収集や問い合わせがスムーズに進みます。
イメージを明確化するために、雑誌やカタログ、Webから自分が欲しいキッチンのリフォーム事例などを確認することもおすすめです。
プランの打ち合わせ
情報収集が終わり、リフォーム業者が決定したらプランの打ち合わせに入ります。このとき必要になるのが、現在使用しているキッチンの寸法や写真です。それに加え、情報収集してまとめたリストアップを持参しておくと、プランの打ち合わせがスムーズに行えます。
担当者は、要望を確認しながら最適なプランを提案してくれます。理想のプランを実現させるための大切なプロセスです。
現場調査
次に現場調査に入ります。リフォーム担当者と工務担当者が、実際のキッチンまわりを確認していきます。現場調査では、キッチンの寸法を測定してガス管や電気の配線、搬入口などをチェックする作業です。
現場調査のとき、収納の問題点やスペースを把握してもらうためにキッチンは、そのままにしておきましょう。普段通りのキッチンを確認してもらうことが大切です。
見積もり・提案
現地調査を踏まえた上で、最終見積もりを提案してもらいましょう。打ち合わせで出した要望が通っているか、予算は範囲内でおさまっているかを確認しておきます。反映されていない部分は再確認をすることが大切です。
重ねて要望がある場合は、再度打ち合わせを行います。最終見積もりに納得ができるまで打ち合わせを重ねることも大切です。
契約
最終的な見積書に納得できたら、いよいよ契約です。キッチンの発注や工事日程の調整があるため、契約から工事開始までに目安として2週間ほどかかります。この間に、近隣への挨拶や、マンションであれば管理組合に届け出を済ましておきましょう。
近所への挨拶や管理組合への届け出をしておけば、騒音トラブルや契約トラブルを回避することができます。面倒だと感じても大切な流れなので覚えておきましょう。
リフォーム工事開始
契約から2週間ほどでリフォームの工事が開始されます。工事の流れとしては、養生作業から解体作業に入ります。そのあと設備の工事に入り、キッチンの取り付けが一般的です。壁や床も一緒にリフォームする場合は、内装工事が追加されます。
リフォーム工事中は、キッチンの使用ができません。工事中の食事や生活をどうするか、計画を事前に立てておくことが大切です。
完成・引き渡し
工事がすべて完成したら、いよいよ引き渡しです。引き渡しには担当者と一緒に、仕上がりの状態を確認していきます。引き出しや扉などがスムーズに動くかなど、細かい部分のチェックも忘れずに行いましょう。
また、設備の操作方法を確認しておくことも大切です。説明書一式はありますが、担当者がいるうちに疑問点を解消させておきましょう。
キッチンリフォームの工期を短くするには?
キッチンのリフォームの工期を短くする方法は、天候の良い時期を選ぶことや長期休みを避けることです。リフォームの作業は、天気に影響されることが多くあります。雨で張り替え用ボンドの乾きが悪くなったり、資材を濡らさないために作業が遅れたりします。
工事を行う季節を、天候が安定しているときにするとスムーズに工事が進みます。また、大型連休や土日を避けることで、工期を早められます。この2点を工事日決定時に、意識してください。
まとめ
キッチンのリフォームの日数は、新しいものへ交換するだけなら2日〜1週間程度と比較的工期が短く完了します。しかし、こだわりのキッチンや海外製のものを検討した場合は、かなりの時間がかかると考えておきましょう。
また、業者探しから完成までの期間は、平均2ヶ月程度かかるといわれています。余裕を持ち、リフォームに向けて動き出すことが大切です。