水のコラム
2021.10.02
トイレのつまり
誤った節水はトイレのつまりにつながる!避けるべき節水方法
水回りの中でも最も多くの水を使うのがトイレです。だからこそトイレでの節水をしようと考えている人も多いのではないでしょうか。家計の節約になる節水も、やり方を間違えてしまうとつまりやタンクの故障などのトラブルをまねきます。
そこで今回は正しいトイレの節水方法について紹介します。
これは間違い!NGなトイレ節水方法
まずは間違ったトイレの節水方法を確認しておきましょう。
・トイレタンクの水を減らす
トイレタンクの中にペットボトルやブロックなどを沈めて、タンク内の水量を減らす方法があります。この方法では、タンク内で内部の部品と接触して水漏れなどを起こす可能性があります。
また、タンクの水量が減る分だけ洗浄水も減り、排泄物やトイレットペーパーが排水菅などにつまりやすくなるので危険です。
・フロートに節水アイテムをつける
タンク内のフロートに節水アイテムを取り付けて、洗浄水を節約する方法があります。簡単に設置できる商品も多く、アイテムを使わないときに比べて、洗浄水の量を少なくできるのが利点です。
しかし、意図的に流す水を減らしてしまった結果、トイレのつまりを引き起こす可能性があります。
※フロートとはタンク内にある浮きゴムのことです。タンク内ではレバーの動きに合わせてフロートが上下します。貯水と排水を調節する弁の役割をします。
間違った節水は何が問題?
節水はいろいろな方法がありますが、中にはトイレのつまりやタンクの故障を引き起こす危険なやり方もあります。無理な節水が推奨されない理由を確認しましょう。
・トイレに必要な水量はどれくらい?
トイレに流す水量はメーカーや種類によって異なりますが、一般的に大レバーで6~8L、小レバーで3~5L程度のものが多いようです。
そもそもトイレの性能には基準が定められています。汚物を流し切るには水の力が必要なので、トイレにはまとまった量の水が必要不可欠なのです。節約になるからと基準値以下に洗浄水を減らしてしまうと、トイレづまりを引き起こしかねないので注意しましょう。
・間違った節水方法を避けるべき理由
間違った節水方法を避けるべきなのは、以下2つのリスクがあるからです。
1)トイレのつまり
2)タンク内の部品の破損
もちろん、節水自体は素晴らしい取り組みです。特に兵庫県の水道料金は、都市部より郡部のほうが高い傾向にあります。料金が高い地域では、トイレの節水が家計の節約に大きく貢献します。
しかし、不適切な節水方法によってトイレが故障し、高額な修理代が必要となれば本末転倒です。節水は適切に実践することが大切です。
正しいトイレの節水方法
では次にトイレの正しい節水方法を確認していきましょう。
・トイレのレバーで水量を使い分ける
トイレの大小レバーを意識して使い分けるだけでも節水につながります。大小を適切に使い分ければ1か月で約720Lの水が節約できます。
※参照:TOTOエコカフェ
・トイレットペーパーをシングルにする
厚みを気にして選ぶのもよいですが、使用時の量(長さ)を意識したことがあるでしょうか。大小レバーを使い分けるならシングルがおすすめです。
同じペーパーの長さならダブルは倍の量なので、トイレづまりを引き起こすリスクが高まります。大小レバーを使い分ける際は、シングルの使用でトイレづまりを予防しましょう。
一方でシングルは、使い心地がよくないという意見もあるかもしれません。しかし、一般社団法人日本レストルーム工業会の調査では、「厚みより重ねた枚数を重視している」という結果が出ています。言い方を変えれば、どちらを使用しても取り出す長さは同じということです。
・便器の交換
最近では節水仕様の便器も開発されています。節水を意識した商品は、便器の材質や洗浄時の水流に工夫がなされ、少ない水量でもトラブルを防げるように設計されています。水量を従来商品の半分以下にまで削減できる便器もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
・お風呂の残り湯を使う
お風呂の残り湯を使うのも節水方法の一つです。ただしお風呂の残り湯には皮脂や菌、カビなどが含まれているので、タンク内の汚れや黄ばみ、カビの繁殖といったリスクがあります。たとえばトイレ掃除のときなど、一時的な節水方法として利用するのがよいでしょう。
兵庫県でトイレの節水による不具合やトラブルでお困りでしたら、お気軽にひょうご水道職人へご連絡ください。
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