水のコラム
2021.06.25
お風呂のメンテナンス
お風呂場で使う「防カビ剤」とは?特徴と使い方を知ろう
お風呂場で発生する黒カビ・赤カビ汚れをなんとかしたい!と思ったときに、頼りにしたいのが防カビ剤です。
さまざまなメーカーが発売する人気アイテムの一つで、実際に取り入れている方も多いのではないでしょうか。
これから導入を検討する方にとって気になるのが、防カビ剤に関する基本的な知識です。
仕組みや特徴、注意点に使い方など、知っておきたい情報をまとめます。
防カビ剤とは?
防カビ剤とは、名前のとおりカビを予防するための専用アイテムです。
湿気が多い日本では、住宅内のさまざまな場所でカビトラブルに悩まされがち。
あらかじめ防カビ剤を使用しておけば、カビの発生スピードを遅くしたり、大量繁殖を抑制したりする効果が期待できます。
防カビ剤には、以下のようにさまざまな種類があります。
・設置型
・スプレー型
・煙型
設置型は、カビが気になる場所に置くだけでOKと、気軽に扱えるというメリットがあります。
湿気が溜まりやすい押し入れなどで使用するのに適しています。
スプレー型は、防カビ剤を配合した液体を、壁や床、布地等に直接吹きかけて使用します。浴室で使用するタイプの中で、近年人気を集めているのが煙型です。
空気中に漂うカビの原因菌に効果がある煙を浴室中に充満させることで、カビの発生源を効率よく除去できます。
空気中の原因菌をやっつけて防カビ効果を発揮するため、壁や床を水で洗い流したからといって、防カビ効果が落ちるわけではありません。
手軽にカビ予防ができるアイテムとして人気を集めています。
防カビ剤が広がる前までは、「カビ発生→きれいに除去する」というお手入れスタイルが一般的でした。
とはいえこの方法では、「カビ汚れに悩まされる時期が生まれてしまう」「発生したカビをきれいに除去できない」などのトラブルを、完全に避けることはできませんでした。
防カビ剤の使用が一般的になった今、浴室内のカビ汚れは「定期的なお手入れ→カビを発生させない」というスタイルへと変化してきています。
健康被害が起きるリスクも掃除の手間も、最小限にできるでしょう。
防カビ剤の使い方
防カビ剤の使い方は、アイテムによって異なるもの。
ここでは、近年人気の煙型防カビ剤の使い方を解説します。
1.浴室内のカビ汚れを除去する
2.浴室内に防カビ剤をセットする
3.防カビ剤の専用容器の、指定ラインまで水を入れる
4.本体をセットしたら浴室を出る(一定時間後に煙の噴出スタート)
5.90分以上放置する
6.30分以上換気してお手入れ完了
防カビ剤を使用する際は、浴室の換気扇はストップしておきましょう。
ただし「換気扇の中までカビ予防したい」ということであれば、換気扇を回したまま使用できるアイテムもあります。
煙型の防カビ剤の効果は、約2ヶ月程度持続します。
効果が切れかけた頃に再度使用すると、カビが生えにくい状態を長くキープしていけます。
お風呂場では、床や壁以外にもカビ汚れが気になるアイテムも少なくありません。
・子どものおもちゃ
・浴槽用のふた
・ボディタオル
・洗面器やバスチェア
煙を炊いているときに、これらのアイテムも浴室内に入れておきましょう。
防カビ効果を期待できます。
ただし水垢汚れやぬめりを除去する効果はありませんから、カビ取り以外の清掃方法も上手に組み合わせてみてください。
防カビ剤を使う際の注意点は?
便利に使える防カビ剤ですが、使用する際にはいくつかの注意点もあります。
煙型の防カビ剤について3つの注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
・使用できない素材がある
浴室の床や壁はもちろん、一緒に入れておけば、さまざまなアイテムに防カビ効果を付与してくれる煙型。
とはいえ実際には、使用できない素材もあるので注意してください。
浴室内に銅製のストレーナーやしんちゅう製の装飾金具がある場合、煙と反応して変色する可能性があります。
できれば取り外して、浴室外に出してください。
また観葉植物にも注意が必要です。
煙がかからないように、事前準備はしっかりとしておきましょう。
・カビ取りは使用後でもOK
防カビ剤といえば、「まずはカビ取りをしてからしか使えない」と思っている方も多いのではないでしょうか?
浴室内のカビ取り作業は、決して楽なものではありません。
時間も手間もかかるため、「まぁそのうちに」と思っている間に、どんどんカビが広がりがちです。
煙型の防カビ剤の中には、カビ取り前でも使用できるものがあります。
発生したカビを除去する効果はありませんが、「それ以上被害を広げない」という効果が期待できるでしょう。
まず防カビ剤を使用した上で、改めてカビ取り作業をすることも可能です。
カビ取りと防カビの順番は、ご自身の予定に合わせて決めてください。
・使用方法はよく読んで
浴室中に煙を広げて使う防カビ剤ですが、使用方法を誤ると、「思ったよりも煙が出ない」なんて事態にもなりかねません。
特に以下は間違えやすい項目なので、使用前には充分に注意してください。
・本体の向き(上下)
・水の量
・袋を開封するタイミング
説明書きのとおりに、正しく使用しましょう。
防カビ剤を使っても浴室の臭いが気になる場合は?
防カビ剤で黒カビや赤カビの発生を抑制できても、「浴室の臭いが改善されない…」というケースも少なくありません。
こんなときには排水溝内の汚れや詰まりが原因で、悪臭を発生している可能性も。
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