水のコラム
2021.06.25
台所のメンテナンス
セスキ炭酸ソーダの使い方は?キッチンシンクのお手入れ方法
キッチンシンク清掃で、便利に使えるのがセスキ炭酸ソーダです。
ナチュラルクリーニングに使えるアイテムとして、人気を集めています。
汚れに強いセスキ炭酸ソーダは、正しく使って効果的に汚れを除去していきましょう。
セスキ炭酸ソーダの特徴や使い方、お掃除方法を解説します。
セスキ炭酸ソーダとは?
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムから構成される、アルカリ性の物質です。
サラサラとした粉末で販売されているケースが多く、掃除をする際には、水に溶かして使用します。
重曹も同じアルカリ性の物質。
ただセスキ炭酸ソーダの方が、アルカリ性が強いという特徴があります。
このため酸性の汚れに対して強く、油汚れを落としやすいです。
重曹では歯が立たなかったような汚れに対して、セスキ炭酸ソーダで対処するのがおすすめです。
油汚れ以外にも、セスキ炭酸ソーダはさまざまな汚れを落としてくれます。
・皮脂汚れ
・せっけんカス汚れ
・焦げ付き
・タバコのヤニ汚れ
キッチン周辺では、頑固な油汚れや焦げ付き汚れ、せっけんカス汚れなどが発生しがち。
これらの汚れに総合的にアプローチできるのがセスキ炭酸ソーダの特徴です。
キッチンシンクでは水垢汚れも発生しがちですが、実は水垢は、アルカリ性の汚れ。
同じアルカリ性のセスキ炭酸ソーダでは落としにくいので、クエン酸など、酸性の洗浄剤を使用するのがおすすめです。
汚れの特徴を見極めた上で適切な洗剤を使用しましょう。
シンクのお掃除方法解説
シンクのお掃除にセスキ炭酸ソーダを使用するなら、以下の手順を参考にしてみてください。
まずクエン酸から使用することで、水垢もせっけんカス汚れも油汚れも効率よく落としていけます。
1.キッチンシンク全体にクエン酸水をスプレーする(水100ミリリットルにクエン酸小さじ1)
2.1~2時間ほど放置する
3.スポンジで軽くこする
4.全体を水できれいに流す
5.セスキ炭酸ソーダ水をスプレーする(水500ミリリットルにセスキ炭酸ソーダ小さじ1)
6.10分ほど放置する
7.スポンジで軽くこする
8.全体を水できれいに流す
9.ふきんで全体を拭き上げて掃除完了
セスキ炭酸ソーダを使えば、シンク全体から漂うなんとなく嫌な臭いを消臭する効果も期待できます。
油汚れに強いので、シンクだけではなくコンロ周りや換気扇のお手入れを同時に済ませてしまうのも良いでしょう。
重曹よりもさらに強力に、するすると汚れを落としてくれます。
セスキ炭酸ソーダ使用の注意点
クエン酸や重曹など、近年人気のナチュラルクリーニングに対して、「環境に優しい一方で効き目がマイルドなのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
セスキ炭酸ソーダを使えば、ナチュラルクリーニングであってもしっかりとした効果を実感できます。
ただ一方で、正しく扱うためにはいくつかの注意点を守るようにしましょう。
3つのポイントをお伝えします。
・セスキ炭酸ソーダ水は使い切ろう
セスキ炭酸ソーダを水に溶かしてできるセスキ炭酸ソーダ水。
手軽に大量に作れるため、「一度に大量に作ってスプレーボトルに保存しておこう」と思う方もいるかもしれませんが、これは辞めておきましょう。
セスキ炭酸ソーダ水は、長期保存には向いていません。
一度作ったスプレー水は、遅くても1~2週間以内に使い切るようにしましょう。
キッチンシンクの掃除で使って余ったときには、家じゅうのスイッチの手あか汚れを掃除するのがおすすめです。
柔らかい布にスプレー水を含ませたら、汚れた部分を拭いていきましょう。
臭いが気になる生ごみにシュッと一吹きすれば、消臭効果を発揮してくれます。
洗濯物の臭いにも有効なので、ぜひ幅広く活用してみてください。
・使用時には手袋着用がおすすめ
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の物質です。
弱アルカリ性とはいえ重曹よりも強く、直接、手肌に触れれば、皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。
キッチンシンクの掃除をするときには、手袋をはめた上でスポンジを使うようにしましょう。
万が一手に直接ついてしまった場合は、十分に洗い流すようにしてください。
ヌルヌルとした感触がなくなるまで、しっかりと洗っていきましょう。
なかなかきれいにならないときには、お酢を使って中和させます。
酢を塗布したあと、やはりきれいに洗い流してください。
・使える素材と使えない素材を見極めよう
幅広く使えるセスキ炭酸ソーダ水ですが、実は使用に向かない素材もあります。
キッチン周辺で特に注意したいのは、漆器とアルミ。
特に注意したいのは、アルミ製の鍋です。アルミにはアルカリ性に反応して黒ずむ性質があり、セスキ炭酸ソーダも例外ではありません。
キッチンシンクのついでに鍋の焦げ付きを落とそう!と思ったときには、まずは鍋の素材に注目してみてください。
アルミ製のアイテムは、事前に取り除いておくと安心です。
キッチンシンクの詰まりで悩んでいるときは?
キッチンシンクの詰まりで悩んでいるときも、軽度であれば自力での対処が可能です。
ただ「水が全く流れない」「異音や水漏れトラブルも併発している」という場合は、プロに対処を依頼するのがおすすめです。
排水溝の汚れや詰まりの原因を、確実に取り除いてもらえるでしょう。
ひょうご水道職人は、水回りの修理のプロです。
排水溝の詰まりや水漏れであれば、なんでもお気軽にご相談ください。
兵庫県内であれば、川西市や三田市、丹波市、洲本市、南あわじ市、赤穂市など、県内全域に対応しています。
DIY掃除とプロの修理で、キッチン全体を生まれ変わらせましょう。